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スマホも影響!? 子どもの視力が知らないうちに落ちていた…!【コソダテフルな毎日 第90話】

Woman.excite / 2018年9月13日 12時0分

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私たち夫婦は2人とも目が悪いので、いずれ子どもたちも視力が悪くなる可能性が高いだろうと覚悟はしていましたが、その時はあっという間にやってきました。長男が一学期の検診で視力検査に引っ掛かったのです。

「えーーー! ついこの間まであんなによく見えてたのに!?」


悪くなる時は一瞬で悪くなるんですね…。それでも普段の生活では見えにくそうにしているそぶりがなかったので、にわかに信じられない気持ちを抱きながらも、眼科検診に行ってきました。

そしたらやっぱり、視力が落ちていました!(涙)


しかも、黒板の字が少し見えにくいという初耳情報まで。全然知らなかったー! ほんと、こないだまで…こないだまであんなによく見えてたじゃないー!

お医者さんいわく……、

「9歳でこの視力だと、この先視力低下が加速していくのは間違いないでしょう」ということでし分かってはいたけれど、私自身視力が悪くなったのが5年生頃だったので、自分よりも早く目が悪くなり始めたことに少しショックを受けました。



眼鏡は今すぐかけなくてもいいけれど、教室の一番後ろの席では黒板の字が見えないだろうから、最後列はやめてもらえるように診断書を書いてくれるとのことでした。

ここからさらにスピードをあげて目が悪くなっていくのか、それともじわじわと悪くなっていくのかはわかりませんが、おそらく、間違いなく! 眼鏡コースになると思われます。

そこで、子どもの視力について調べてみました。みなさん、学校保健統計報告書というものをご存じですか?

日本の幼児から高校生までの児童を一部抽出して、発育状態や健康状態を調査しまとめたもののことです。なかなか面白いのでよかったら皆さんも調べてみてくださいね。ネットで誰でも見れます。

平成29年度の調査結果が出ていたので、そちらを確認してみると、なんと…


昭和62年度以降、子どもの虫歯率は過去最低なのに対して、昭和54年以降、子どもの視力低下は過去最高となっていました。

そうそう! 子どもの虫歯はどんどん減少傾向にあるって検診で聞いたことあります! しかしその変わりに視力低下がどんどん増加しているとは知りませんでした。

ちなみに余談ですが、身長は昭和23年から伸び続け平成13年あたりまでがピークでしたが、それ以降(かれこれ16年間)は横ばいだそうです。

これ、子どもの外遊びの割合や運動量とも関係してるんじゃないかな? と個人的には考察していますがどうなんでしょうね…。

さて、話を戻しまして…、子どもの虫歯についてですが、平成19年から平成29年までのデータを見ると、だいたい幼児から高校生までのどの区分においても、30~40%台の子に虫歯があるようですね。


しかし、すべての区分で前年よりも減少傾向にあり、中高生にいたっては過去最低の記録だったそうです。

また、虫歯があるのに処置されていない人の割合も過去最低になっているらしく、私たち親にとっても、子どもの歯に対しての心がけがしっかりと根付いてきている証拠なんだなと思いました。

昔は、親の噛み砕いたものを子どもにあげたりしてたそうですが、今の子育てではタブーとされていますもんね。昔は知られていなかった虫歯菌についての知識が根付いてきた結果だと思われます。

興味深かったのは、虫歯の割合を年齢別に見た時に一番割合が多いのが、(何歳が一番虫歯になる人が多かったか、ということです)8歳だったんです! ちょうど小学校2年生の頃ですね。これ、なんか分かる気がします。


うちの長男はちょうど歯列矯正に取り組んでいたのでこまめに歯医者さんに通ったり、仕上げ磨きを丁寧にしていたので今のところ虫歯はないのですが、あの時歯列矯正を始めなければ仕上げ磨きからフェイドアウトしていたような気がします。

検診などでは10歳までは仕上げ磨きをしてあげてくださいと教えてもらいましたが、小学生になったあたりで仕上げ磨きからフェイドアウトしていってしまう場合が多いのではないでしょうか。

かといって、磨けているようでまだ磨けていないお年ごろが8歳なのかもしれません。そして、本題の子どもの裸眼視力についてですが、1.0未満の割合はこのようになっているそうです。


意外だったのは幼稚園児の多さです! 24%の子がすでに1.0未満なんですね。しかし、幼稚園と高校生の割合は前年よりも減少していて、増えているのは小学生と中学生の割合だそうです。

これは過去最高をたたき出しています。昭和53年と比較してみようと思ったのですが、そんな昔と比べたところで結果が違うのは当然なので、今から10年前の平成20年の結果と平成29年の調査結果を比較してみました。

平成20年に裸眼視力が1.0未満だった小学生が29.9%だったことに対し、平成29年では32.46%に増えています。

平成20年には裸眼視力が1.0未満だった中学生が52.6%だったことに対し、平成20年には56.33%となっています。たった10年間だけを見てみても、視力低下している子が進んでいるのが分かります。

やはり、この10年で増えたスマホやタブレットの普及率が影響しているのでしょうか。これはもう、私も思い当たる節アリアリです。


子どもに静かにしていてほしくて、ついつい与えてしまいがちです。周りの明るさよりも明るい液晶画面ってめちゃくちゃ目に悪そうですよね……。

しかし、 目に悪そうだと分かっていつつも、もはや生活の中に入り込んでしまっている文明機器スマホ。今さら切り離せるとも思えません。

虫歯って歯磨きを丁寧にやっていれば防げるものですが、視力低下ってコレをやれば目が悪くならない!というものでもないので、(私自身気をつけていてもある年齢が来たら自然に目が悪くなりました)尚更難しいところがあります。

子どもの視力についても、いろんな情報が入り乱れているので、何が本当で何が違うのか私たち親も勘違いしていることが多いかもしれません。

今や4人に1人が眼鏡っ子の時代。悪いよりかは良い方がいいに越したことがないので、やはり、より気になりますよね。子どもの視力。

>>参考データ:
・学校保健統計調査-平成29年度
・子どもの目 実態調査(ロート製薬株式会社)
(ちゅいママ)

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