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嫉妬、怒り…「負の感情がおさえられない」【心屋仁之助 塾】

Woman.excite / 2018年11月6日 7時0分

嫉妬、怒り…「負の感情がおさえられない」【心屋仁之助 塾】


©kei907- stock.adobe.com


メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「嫉妬心が強すぎて、人間関係をダメにしてしまう」という、ムクさん(34歳・看護師)に、心屋塾認定講師の心みねこさんからアドバイスをいただきました。

■ムクさんのお悩み

ねたみや嫉妬の感情が強すぎることに悩んでいます。ねたみを感じると、怒りを感じたり、勝手に裏切られたと思ったりしてしまい、そういう自分になるのが嫌で、人間関係を疎遠にしてしまいます。私の心の中に「誰よりも自分を一番に評価してほしい」「大切に扱われたい」「傷つきたくない」という感情があるように思います。

こんな自分に振り回されてバカみたいだと思いつつも、ねたみと嫉妬の感情のせいで、怒り疲れてしまいます。こんな自分の心をコントロールする方法があれば教えてください。

※一部、質問内容を編集しています。



■心屋塾認定講師の心みねこさんより

ムクさん、ご相談ありがとうございます。心屋塾認定講師の心みねこです。

ねたみや嫉妬心が湧いて、怒り疲れて、そんな自分が嫌で人間関係を疎遠にしてしまうのですね。本当は誰よりも人からの承認が欲しいのに、裏腹な行動を取ってしまう…。寂しいやら、やるせない思いをたくさん感じてこられたのではないでしょう。

ムクさんは「嫉妬心」を嫌悪している。嫌悪している感情を抱いてしまう自分自身も、嫌悪してしまっている。加えて、そういう感情を喚起する相手にも「裏切られた!」と感じてしまう…。自分だけではなく、相手まで勝手に巻き込んでしまうことも、情けないと感じているのではないでしょうか。

「感情をコントールできたら」と書かれていますが、実は感情は、コントールしようとすればするほど暴れまわる習性もあります。

まずは、どんな感情も肯定してあげること。嫉妬心は湧いてもいいのです。嫉妬心は誰もが持つもので、心に湧いてもいい感情だと肯定しながら、ぜひ次の3つの思考法を試してみてください。




【嫉妬心を和らげる思考法1:嫉妬をチャンスととらえる】

嫉妬心を「ようこそ!」と歓迎してみましょう。

嫉妬心とは、自分と大差がない相手に対して抱く感情です。自分と同じ土俵にいる人だから、嫉妬する。すでに同じ土俵に上がっているのに、「相手からすごく引き離された」と思い込み、「かなわない」と感じて嫉妬するのです。

つまり、嫉妬を感じている相手は「超えられない相手」ではないということ。相手は「ちょっと手を伸ばせば届くんだよ」という地点を見せてくれています。自分がこれからたどり着く先の姿を体現してくれているのです。「次はあなたよ」と教えてくれています。

嫉妬心が湧いたときほど、チャンスだとも言えます。

たとえば、友人が結婚することになりました。「よかったわね」と素直に喜べない自分がいます。その友人に嫉妬しているからですね。しかしその友人は、「あなたも結婚できる」と教えてくれている人なのです。

お互いに大差ない位置にいるということは、その友人よりさらに上へ行くことも可能です。もっとイケメンで、高収入で、かつあなたを幸せにしてくれる人に出会うかもしれません。

嫉妬を感じたときには、ぜひ「嫉妬」→「次は自分」という図式を思い出してください。嫉妬心が湧いたら、あなたは次に進める。信号で言えば「青」のGOサインだと思ってみましょう。 

【嫉妬心を和らげる思考法2:心の痛みを優しく受け止める】

ムクさんは、ねたみや嫉妬心が湧いてくる際、「自分が評価されなかった、大切に扱われなかった、そのことで傷ついた」といった強い心の痛みも伴なっているようですね。

そういう痛みを感じるのは、もしかしたら相手との距離を絶対に縮められないシチュエーションでの嫉妬を覚えているのかもしれません。たとえば、家柄や育ち、身長や脚の長さなどの体形、すでに身につけている技術、身体能力の違いなどは、どうしようもない部分もありますよね。

変えようのないことに嫉妬してしまうときは、「一番に評価されたかったね」「もっと大切に扱われたかったね」「傷ついたんだね」と自分の心の痛みを優しく受け止めてあげてみてください。





【嫉妬心を和らげる思考法3:嫉妬対象の悩み・努力を想像する】

ムクさんは他人の「華やかな部分」や「光の当たっているところ」だけを見て、嫉妬をしていませんか?

しかし、相手は湖に浮かぶ白鳥のように、水面下では足を猛烈にバタバタ動かしているのかもしれない。あるいは、これまで人には見せない血のにじむような努力をして、苦労に苦労を重ねて、ようやく花を咲かせたのかもしれない。セミのように長い間、土の中でひっそりと辛抱してきての今、なのかもしれない。

華やかに見える今この瞬間も、大っぴらには言えないようなつらい悩みを抱えているかもしれません。見た目ほど幸せではない可能性もあるわけです。

相手がうらやましいからといって、その人の人生と自分の人生をそっくり入れ替えて、その人と同じ称賛を浴びたいと思いますか?

そのように考えていくと、「今のままの自分のほうが居心地がいいし、家族をはじめ愛する人たちも身近にたくさんいるし、取り換えたくはないな」と気づけるのではないでしょうか。

「あんなに苦労するんだったら、いいや」と思えた時点で、嫉妬の気持ちは昇華され、かなり和らいでいると思います。

ムクさんの幸せを願っています。

※嫉妬の心理については、自著「心屋流、すっごく!うまくいく方法」(PHP研究所)に基づいてご紹介しています。

・このカウンセラーのブログ https://ameblo.jp/uminne2/

(編集/外山ゆひら)



(心みねこ)

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