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たまり続ける子ども服…モヤモヤを残さない「気持ちの良い手放し方」

Woman.excite / 2018年11月4日 12時0分

たまり続ける子ども服…モヤモヤを残さない「気持ちの良い手放し方」

秋が深まり、そろそろ今年も残すところ約2カ月。年末に向けて、おうちのお片づけに着手したいころではないでしょうか。

ⓒblacksalmon-stock.adobe.com


おうちの中でどうしても増えがちなのが、子ども服。すっきり整理したい気持ちはあるものの、捨てるにはしのびなかったり、愛着があって手放せなかったり…。そんなとき、どうすればいい?

整理収納アドバイザーの本田さんに、子ども服の上手な整理方法を教えていただきました!

■捨てる、売る、譲る…「ママ友にあげる」はトラブルの原因に?

通園通学などで出番が多く、着たおした普段着であればそこまでためらいなく処分できそうですが、大切に着たおでかけ着や数回しか着ていないセレモニー服、お祝いでいただいた服、子どものお気に入りで思い出たっぷりの服など、手放す決心がつきにくいことがあります。

保育園児から小学生までの3人のお子さんを育てる本田さんは、どうしていますか?

サイズアウトした服=もう役目を終えたものなので、基本的には手放すようにしていますが、もちろん、中には残しておきたいものもあります。まずは、ざっくり『手放す』『まだ残しておく』に分けます。迷ったものはいったん『まだ残しておく』にしておき、『手放す』ほうから早めに着手していきます」(本田さん)

手放す方法は「捨てる」「売る」「譲る」の3つ。それぞれのメリットデメリットを踏まえて、自分にとってしっくりくる方法を選んでくださいと本田さん。

「『捨てる』ことがもっとも手っ取り早い方法ですが、ボロボロならいざ知らず、まだ着られる服を捨てることに罪悪感をおぼえる方もいらっしゃると思います。

フリマやリサイクルショップなどに『売る』方法は、お片づけできてお金にもなるメリットがあります。一方で、売るまでの過程にどうしても手間がかかりますので、いずれ売ろうととっておいた服が累々と積み上がっていく…なんてこともよくあります。

そう考えると、お下がりとして知り合いに『譲る』なら、捨てる罪悪感も、売る手間もなくてベストな気がするかもしれません。もちろん、お互い気持ちのよいやりとりができる間柄であれば、『譲る』は手放すのによい方法だと思います。

けれど、服の好みは合うかどうか、相手にお礼などの気を遣わせないように、といったことへの配慮が必要ですし、ママ友に譲った服がリサイクルショップで売られていた、お下がりを過剰に期待されてしまうなど、ちょっとモヤモヤするできごとも多いと聞きます。

ママ友トラブルのリスクヘッジと考えるなら、お下がりは避けたほうがベターかもしれませんね」(本田さん)

確かに、どの方法も一長一短ですね。では、本田さんはどうやって子ども服を手放していますか?

「私は、自治体が行っている衣類のリサイクル回収に出しています。リサイクルされるなら、ただ捨てるより気持ちが楽なので。

衣類のリサイクルを行っていない自治体にお住いなら、アパレルショップなどのリサイクル回収を利用してもよさそうですね。服のコンディションもあまり気にせず、持ち込むだけでリサイクルに回すことができますよ」(本田さん)






■無理をしない手放し方「形を変える」

では、仕分けのときに「まだ残しておく」にした服はどうしていますか?

「思い入れがあるものは全部とっておきたいところですが、スペース的には難しいものです。そこで、思い入れがあったり、もう一度活用できそうな服は、形を変えて残すようにしています」(本田さん)


「私がよく作るのは、サイズアウトした子ども服の生地をリユースしたくるみボタン。リメイクというとハードルが高く感じるかもしれませんが、くるみボタンなら針も糸も使わず生地を貼りつけるだけなので、小学生くらいのお子さんなら一緒に作れますよ。思い出話をしながら親子で作るとより楽しそうですね!」(本田さん)


くるみボタンは、ヘアアクセサリーやブローチなどにアレンジ。

「子どもが身につけるたびに、『あのワンピースかわいかったな』と思い出せます。収納スペースをとらないので、増えてもOK」(本田さん)

もうひとつ、リメイクにおすすめの生地があるそう。


「切りっぱなしで端の処理がいらないデニム生地は、リメイクにうってつけです! 丈夫な素材なので、移動ポケットやミニポーチなど頻繁に持ち歩くアイテムにも◎です」(本田さん)


「こちらは、娘のデニムスカートをリメイクしたミニ保冷ポーチです。デニム生地の内側に保冷シートを縫いつけただけのお手軽リメイクですが、暑かったこの夏、ちょっとしたおやつを入れて持ち歩くのに活躍しました」(本田さん)

出番もなくただクローゼットにおいておくよりは、ふだん使いができるアイテムに生まれ変わらせたほうが子どももうれしいかもしれません。

それでも、どうしても実物としてとっておきたいものは、無理に手放すことはないと本田さん。

「私も、とっておきのベビー服1〜2枚とファーストシューズは大切に保管しています。たまに取り出して広げたときの、子どもたちの照れくさそうな、驚くような反応をみるのが楽しくて(笑)。

役目は終わったものでも、どうしても処分できない、手放したら後悔すると思うものは、スペースさえあるのならとっておいていいと思います。ただ、きれいな状態でとっておくのは案外難しいので、自分の中でお手入れし続ける価値があるもの、などを選りすぐってみてくださいね」(本田さん)

厳選すれば無理に手放す必要はない、と思うと、ちょっと気が楽になりませんか?

リメイクなどで形はコンパクトに、思い出はそのままに残す工夫も取り入れつつ、どんどん増える子ども服の量をコントロールしていってくださいね。

<お話をうかがったのは…>

▼本田 和さん
パーソナルスタイリングサロン「フルリール」主宰。整理収納アドバイザー1級、ルームスタイリスト1級。自宅を開放してのお片づけセミナーや、骨格、パーソナルカラーに基づいたパーソナルスタイリングを手掛ける。7歳、5歳、3歳のお子さんのママ。

HP:フルリール

 


(コミヤ カホル)

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