男子ワールド炸裂「恐怖! わが子のポケットに大量のダンゴムシ…」理解不能な行動にママはどうする!?
Woman.excite / 2019年2月21日 20時0分
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「どうしてそんなことを…!」
男の子を持つママからはよくこんな声が聞こえてきます。予想もしないことをやってのけるので、あるときは驚いたり、あるときはあきれはてたり…。
どうしてそんな行動をするのか、意味が分からない! と嘆くママも多いことでしょう。
今回は「母親の理解しがたい行動をとる男の子…その理由は?」について考えてみました。
■「謎過ぎる…」男の子の意味不明な行動って?
男の子の謎に満ちた行動にはどのようなものがあるのでしょうか? それは例えば…
・段差を少しでも見つけるとジャンプして飛び降りる。
・登れそうなところを見つけたら、とりあえず登り始める。
・くしゃくしゃの連絡プリントがランドセルの底から出てくる。
・お願い事をしても、すぐに忘れる。
・「誰と遊んでいたの?」と聞いても「名前は知らない」とケロっと言う。
ママたちからすると「なぜ…?」と思うことを楽しそうに、平然とする男の子。こちらの想像を超えてくるその言動には、男の子ならではの脳の発達が関係しているようです。
■「今を生きる!」男の子と「先を見通せる」女の子
なぜ、男の子のやることなすことがママたちには理解できないのでしょうか?
それは男の子の行動・言動に次の傾向が強く見られるからのようです。
・やりたいことしかやらない。
・一度にひとつのことしかできない。
これは、男の子ならではの傾向で、男女の脳の成長が関係しています。
脳には右脳と左脳があり、一般的に左脳は「言語」「会話」「記憶」を、右脳は「感覚」「イメージ」などをつかさどっているといわれています。
この右脳と左脳がお互いに情報を伝えたり、制御したりするための重要な役割を担っているのが、「脳梁(のうりょう)」。この脳梁は、一般的に脳の成熟が早い女の子のほうが一足早く発達します。
そのため女の子は、自分が感じた感情や状況を言葉にしたり、「○○しないとママに怒られる」といった先の見通しを立てるようになるのが早いといわれています。
これは、脳の情報伝達や制御を行う脳梁が、男の子よりひと足早く大きくなるからだそうです。
男の子は男性ホルモンの影響で、体と脳の成熟が一時的におさえられる期間があります。そのため、女の子の脳梁が大きくなっていく時、男の子の脳梁はまだ小さいままなので、感情を言葉にして伝えたり、先の見通しを立てることが女の子ほどうまくできないわけです。
また、男の子は女の子に比べ、相対的に右脳が発達していく傾向にあるので、図形や空間などの認識が得意なケースが多いようです。
そのため、目の前にあるものを認識し「これは何だろう?」と興味を持って集中してしまうため、ほかのことは目に入らなくなってしまう場合が多いようです。
■女の子の「共感思考」、男の子の「目的思考」
男女の違いは、「遊び方」にも大きく反映されます。
まずは、女の子が遊ぶときを考えてみましょう。例えば、女の子は「〇〇ちゃんと一緒」など、誰と遊ぶのかを意識することが多いですよね。それから同じ場所で、同じように楽しめるかどうかということも大事にしています。
遊び終わった際も「楽しかったね」と感情を共有し合います。そして「また明日、遊ぼうね」など、先の見通しを立てたような声がけをすることもありますね。女の子の遊び方は「共感思考」といえるでしょう。
一方、男の子の場合、相手が誰であるかはあまり気にしていません。大事なことはゲームやサッカーをするための人数が集まるかどうか、なんですね。
目的はゲームやサッカーをすることにあるため、友だちと一緒にいても会話がなく、ひたすら目の前の遊びに集中します。
また、遊び終わったら「家に帰る」という目的だけがインプットされるので、自分のゲーム機や遊び道具を友だちの家に置いて帰ってしまうことも日常茶飯事。こうした遊び方は「目的思考」といえるでしょう。
■男の子育児「あきらめることも大事」
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男の子の「謎過ぎる行動」には、脳梁の成長スピードや思考など、さまざまな理由があるようです。男の子ならではの傾向なので、「うちの子、大丈夫かな?」と不安に感じたり、心配する必要はありません。
遊びに夢中で遅く帰ってきたり、落とし物や忘れ物が多かったり、危ない遊びでケガをしたりすると、「また同じことをして…」と、ついつい声を荒げたくなるときもありますよね。
そんなときは「わが子は今だけに生きている男の子なんだ」と思い出すようにしてみましょう。人の迷惑になったり、命にかかわることならきつく注意する必要がありますが、「恥ずかしいから」「きちんとしていないから」程度の行動なら、「ま、いいか」とあきらめることも必要。
子どもはママに「ほめられる」「愛される」ことで何よりの幸せを感じます。加えて男の子は女の子と違い、性染色体がXYと異なるため、一つが傷つくと片方が補完…というのができません。そのため、小さいころは女の子より病気がちだったり、身体が弱い傾向にあるといわれています。
誰かに守ってもらわなければ生き延びられない、と本能が働くことから、母親への愛着は女の子より人一倍強いといわれているのです。
大好きなママから、ほめられ愛されることが喜びとなり、生きるエネルギーになる男の子。そのためママが「理解できない、分からない」と注意したり叱ることは逆効果。
「え、どうして?」という我が子の行動に出くわしたら、「あ、また謎なことをしている」とあきらめ、観察者に徹して見守るのが、ママにとっても息子にとっても一番良い方法ではないでしょうか。
参考資料:『男の子と女の子は脳のつくりが違う! 脳と性質に合った子育ての方法(「幸せ力」の育て方 Vol.8)』ウーマンエキサイト
(佐藤栄子)
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