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子ども同士のトラブルにモヤモヤ…。どう謝罪する? どの対応が正解?

Woman.excite / 2018年6月21日 0時0分

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子ども同士のわざとじゃない“ケガのトラブル”

ウーマンエキサイトで人気連載中のちゅいママさんの記事「わざとじゃないけど子どもがお友達に怪我を! 親はどうする?」で、子どもの過失についてのアンケートを実施しました。

© tatsushi - stock.adobe.com


ケガをさせた側、ケガをさせられた側、どちら側に立ってもケガは嫌なもの。アンケートからは、対応に困った例や、相手や園の対応にモヤモヤしたというママたちの体験談が集まりました。

■約80%がケガのトラブルを経験している
子ども同士のわざとじゃない“ケガのトラブル”

© milatas - stock.adobe.com


みなさんは、自分の子どもが友だちにケガをさせてしまった経験がありますか? もしくは友だちにケガをさせられてしまった経験がありますか?

アンケートでは、子どもが友だちにケガをさせてしまったことが「ある」人が79%、逆に「ない」と答えた人は20%でした。
Q.子どもが友達にケガをさせてしまった(させられてしまった)など、子ども同士のトラブルの経験がありますか?
ある 79%
ない 20%
その他 1%

じつに約80%というとても多い割合で経験しているケガの問題。ケガを完全に防ぐのは不可能なのかもしれません。そうであるのなら、ケガをさせてしまった、させられてしまったときに“どう対応するか”は日ごろから考えておくといいかもしれませんね。

■こんなことで子どもの事故が起こりやすい
子ども同士のわざとじゃない“ケガのトラブル”

© Monet - stock.adobe.com


ちゅいママさんは、幼い子どもはとくに、「体型からして転びやすいフォルムをしていますし、自分1人で歩いていてもコケちゃうぐらいなので、集団の中にいれば誰かとぶつかったり、転んだり、転ばさせてしまいがち」といいます。

アンケートでは、「出会いがしらにぶつかる」など、相手の存在に気づかず起こる事故や、「幼稚園や保育園、公園でなどで遊具を使っているとき」など、予期せず起こった経験談が挙がっていました。
息子が走り回っていて、1学年下の子に勢いよく衝突してしまい、相手の子は勢いで、跳ね飛ばされて転倒、後頭部をぶつけてしまったということがあります。起こってしまったことにびっくりして、相手の子が心配で、息子には共感よりも先に「ごめんなさいは!」という言葉が出てしまいました。日頃から室内で遊ぶときは走らないと言うことは伝えていますが、楽しくなってスイッチが入ってしまうと、その言葉もどこかへ行ってしまい、走ることに夢中になってしまいます。相手の子にケガはありませんでした

子ども同士の思いもよらない衝突はいつどこで起こっても不思議ではないできごと。とくに子どもは遊びで夢中になると、まわりが見えなくなってしまうので、よりママの注意が必要となってくるのかもしれません。

■ケガをさせてしまった場合、どう対応する?
子ども同士のわざとじゃない“ケガのトラブル”

© wckiw - stock.adobe.com


わざとじゃなくても、わが子がケガをさせてしまった場合、「どんな対応をすべきか」親は悩むところ。精一杯謝っても、「あとから、あれでよかったのだろうか?と考えてしまう」といった不安の声も多く聞かれました。
座っていた娘が立ち上がろうとしたときに、娘の頭がお友だちの顔に勢いよくぶつかってしまいました。お友だちは「大丈夫、大丈夫」と言ってくれましたが、目からは涙…。娘はぶつかっちゃったことと泣かせてしまったことに号泣…。私からお友だちとお母さんに謝り、娘には「わざとじゃなくてもぶつかってしまったら謝る。自分がお友だちの立場だったらどう?」と話をしました。落ち着いたところで本人から「謝りたい~! ごめんね~」と泣きながら謝罪。子ども同士のトラブルは難しいですね…。
小2の長男が自分が嫌がるあだ名で呼ばれて、けんかになり、(お友だちが)転んだ弾みで机の角で頭を4針縫うケガを負わせてしいました。先生はクラスのみなにわざとではなく、「皆さんにもおこるかも知れない事故です」、と話をしてくれたそうです。息子本人に経緯を聞いたあと、「どうしたら良いと思う?」と尋ねるとお友だちに謝りたいと…。とりあえず親子で謝罪に伺い、夜父親と再度訪問しご両親に謝罪。息子も謝り、お友だちと握手で仲直りしました。抜糸の日まで、経過を伺う電話を何度かいれました。先生、お友だちのご両親に恵まれたことに感謝しています。
子どもが小さい頃、冗談でやり取りした結果ケガをさせたことがあります。私は現場におらず、ケガをさせた日に、子どもから私に報告はありませんでした。翌日相手の母親から「警察に突き出して牢屋に入れる」と言われ、恐怖で泣いて帰ってきたことで事件が発覚しました。すぐにケガをしたお子さんに対してたくさん謝り、母親には土下座しました。子どもには、(親が)目の届かないところでトラブルがあった場合には、すぐに報告するようにも伝えました。そこから私も恐怖心ばかりです。

子ども同士のわざとじゃない“ケガのトラブル”

© hikdaigaku86 - stock.adobe.com


小さい子どもを持った親同士であれば、「お互いさまですよ」と声を掛け合えることが多いと思いますが、相手によってはそうはならないこともあります。「自分の子どもの言っていることをうのみにして、相手を悪者にする親」というトラブルがあったという人も。また親がどこまで介入するのかという問題も発生してきます。

親や先生が見ていないところでの事故は、真相が見えづらく、自分の子どもを信じたい気持ちとの間で葛藤が起こります。まずは「双方から話を聞くこと」が大事になってきます。また、子どもは自分の非を隠したがる場合があります。家に帰ってきていつもと様子が違っているときはもちろん、普段から「今日は誰とどんな遊びをしたのか」など、話を聞くようにすることも重要かもしれません。


■謝れない子どもはどうすれば?
子ども同士のわざとじゃない“ケガのトラブル”

©siro46 - stock.adobe.com


基本的にはケガをさせてしまった場合、謝ることで問題は解決する場合が多いと思います。しかし当事者は小さな子ども。「わざとじゃない」場合は、なかなか謝ることも難しいのではないでしょうか。
5歳なのですが、本当に謝れません。悪気はなくても、ふざけていてわざと押したりひっぱったりしているので、100パーセント息子が悪いことが多いのでタチが悪く。謝れないことでこちらとしては本当に申し訳ないし後味も悪いのでついムキになって謝らせようとしてしまいます。親である私の謝る姿で学んでくれれば良いのですが、すでに年長ということもあり悩ましいです。

その場で謝れなかった場合には、あとから子どもにその場の状況とお友だちの気持ちを伝えて、謝る必要があることを声かけているという方もいました。また見ていなかった場合には、自分の子にも状況を確認しているとした方も。

相手が泣いていたりするとママも動揺して、子どもに「謝りなさい!」なんて怒ってしまったりすることもあるでしょう。でも、そこは落ち着いて、子どもの気持ちに寄り添いながら、話してみることを心がけたいもの。

■自分の子がケガをさせられた場合は…?
子ども同士のわざとじゃない“ケガのトラブル”

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一方、子どもが「ケガをさせられたとき」のエピソード。相手の対応次第で、これからの当事者同士の関係、親の後味もまったく違ってくるようです。

悪意がなくケガをさせられたときに、相手の親からきちんとした謝罪があったことで、それを機に仲良くなったというエピソードがある一方で、あとあとまで対応をめぐって悩むケースも。
追いかけっこ中、息子が急に方向転換、うしろにいたお友だちはそのまま息子にぶつかり、唇が切れて血が出ていました。相手のお母さんは子どもに「謝りなさい」と言ってくれましたが無言。わざとじゃない、自分も転んで痛いのになんで?っていう気持ちもわかる。息子が急な方向転換したからだし、でも血が出て痛がってる息子。ケガの重症度はいまは別問題なのか。私は息子に走ると危ないことを伝えて口を洗いに行きました。息子にだけ我慢させたかな。どう対応するのが良かったのか、いまでも思い出します。
いままさにその渦中です。4歳の息子が自転車に乗っていたときに、隣の家の子が強引に止めたため、転倒し左肘を骨折。救急車で救急外来受診後、入院・手術をしました。術後3ヶ月は膝に釘とワイヤーで固定しなければならず、いまも活動をかなり制限されています。
当の本人(隣の子も4歳男児)は謝ってくれません。ご両親から謝罪はありましたが、以降の対応がいまひとつで今後も隣同士付き合っていくと思うと正直しんどい。

わざとじゃないのはわかっているけれど、やはりまずは「謝ってほしい」と思うのが、親の本心ではないでしょうか。

ケガをさせた子ども本人はまだ小さく、謝れないこともあるかもしれません。子どもに「謝りなさい」と促すだけでなく、相手のママが誠意をこめて代わりに謝ってくれていたら…。ケガをさせられた側のママも自分の対応が合っていたのか、間違っていたのか、いつまでも引きずるような気持ちにならずすんだかもしれません。

■“泣いた”ほうが被害者になる?
子ども同士のわざとじゃない“ケガのトラブル”

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わざとじゃなくても「ケガをさせてしまった」側が謝るは必要なことだと思います。でもケガをさせた側が“泣いて”しまったらどうでしょう? 次にご紹介するのは、本当は「謝られる立場」だったのに「謝る立場」になってしまったという驚きのエピソードです。
息子小学2年生の頃、学校で女の子の悪いところを注意したら、手に鉛筆をさされ出血。注意されたことが悔しくて泣いてしまい、何故か息子が謝ったそう。たしかに注意のときの口調は良くなかったようで、謝ったのはえらかったと思ったけど、ケガさせられたのに先生から先に謝るよう言われ、私は納得いきませんでした。本人は気にしていなかったし、今後の学校生活がやりにくくなったら嫌なので、私も何も言いませんでした。

自分の子どもがケガをさせられてしまったから相手の子どもに「気をつけようね」と言ったところ、相手の子どもに泣かれてしまい、その場にいなかったお母さんに「子どもが怒られた」と思われてしまったというエピソードも。結局、その家族と疎遠になってしまうという結末に…。

その事故が起こった瞬間を見ている人がいなかったり、どちらかが泣いてしまったりすると、“謝るべき立場”が揺らいでしまう可能性があります。その場にいる親なり先生が、双方によく話を聞いて状況を判断しないと、対応次第では、子どもが大人に対して信頼を失うことにもなりかねません。


■“ケガをさせた人物がわからない”とモヤモヤが残る!

また、今回行ったアンケートには、幼稚園や保育園、小学校のケガ対応に対して“モヤモヤした”というエピソードも多く集まりました。
保育園の中でのことなので先生から説明を受ける際には相手のお子さんの名前は言われません。逆にケガをさせてしまった側の親御さんには相手の名前は説明されます。大抵の親御さんは一言謝ってくれますし、こちらも「お互いさまですので〜」と答えて終わりますが、入園したばかりの0歳クラスの頃、息子の頬に園が通院させるか迷うほどのひどい噛み痕が付いて帰ってきたことがあります。そのときは相手が誰なのかわからないままで、モヤモヤしました。
保育園で、しょっちゅうお友だちに噛みついているらしいうちの長男(3歳)。でも、イマドキの保育園って、トラブル防止のために相手のこと言わないで、「噛みついた」っていう事柄だけの報告。その前後に何かあるはずだし、長男だって、理由もなしに噛みついたりはしないだろうと思ったり。逆に噛まれることも多々あって…。トラブルをトラブルとして教えてもらえないもどかしさ。

昨今は、親同士のトラブルを避けるため、また「ケガは園や学校の責任である」という考えから、相手の名前を言わない決まりになっている施設が多い様子。ケガは親にとってセンシティブな問題なだけに、あとあとまで“モヤっとした気持ち”を引きずってしまうのかもしれません。

■“相手に気持ちが伝わったかどうか”が解決に結び付く
子ども同士のわざとじゃない“ケガのトラブル”

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親や先生が目を離した瞬間におきがちな子ども同士のトラブル。そのトラブルを解決するには、“相手に気持ちが伝わったかどうか”が大きく関係してくるといえそうです。アンケートでも、「まだ小さい子ども同士のトラブルは親の態度、言動で、全然違った終着点になると思います。同じ位の子を持つ親でも、感じ方が違う事もあるので」というママの意見もありました。

しかし、そのときに気を付けたいのは、一方的に「ケガをさせた側が悪い」とすること。ケガをさせた側も、した側も、子どもは少なからずショックを受けていることが多くあります。頭ごなしに叱ってしまったり、自分の子どもを悪いと決めつけてしまったりしないで、じっくり子どもの話を聞くことが親子の信頼関係につながるのではないでしょうか。

起こった出来事を客観的に子どもに伝えてあげて、どうすればいいのか、子どもに気持ちを聞いてみる。起こった物事と自分の感情を言い表すことは、今回のようなトラブルだけでなく、今後もさまざまな場面で必要になってくるでしょう。普段から家庭でこういった会話を心がけるといいかもしれません。

それでもどうしても子どもが謝れない場合は…ママが代わりに謝ることで、相手に気持ちを伝えることが大事だと思います。ちゅいママさんは「今はごめんなさいが言えなくても、私が伝えるべきことを伝えている姿を見せつづければ、成長とともに言えるようになると思います」と言います。

わざとじゃないこと、悪気はなかったこと。でも、ケガにつながってしまったら謝るべきだということ。頭でわかっていても、受け入れるまでには時間がかかるのだと思います。いつか「ごめんなさい」が言えたら、大きな成長だと喜びたいですね。
子ども同士のわざとじゃない“ケガのトラブル”

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Q.子どもが友達にケガをさせてしまった(させられてしまった)など、子ども同士のトラブルの経験がありますか?
回答数:128

Q.子ども同士のトラブルについて、エピソードを教えてください
回答数:45
(アンケート集計期間:2018/6/7~2018/6/10)

(古口春菜)

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