帝王切開後、まさかの大量出血に騒然…! 双子出産で痛感したこと【ふたごむすめっこ×すえむすめっこ 第5話】
Woman.excite / 2018年8月20日 13時0分
こんにちは。4歳の双子と1歳の末っ子の三姉妹の母、田仲ぱんだです。今回から2回にわたって、双子出産当時をふりかえってみたいと思います。
■双子妊娠が発覚! 泣く泣く転院することに
私が双子の妊娠を知ったのは、妊娠8週目、2回目の妊婦健診のときでした。
そのときは実家の近所にある、食事がおいしいと有名な個人の産婦人科にかかっていました。実家から近いし、里帰り出産のときも通うのが楽だよね~なんていっていたのですが、双子だとわかったとたん、
「双子はリスクがあるから、総合病院へ転院してね」
とあっさりいわれ、泣く泣く実家から車で1時間かかる距離の総合病院で出産することになりました。
双子出産にリスクがあるといわれるのには、いくつか理由があります。
わが子の場合は、一絨毛膜二羊膜(いちじゅうもうまくにようまく)といって、2人でひとつの胎盤を共有していたため、双子同士で血液の供給のバランスが悪くなることにより、多血症などさまざまな症状を引き起こす「双胎間輸血症候群」や、「バニシングツイン」といって双子の片方が亡くなってしまうなどのリスクが懸念されました。
そのため、NICUなどの設備が整った総合病院で産むことをすすめられます。
とにかく双子だとわかったとたん、こんなにもたくさんのリスクを医師からいわれるので、当時の私の心境は「こ、怖い」「気をつけないと…!!」という感じで、毎日毎日をびくびく過ごしていました。
■「切迫早産」を乗りきり、いよいよ出産!
といっても、母親にできることは少なく、なるべく安静に過ごすこと、高血圧症にならないように食事を和食にするぐらい。
そんな風に気を遣って妊娠生活を過ごしていた私ですが、妊娠28週近くになり、通常の臨月の妊婦より大きいおなかをになったころ、頻繁におなかが張るようになり、ときにはしゃがんでしまうぐらいの痛みを伴うようになりました。
そして里帰り先の病院で「切迫早産」と言われ、そこから24時間点滴につながれたままの絶対安静寝たきり生活となります。
そして37週0日目、異常なまでに膨らんだおなかを抱えて、ついに帝王切開のため手術台に上がることに…!
このときの私の気持ちは、なにしろ、大きいおなかは内臓を圧迫して食事も受けつけないほどでしたし、2ヶ月近く寝たきりだったこともあり、
「あぁ、やっと産める! この苦しさから解放される!!」
という気持ちでした。
■ついに双子誕生! ところが…
長女2,486g、次女2,642gと、双子にしては十分な体重で二人は生まれました。
そして、これから帝王切開で開いたおなかを閉じようとしたとき、
夫から聞いた話によると、娘たちは入ってすぐに手術室から出てきたのに、私は全く出て来ず、「縫うだけなのにおかしいね~」「何かあったのかな?」と非常にやきもきしていたそうです。
私が意識を取り戻したのは病室。
朝の9時に出産したのですが、出てきたのはお昼近くになってからでした。
結局輸血にはならなかったのですが、このときの出血は2,637mlもありました。
帝王切開の術後は癒着を防ぐためによく歩くようにといわれるのですが、貧血でふらつきがひどいため、母乳も出ず、術後も2、3日はベッドに横になっており、母子同室はできませんでした。
一卵性双生児だったわが家の双子は、ひとつの胎盤を共有していました。そのため、胎盤も通常より大きく、それが剥がれ落ちたときの出血が非常に多かったようです。
■出産は、何が起こるかわからない
双子出産はリスクがたくさんあります。
私の出産は双子のわりには順調にいった方だと思うのですが、切迫早産込みの管理入院をし、万全の態勢で出産に挑みましたが、最後の最後に大量出血がありました。総合病院だからこそ対応できた部分もあると思います。
何が起こるかぶじ生まれるまでわからない。双子に限らず、妊娠、出産というものはそういうものだと思います。
次回は、双子出産後にとくにつらかった「後陣痛」について紹介します。
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本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり
医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。
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(田仲ぱんだ)
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