「子育てに終わりはあるの?」ナナイロペリカンさんに聞く「泣いて笑って育児のいろは」
Woman.excite / 2018年8月25日 20時0分
![「子育てに終わりはあるの?」ナナイロペリカンさんに聞く「泣いて笑って育児のいろは」](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/womanexcite/womanexcite_E1534738721227_0-small.jpg)
著者であるナナイロペリカンさんの日々の子育てがギュギュっとつづられているコミックエッセイ『いろはにちへど おかわり』。思わず笑ってしまうエピソードばかりで、ご自身がとても子育てを楽しんでいそう! と想像できます。
そんなナナイロさんに、子育てについてインタビュー! 実際の毎日について聞いてみると…
「子育てって不可抗力の連続です」
「こんな便利な現代なのにコントロールできない、それが子育て」
「どうしようもないときはトラブルに目を向けない。“目をつぶり”ます」
…と、名言? 迷言? が飛び出す飛び出す! やっぱり育児って、半端なく大変ですよね…と、共感しつつ、今回はナナイロペリカンさんご自身の子育てにクローズアップして、お話を聞きました。
子育てコミックエッセイスト ナナイロペリカンさん
1982年東京下町生まれ。小3と年中の姉妹の母としてドタバタ育児に追われる毎日を、ユニークなイラストと笑えるワードで漫画に綴る。妊娠時代から始めた育児ブログ「たまご絵日記」が人気となり『たまご絵日記』『たまご絵日記2』(マイナビ出版)として出版。その後、幼児雑誌『おともだち』で連載された育児コミックエッセイが『いろはにちへど』『いろはにちへど おかわり』(講談社)として書籍化され、話題に。
■ナナイロペリカンさん流子育て「原点は自分の両親かも」
――子育てで大切にしていることは?
ナナイロペリカンさん(以下、ナナイロさん):いろいろあるのですが、一番は、子どもでも「一個人として尊重すること」ですね。なかなかできないのが現状なのですが…。
――具体的にはどのようなことですか?
ナナイロさん:例えば、つい自分の子どもを頭ごなしに叱ったりしてしまうことってあると思うんです。でも、子どもとはいえ一人の人間。叱り方も気をつけないとな、と思います。
また、子どもがある程度大きくなったら、やりたいことは応援してあげたいです。私が小学校高学年の頃「鳥を飼いたい!」と親にうったえたら「いますぐ買いに行こう!」とすぐ実行してくれて。それまで生き物を飼うのはずっとダメだと言われていたので、やっと自分の意見を尊重してくれた!って、めちゃくちゃうれしくて、思い出に残っているんです。
だから私も、なるべくなら娘たちがしたいことのチャンスを逃さないように、かなえてあげなきゃって思います。そこで、ふだんのダメな親を帳消しにしようという魂胆もありますけど…(笑)。
![](https://s.eximg.jp/expub/feed/Woman_woman/2018/E1534738721227/1534738959_2.jpg)
なかなか理想通りにはいかない、それが子育てだったりもします…
――ご自身の子どもの頃の経験が大きいのですね。
ナナイロさん:そうかもしれません。両親には、やはり影響を受けていますね。父親は六本木でジャズバーをしていたので、大人の楽しい世界によく連れて行ってもらいました。母親は当時にしては珍しく、フルタイムで働いていました。私が子どもの頃も、好きなことを楽しんでいるタイプの親でしたね。
そんな親の姿を見て育ったからこそ「大人って楽しそう。早く大人になりたい」という夢が見られたのかもしれません。私もそうありたいと思っています。
――ご自身の子どもの頃と娘さんの性格はやはり似ていますか?
ナナイロさん:次女・キミ子のこだわりや我の強い性格は、私ゆずり。長女・タマ子のおだやかな性格は、パパゆずり。両親のいいところだけではなく、そうでないところもうまいこと受け継いでくれたな…と思います。だからこそ、愛おしいですね!
![](https://s.eximg.jp/expub/feed/Woman_woman/2018/E1534738721227/1534738959_5.jpg)
ページを追うごとにますますいい味を出してくれる次女・キミ子ちゃん
■子育てコミックエッセイ「わたしにとっての家族アルバム」
――コミックエッセイを描いていて良かったですか?
ナナイロさん:ふだんのことをそのまま描いているんです。だから、親としてダメな自分を振り返るいいキッカケにもなっています。とはいえ、いつまでたっても同じことを繰り返してしまっているんですけど…。
あとは、「家族アルバム」的な感じでしょうか。写真はスマホでつい撮りっぱなしになってしまっているので、このコミックが私にとっての家族アルバム。娘たちが大きくなって子育てするときに、読んでくれるとうれしいですね。そういった意味でも、本に残るというのはありがたいことです。
![](https://s.eximg.jp/expub/feed/Woman_woman/2018/E1534738721227/1534738959_3.jpg)
読み返すと「そんなことあったな〜」と思い出させてくれる大事な存在です
――家族は読んでくれていますか?
ナナイロさん:タマ子は温かい目で見守ってくれます。締め切り間近で「マンガ描くのつらいからやめよっかな〜」とグチをこぼしたりすることもあるのですが、そんなときは「無理しなくていいよ」って心配してくれたり。母親がマンガを描いているのが、ちょっとした自慢みたいで。うれしいです。
夫も穏やかな目で見守ってくれていますね。キミ子は…そのうち分かるのかな。今から楽しみです!
――今後もコミックエッセイを描き続けたいですか?
ナナイロさん:キミ子もあと少しで小学生。小さなころのように一挙一動をコミックにするのも難しい部分もあると思います。ただ、これからも育児の山が随所で出てくると思うんです。受験なのか反抗期なのか…。そんなとき、自分をふるい立たせるためにも、翻弄される母の日常を面白おかしく描けたらなぁ、とは思っています。
![](https://s.eximg.jp/expub/feed/Woman_woman/2018/E1534738721227/1534738959_6.jpg)
姉妹の10年後…どうなっているのがいまから楽しみです!
■「いつまで育児の山登る」楽しむコツは2つ
――大変な育児を楽しむコツってあるのでしょうか。
ナナイロさん:著書で掲げたテーマ「いつまで育児の山登る」の答えが「子育ての山は頂上を目指すのではなく、横の楽しい景色を楽しむこと」とはいえ…。
実際に渦中にいるとあまりにも大変で、そうは思えないことも多々ありますよね。だから、しいて楽しむコツというのなら、「ゴールはないとあきらめる」「自分の好きなこともやる」この2つでしょうか。
![](https://s.eximg.jp/expub/feed/Woman_woman/2018/E1534738721227/1534738960_7.jpg)
大変なことの連続の子育てだけど、その分ふとした喜びもいっぱい!
育児の山登り中は、ちょっとしたことでイライラしてしまうなど、どうしても視野が狭くなりがち。すごーくよく分かるのですが、ママ自身が好きなことを見つけてストレスを発散し、できるだけイライラしない方法を探ってみて欲しいです。ママになると、どうしても我慢しちゃう。でも、ママが笑っているのが結局、子どもたちや家族にとっては一番なんです。
「大人って楽しいよ」と子どもに見せてあげるのも、すごく大切だと自分の親を見て実感しています。自分に余裕がないと、子どもに余裕をもって接することができないと思うし…って、これ全部自分に言い聞かせているんですけどね(笑)。
![](https://s.eximg.jp/expub/feed/Woman_woman/2018/E1534738721227/1534738959_4.jpg)
ママがやりたいことで、意外と家族全員が楽しめることもあるんです
――ナナイロペリカンさんの「好きなこと」は?
ナナイロさん:最近は、動画配信サービスでの映画鑑賞! 空いた時間で映画を観て、ストレス発散です。子どもたちを寝かしつけたあとや、休みの日も無理に外出せずに「自宅で映画祭り」をすることもありますよ。
公園に行ったりおでかけしたりと子どもが喜ぶことだけじゃなくて、大人が楽しめることもしないと!
――最後に。丸1日、ひとりの時間があったら何をしますか?
ナナイロさん:え〜、1日じゃ足りない(笑)! でも、夜楽しみたいからな…。夕方6時くらいからスタートして、夜通し遊んでみたいです(笑)。泊まりで女友だちと温泉とかエステとか、最高ですね。もう少し子育てが落ち着いたら、ぜひ実践したいです!
「育児以外に自分の好きなことをやる」。これって、案外できていないママが多いのではないでしょうか。終わりのないヘトヘト育児。だからこそ、隙間時間で自分の「好き」に没頭して気持ちをリセットし、育児を楽しみたいものですね。
「いろはにちへど おかわり 限界かあちゃん いつまで育児の山登る」(講談社)
ナナイロペリカン著 1,000円(税別)
育児ブログ『たまご絵日記』で大人気のナナイロペリカンさんによる育児コミックエッセイ。幼児雑誌『おともだち』での連載を書籍化した第二弾となる本作は、次女キミ子ちゃんの自由っぷりに翻弄される毎日が面白おかしく描かれています。どのエピソードも、ママならば「あるある」と笑いながら読めること請け合い! コラムには、タレント・くわばたりえさん、手芸作家・料理研究家寺西恵里子さん、絵本作家・のぶみさん、話し方講師・鳥谷朝代さんなどへの取材も登場します。
取材・文/aica
(ライターチーム123)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「私の写真を見た父に『このおじさん誰?』と言われて」伊藤理佐の新作、キーワードは加齢&介護&韓国!
CREA WEB / 2024年8月3日 17時0分
-
ブロッコリー嫌いな娘も「おいちー!」 おかわり止まらない “野菜克服レシピ”に30万再生
ORICON NEWS / 2024年7月31日 16時0分
-
子育て中の親に話題 赤ちゃん“あるある”絵本 「みんな一緒なのかな」育児の不安も解消
日テレNEWS NNN / 2024年7月30日 20時43分
-
幼い娘3人を殺した29歳母親は“責任感が強く真面目”…「子殺しをする親」の多くが陥る心理状態とは|ルポライター・杉山春さんに聞く
女子SPA! / 2024年7月24日 8時45分
-
育児あるある?子どもを思う親の気持ちがわかるエピソード漫画
おたくま経済新聞 / 2024年7月12日 12時0分
ランキング
-
1「うつ防止」脳科学的にお勧めの「テレビの見方」 見ているだけだと「脳の老化促進マシーン」に
東洋経済オンライン / 2024年8月6日 15時0分
-
2航行中の機内で女性をペンで突く 客の男を現行犯逮捕
産経ニュース / 2024年8月6日 10時39分
-
3【熱帯夜】睡眠時の熱中症対策、エアコン冷房を上手に使うコツは? - ダイキンが解説
マイナビニュース / 2024年8月6日 11時37分
-
4【驚愕事実】宇宙人&UFOは実在する可能性大 存在を確かめるためNASAが本格調査に乗り出す
東洋経済オンライン / 2024年8月6日 11時0分
-
5池上彰氏の番組内容「テレビで放送すべきではありません」「俗説中の俗説」批判の専門家を直撃
女子SPA! / 2024年8月6日 8時45分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)