「遊んであげなきゃ」プレッシャーから解放! 子どもと楽しく遊ぶママになる
Woman.excite / 2019年4月2日 10時0分
『心と体がのびのび育つ0〜2歳児の遊び図鑑』監修 羽多野名奈 イラスト モチコ(池田書店)
ママになったからといって、子どもとの遊び方が自然と身につくわけではありません。
わからないことだらけの育児のなかで、子どもとの遊び方に戸惑い、苦手意識を持ってしまうママは、少なくないだろうと思います。
とくにしゃべったり、自由に体を動かしたりすることがままならない0~2歳となれば、「どうしたら楽しんでくれるのかな?」「どんな遊び方が適しているのかな?」なんて、悩んでしまいますよね。
そんな子どもとの遊びがいまいち楽しめてない…とお悩みのママにぜひ手に取ってほしいのが、かわいらしいイラストでさまざなな遊び方を提案してくれる『心と体がのびのび育つ0~2歳児のあそび図鑑』(池田書店)。
年齢別のお世話の仕方や遊びの目安を参考に、わが子の成長や発達を実感しながら、親子で「楽しい!」という気持ちを共有できる遊びが紹介されています。
■「子どもと遊ぶの苦手かも…」そんなストレスを抱えたママへ
この本は、0~2歳の子どもたちといかに関わり、親子で楽しく遊ぶかを教えてくれる、新米ママ・パパに向けた応援歌のような一冊。
多彩な遊びに加え、年齢に応じた心と体の成長の様子を交えながら、お世話の仕方や遊ぶ際の注意点やポイントをわかりやすく教えてくれます。
さらにウーマンエキサイトでの連載「モチコの親バカ&ツッコミ育児」でも大人気のコミックライター「モチコさん」が描くキュートなイラストは、まるで絵本を読んでいるような楽しさと読みやすさを演出してくれます。
『心と体がのびのび育つ0〜2歳児の遊び図鑑』より
身ひとつで遊べるものも多く、道具を使用する場合も、ペットボトルの空き容器やラップの芯、ハンカチなど、おうちにある気軽なもので始められるものばかり…。
こんなことが遊びになるんだと、新しい発見にあふれています。
遊び方ひとつひとつに対して、「遊びのねらい」や「育つ力」について知りつつ、コンセプトはあくまで何気ないお世話やお散歩のなかで“楽しさの芽”を見つけること。
無理をして、特別なことをしなくても、視点を変えることで、ささいなことも立派な遊びとして楽しめることを、この本では教えてくれるのです。
さらに、「発達のしるし」として、その時期の代表的な成長ポイントをわかりやすくマークしてくれているので、子どもの発達にも気づきながら、わが子との時間を思い切り楽しむこともできます。
0歳児からできる遊びが載っていますが、今回は、1歳以降の「手先を使った遊び」と「体の使い方が学べる遊び」の2タイプの遊び方をご紹介していきます。
■細かい動きで成長を促す! 手先を使った遊び3選
遊びを通して、手先の発達を促すことで、スプーンやフォークがうまく握れるようになったり、衣服や靴の着脱がスムーズにできるようになったり、生活習慣にも役立つ成長をサポートすることにもつながります。
▼つまんで、ひっぱる動作を同時に行う!「洗濯ばさみつまみ」
『心と体がのびのび育つ0〜2歳児の遊び図鑑』より
家にある洗濯ばさみを使ってできる、とてもシンプルな遊び。
手先の力が弱い小さなお子さんが、洗濯ばさみをつまんで、ひっぱる作業を繰り返すことで、手指の使い方や力の入れ具合を自然と学ぶ機会にもなります。
雨降りで外遊びができない日でも、洗濯ばさみさえあれば、夢中になりながら、室内遊びが楽しめます。
▼お着替えの練習にもなる!「足や腕を通そう」
『心と体がのびのび育つ0〜2歳児の遊び図鑑』より
ヘアバンドや腹巻きをはじめ、ゴム製で輪になったものを腕や足にとおして、遊びます。
腕や足の動きを促し、衣服を着脱する感覚を養うことができるため、今後ひとりで身支度できるようになるための練習としても、一役買ってくれるのがうれしいポイントです。
▼脳トレにもなる!? 「型はめパズル」
『心と体がのびのび育つ0〜2歳児の遊び図鑑』より
フェルト生地2枚とカッター、接着剤さえあれば、ささっとに作れちゃうお手製パズルを使った遊び。
図形認識能力や空間認識能力も高められそうな遊びです。手先をつかって器用にパズルをはめこんでいくので、楽しさと同時に達成感も感じられます。
■バランス感覚も育つ! 体の使い方が学べる遊び3選
のびのびと体を使って遊ぶことは、健やかな心と体づくりには、大切なこと。
幼児期は、神経機能が著しく発達するといわれているので、体をしっかり動かすことで、体力や運動能力の向上も促してくれそうです。
▼ボール操作の練習にも!「ボウリングごっこ」
『心と体がのびのび育つ0〜2歳児の遊び図鑑』より
空のペットボトルを数本立てて、ボールを転がして遊び「ボウリングごっこ」は、親子で競い合って楽しめるのも魅力のひとつ。
ペットボトルの数を増やしたり、投げる位置を遠くしたりして、難易度をあげていくことで、子どもも飽きずに遊び続けられます。
▼楽しみながら全身運動!「へびさんにょろにょろ」
『心と体がのびのび育つ0〜2歳児の遊び図鑑』より
なわとびや長いひもをへびに見立てて、またいだり、飛び越えたりして、遊びます。
動きの強弱を大きくしたり、縄の本数を2本に増やしたりして、子どもの反応を見ながら、アレンジすることでさらに遊びの幅も広がりますよ。
▼バランスをとって歩く練習に!「布団の坂道」
『心と体がのびのび育つ0〜2歳児の遊び図鑑』より
敷布団の下に、丸めたバスタオルを数カ所いれて作った道の上を、バランスを取りながら歩く遊び。
まだ歩く力が弱く、公園などのアスレチックは早い…というときに、柔らかいお布団を使った、こんな室内アスレチック風の遊びもおすすめです。
高低差をつけるなど、コース作りを工夫することで、楽しみながら足腰を鍛える練習にもなりますよ。
■出産を控えるママにもおすすめ
今回はおもに1〜2歳向けの遊びをご紹介しましたが、本書には生まれて間もない「ねんね期」の赤ちゃんからも楽しめる親子遊びがたくさん収録されています。
「泣いてばかりの赤ちゃんを笑顔にしたい…」
「わが子と過ごす時間を心から楽しみたい…」
そんなママの想いに応える本書は、これから出産を控えるプレママたちの子育て準備本としてもおすすめの1冊です。
監修 波多野名奈 イラスト モチコ(池田書店)1,200円(税抜)
0歳から3歳までの大切な時期、「子どもと、どう遊ぶ?」その答えを1冊にまとめた本書は、道具を使った遊びから手作りおもちゃ、室内遊び、外遊び、手遊び歌、わらべ歌まで多種多様な遊び方を紹介。子どもの「発達のポイント」や、それぞれの遊びによって「育つ力」も一目瞭然に解説しています。人気イラストレーター・モチコさんのイラストもとにかくキュートで、思わず「子どもとこんな遊びがしたい!」と気持ちを盛り上げてくれる1冊です。
モチコさん
京都府在住の関西人主婦。3歳差姉弟の母。子どもにツッコミを入れつつ、かわいさに鼻血を噴きつつ子育て中。ブログ(「かぞくばか~子育て4コマ絵日記」)とインスタグラムで、育児4コマ&イラストを公開中。
ブログ:https://ameblo.jp/musume-nichijo/
Instagram:https://www.instagram.com/mochicodiary/
モチコさんのウーマンエキサイトの連載:モチコの親バカ&ツッコミ育児
(倉沢れい)
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