小1の息子に起きたお友達トラブル…我が家が取った解決策(後編)【笑いあり涙あり 男子3人育児 第34話】
Woman.excite / 2019年2月28日 9時0分
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ウーマンエキサイトをご覧の皆さん、こんにちは。tomekkoです。
前回、心がトゲトゲになってしまった長男の様子に遅まきながらも気づき、原因が判明した後のお話です。
保育園の頃は基本的に先生の目が行き届き、何かトラブルがあってもすぐに気づいてくれました。本人同士で話し合いをさせ、送り迎えの際にその一部始終を先生から共有していただけたりと、ほどよく連携が取れていました。
それが小学生になったとたん、いきなり全部子ども同士で解決しなさい、というのも考えてみれば酷な話ですね…。担任の先生も30人を1人で見ているわけで、保育園や幼稚園ほどの手厚さは求められません。
そこで、ワタシはまずは長男と同じクラスで気心の知れているママ友に相談し、さり気なく他の子から見た学校での長男の様子を教えてもらうことから始めました。
本人をもちろん信用していますが、物事にはいろいろな面があるので本人の話だけを聞いて一方的に被害者意識を持つよりも、客観的な事実を知りたかったのです。
すると、長男くんが掃除の時間に○○ちゃんからこんなことをされて泣いていた、△△くんが帰り道で長男くんにひどい言い方をした、など概ね本人から聞いていたのと同じ事実がわかってきて、内容的に度がすぎるものもあったため、担任の先生に相談することにしました。
実際に聞いてみると、先生も気づいて何度か注意したこともあることが分かりました。翌日、先生は休み時間に当事者と長男を呼んで双方から詳しく言い分を聞いてくれたようです。
先生からの報告によると、やってしまった子たちは長男だったら何をしてもやり返してこないから、ちょっとしたいたずらがだんだんエスカレートしてしまった、という理由でしたが、それはいたずらではなくいじめだとハッキリと先生が言ってくださり、長男も悲しかった気持ちを打ち明けたとのこと。
そしてきちんと謝り、もうしないと約束してくれたそうです。
現在3学期ですが、今のところ同じ子から嫌なことはされなくなったようで、一旦ホッとしています。
ただ、親としてはここで長男をただかわいそうな被害者として安全圏に囲い込むだけでは成長に繋がらないので、
「こんな時はどうする?」「嫌なことをされた時、なんて言う?」「言ってもやめてくれなかった時はどうしたらいいと思う?」
と具体的に例をあげながら、段階を踏んでどんな対応をすべきかを家族でじっくり話し合いました。
いつまでも誰かが気づいて助け舟を出してくれるのを待っていたり、なんでもかんでも先生に言いつけて解決してもらえば良いと勘違いしてしまっては心の自立に繋がらないとワタシたちは考えました。
できるだけ自分で解決できるようになってほしい。
でも、これまでの長男は自分だけで抱え込んで無かったことにしてしまい、ストレスをひたすら溜めていくばかりになっていたので、困った時に周りの手を借りて解決することは悪いことではない、むしろ必要な手段だということも知ってほしいと思いました。
今回長男が直面したお友達トラブルで、自戒を込めて気づいたことをまとめてみました。
(ワタシは教育や児童心理の専門家ではないので、あくまでもいち保護者としての実感です)
ポイントは、1年生の夏休み明けは、入学時以上によく子どもの様子を観察することだと思います。
我が子も他の子どもたちも、周りの様子を伺いながら過ごしてきた1学期と比べ、夏休みを挟んで環境にも慣れて気の緩みが出る頃なのかもしれません。
あるいは学校生活でのストレスが表面化してくる時期でもあるかもしれません。
子どもにもいろんなタイプがいて、ストレスや心の変化が対外的に出る子もいれば、内に内に溜め込む子もいます。
気持ちの乱れや体調の変化などをただの休みボケと切り捨てず、少し子どもの様子に注意して見てあげられると、もしかしたら問題が深刻化する前に気づけるかもしれないですね。
お友達作りにしても、自分で気の合う子を見つけて仲良くなってほしいというのが本音ですが、それが苦手なタイプもいて、放っておくと強い子に連れ回されているような状態になってしまったり…
今回のことから、元々顔馴染みで性格も合いそうな子と遊ぶ機会を親同士で意識的に作ってみたり、そこから気の合う仲間の輪が広がるようなきっかけを提供してみたりと、未就学児時代ほどではないけれど低学年のうちは大人も黒子状態でその子に合ったサポートをした方が良さそうだ、ということも分かりました。
この先成長していくに従って、いつまでも大人が介入して良い結果になるとは限りませんよね。むしろ悪化するリスクもあると思うので、年齢ごとに、またその子の性格や特性を見ながら少しずつ大人の関わり方を柔軟に変えていくことも大切だと思います。
子どもの就学を経て、有名な「子育て四訓」を改めて思い起こしました。
この2と3の微妙な分かれ目に立ってみて、ようやく少し実感が湧いてきています。
この先どんどん少年になっていく長男との適切な距離の取り方を、お互いに行きつ戻りつしながらちょうど良いところを探っていきたいと思っています。
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(tomekko)
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