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仲悪い夫婦は「二人時間」も「自分時間」もない!?「いい夫婦」ってどんな関係?

Woman.excite / 2018年11月28日 12時0分

仲悪い夫婦は「二人時間」も「自分時間」もない!?「いい夫婦」ってどんな関係?

仲が悪い夫婦は、「夫婦二人時間」も「自分時間」もない!?「いい夫婦」ってどんな関係?


イラスト:鈴木し乃


世の中にはいろいろな生活スタイルや環境の家族がいて、夫婦仲がいい場合もあれば、いつの間にか距離感のある夫婦関係になってしまっている場合もあるのが現実です。

もとは他人同士が家族になったんですから、ときにはケンカしたりわかり合えないことがあったりするのは夫婦としてあたり前だと思います。でも、やっぱり、いつでも仲の良いカップルって憧れますよね。

そんな夫婦関係にまつわるアンケートをベビーシッターマッチングサービスの「キッズライン」が行いました。

11月22日「いい夫婦の日」を記念したこのアンケートには、仲のいい夫婦が心がけていることや、なぜ夫婦仲がギクシャクしてしまうのかの理由に迫るヒントがありました。

■夫婦仲の良い、悪いはなぜ生まれるのか?

「ご自身の夫婦仲が良いと思いますか?」という質問では、「仲が良い」「まあまあ仲が良い」を合わせると、82.4%の人が夫婦仲の良さを実感している様子。多くのご夫婦が仲良しというほっとする結果になりました。

Q.ご自身の夫婦は「仲が良い」と思いますか?
仲が良い 41.5%
まあまあ仲が良い 40.9%
あまり仲が良くない 9.1%
仲が悪い 8.4%

ただ、「あまり仲が良くない」9.1%、「仲が悪い」8.4%と、2割弱のご夫婦が、うまくいっていないと回答しています。

ドラマなどでは、「契約結婚」なんていうお互いの利害関係のみをすりあわせて成立する結婚が登場することがありますが、実際のカップルの多くは「仲が良い」状態から始まっているはず…。ではどうして、夫婦仲が良い、悪いの差が生まれてしまうのでしょうか?

■仲が悪い夫婦は「ふたりだけの時間」がない!?
仲が悪い夫婦は、「夫婦二人時間」も「自分時間」もない!?「いい夫婦」ってどんな関係?

イラスト:鈴木し乃


なぜ夫婦仲の良し悪しが生まれてしまうのか。よく男女の別れの原因として耳にする「相性が悪かった」ということで落ち着いてしまうのでしょうか。

今回のアンケートでは、その真相に迫るヒントが、「夫婦の時間を持てていますか」という質問に対する回答に隠されていました。

Q.「夫婦だけ」の時間を持てていますか?
<仲が良い夫婦>
はい 44.1%
いいえ 55.9%

<仲が悪い夫婦>
いいえ 100%

仲が良いと答えた夫婦の44%が、夫婦だけの時間を持てていると回答。しかし、仲が悪いと答えた夫婦の場合、夫婦の時間を持てていないと回答した人が100%だったんです。

この結果を見ると、夫婦仲の良し悪しは、単純に相性だけの問題とは言い切れない気もします。子どもが寝た後に少しおしゃべりする、たまには二人だけでデートする、こういった時間が取れていないとしたら、お互いの気持ちを知ったり、考えていることを理解することはとても難しいのではないかと思えます。

でも、仕事に子育てにと忙しいなか「夫婦だけの時間なんて、とてもじゃないけど取れない」と思う人も多いはず。

現代では共働き世帯がどんどん増えて、半数以上の家庭が共働きになっているとも言われています。ちなみに、今回のアンケートで夫婦の就労状況についても質問したところ、全体の75%が「共働き」と回答していました。

そんな忙しさのなか「夫婦だけで過ごす時間を持てるのか」というのは、子育て世帯の夫婦にとって、いつも頭を悩ませる問題です。


■夫婦にとって「ひとり時間」は必要か?
仲が悪い夫婦は、「夫婦二人時間」も「自分時間」もない!?「いい夫婦」ってどんな関係?

© siro46 - stock.adobe.com


また仲が悪いから夫婦の時間が持てないのか、夫婦の時間がないから仲が悪いのかまでの因果関係まではわかりません。アンケートにはもう一つ興味深いデータがありました。

Q.「自分だけ」の時間を持てていますか?
<仲が良い夫婦>
はい 73.2%
いいえ 26.8%

<仲が悪い夫婦>
はい 48.1%
いいえ 51.9%

仲が良い夫婦は、73.2%もの方が「一人の時間」を持てているのに対して、仲が悪い夫婦は半数以下という結果に。仲が悪い夫婦は、夫婦の時間が持てていないだけではなく、一人の時間も少ないということになります。これはどういったことを意味しているのでしょうか。

子育て中はどうしても子どもにかかりきりになり、自由な時間を作ることはとても難しいだろうと思います。とくに子どもが小さければ小さいほど離れることができず、食事、トイレ、睡眠といったあたり前にある日常生活の時間の確保すら困難となります。だからといって一人になる時間が必要ないわけではなく、自分だけに使える時間がないとどうしても毎日が窮屈に感じてきてしまうのではないでしょうか。

しかし子育て中に「一人の時間」を確保するためには、パートナーとの協力が必要となってきます。そうしたときにお互いに「時間を過ごす」ことの大切さを理解しているかどうかがひとつのキーとなるのかもしれません。「夫婦の時間」を大切にできるカップルは、相手の「一人の時間」も大切に考えられるんじゃないかと思うからです。

■スキンシップの「後回し」がギクシャクの原因かも
仲が悪い夫婦は、「夫婦二人時間」も「自分時間」もない!?「いい夫婦」ってどんな関係?

© kei907 - stock.adobe.com


仲が良い夫婦と悪い夫婦との間には、時間の使い方のほかにも、習慣の違いもありそうです。夫婦の習慣について聞いたアンケートでは、項目には大きな違いがないものの、その数値には差が生まれていました。

Q.ご夫婦に当てはまる習慣はなんですか?
<仲が良い夫婦>
寝室が同じ 70.1%
ベッドが同じ 37.0%
定期的に夫婦ででかける 32.3%
ありがとう、ごめんをきちんと伝える 75.6%
スキンシップを大切にしている 48.8%
話すときは目を見て話す 50.4%

<仲が悪い夫婦>
寝室が同じ 44.4%
ベッドが同じ 7.4%
定期的に夫婦ででかける 3.7%
ありがとう、ごめんをきちんと伝える 37.0%
スキンシップを大切にしている 3.7%
話すときは目を見て話す 29.6%

仲が良いと回答した夫婦に比べて、仲が悪いと回答した夫婦は「ベッドが同じ」「スキンシップを大切にしている」という項目で、圧倒的に低い数値が目立ちます。

また、仲が良い夫婦は「ありがとう、ごめんをきちんと伝える」が75.6%なのに対して、仲が悪い夫婦は37.0%と半減。仲がギクシャクしてしまった背景には、スキンシップやコミュニケーションの時間も「後回し」になってしまっていたことがあるのかもしれません。


■仲直りに必要なことはスピード感
仲が悪い夫婦は、「夫婦二人時間」も「自分時間」もない!?「いい夫婦」ってどんな関係?

© naka - stock.adobe.com


仲良し夫婦がけんかの後にしている「仲直り術」は、多くの夫婦に参考になる部分がありそうです。ここでのキーワードは「話し合い」です。
きちんと想いや反省したことを伝える。でも忙しいので、まずはLINEなどでやりとりして、少しずつ仲直りするのが王道です。

必ず話をして、お互いの折り合いを付けて決着するようにしている。そしておいしいものを2人で食べる!

1人で出かけるなどしてリフレッシュすると、冷静になって謝れるようになる

素直に謝る。言葉と行動で示す。優しくする。昔のデートを思い出す。

夫婦で同じような内容のけんかをくり返さないように「話し合い」をするのは、とても大切なことだと思います。

「翌日に持ち越さないようにしている」「すぐに話し合ってなあなあにしない」など、仲直りへのスピード感を大切にしていると思われる意見もいくつかありました。ここでもキーとなってくるのが「時間」です。もしけんかになってしまったとしても、できるだけ早く解決できれば、モヤモヤした気持ちを引きずらずに済みます。

でも筆者の場合、冷静に話し合うつもりが、またヒートアップしてしまってけんかの第2ラウンドに突入…ということが、しばしばあります。口頭ではどうしても言い方がキツくなってしまったりする場合やじっくり話し合う時間がとれないときは、まず、LINEやメールなどを通せば効率もよく冷静に考えを伝えられそうですね。

ちなみに、仲が悪い夫婦の「仲直り方法」は「しばらく経った後、なにごともなかったように話す」が48.1%で最多。お互いに思ったことが何も解決されないまま、また同じ日常に戻るので、どこかでまた爆発してしまうのではと、心配になります。


■いったい「いい夫婦」ってなんだろう?
仲が悪い夫婦は、「夫婦二人時間」も「自分時間」もない!?「いい夫婦」ってどんな関係?

© chachamal - stock.adobe.com


夫婦って、考えてみると不思議な関係ですよね。家族だけど、子どもと違って血のつながりはないし、多くの夫婦が互いの送ってきた人生を直接は知りません。

そして、外から見ただけでは実態がわからないのも夫婦。仲が良さそうに見えても、じつはけんかばかりだったり…その逆もあると思います。けんかにしても、どこまでが「激しい意見交換」なのか、どこからが「けんか」なのか? 個人で捉え方が全然異なっていると思います。

ただ長く一緒に時を過ごすだけでは、もしかしたらお互いをわかっていないままなのかも。だからこそ、スキンシップや話し合いでお互いを知る努力をずっとしていかないといけないのかもしれませんね。これも、夫婦のどちらかではなく、両方が心がけていないといけないことですが…。

せっかく何かの縁があって夫婦になり、家族になっていく相手だから「努力したい」という気持ちはずっと持ち続けたいもの。夫婦で、家族で過ごす時間が、とても大切なものだと思えたら、きっと良い関係が築けるのではないかと信じたいですね。


キッズライン「夫婦円満の秘訣!仲良し夫婦のけんか頻度や夫婦関係修復法 154人の声」
・調査期間:2018年10月26日~10月29日
・調査対象:子育て中の女性150名、男性4名
・就労状況:共働き世帯:75.3%、片親のみ就労世帯:16.9%
・調査方法:インターネット調査

(いずみかな)

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