1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

目から血出るくらい、ママと子どもを全力で助けろ!【ヘドロパパ予備軍、ママの本音を聞け! 第1回】

Woman.excite / 2019年3月30日 17時0分

目から血出るくらい、ママと子どもを全力で助けろ!【ヘドロパパ予備軍、ママの本音を聞け! 第1回】

お笑いコンビ「2丁拳銃」の川谷修士さんの奥様であり、放送作家として活躍する野々村さん。テレビなどに出演するたびに、歯に衣着せぬ物言いで世の女性たちを痛快な気分にさせてくれています。

そんな野々村さんが、パパ育のための名言をまとめた書籍『パパになった旦那よ、ママの本音を聞け! 』(赤ちゃんとママ社)を発売。そこで、野々村さん自身の子育てのリアル、そして笑顔のママになるための秘訣をおうかがいしました。



お話をうかがったのは…
野々村友紀子(ののむら・ゆきこ)さん


放送作家。1974年8月5日生まれ、大阪府出身。「高僧・野々村」のコンビ名で芸人として活動後、放送作家へ転身。夫はお笑いコンビ「2丁拳銃」の川谷修士さん。バラエティー番組の企画構成や吉本総合芸能学院(NSC)東京校の講師などを務める。



■旦那は芸人、ワンオペ育児…そこで野々村ママがとった行動は?

――野々村さんご自身の子育ては、どんな感じだったのでしょう?

野々村友紀子さん(以下、野々村さん):実家は大阪。里帰り出産もしなかったし、東京には昔からの友人もいないし、旦那さんは芸人。仕事柄、地方の仕事で泊まりもあれば、朝早くから現場に向かうときも、深夜に帰宅することもあって、ワンオペ育児の日がいっぱいありましたよー。

2006年に長女、2008年に次女を出産しての2歳差育児。てんやわんやでした(笑)。

だから、友人は、もう作るしかない! と腹を決めて、健診のときに珍しいおもちゃをベビーカーにたくさん下げていって、それに釣られて(笑)話しかけてきた人と仲良くなったり、児童館に行って気の合いそうな人をナンパしてママ友になったりしました。

ママ友グループって面倒くさいことも多そうじゃないですか? だから、1対1でも、その人と付き合いたいかが、私の中ではママ友になるかどうかのジャッジポイントでしたね。今でもそのころに友だちになった人には、助けてもらってます。

――ワンオペ育児も経験しているのに、テレビなどで拝見する限り、夫婦仲良く家庭円満に見えますが。

野々村さん:旦那さんが仕事に出かけてしまったらワンオペ。でも、家にいるときは、本当によくやってくれていましたし、今もいろいろなことをやってくれています。

隣にクズなヘドロパパ(修士さんの相方の2丁拳銃、小堀裕之さんのこと)がいるから、よけいによく見えるのかもしれませんけどね(笑)。

――旦那さまがヘドロパパ化しなかったのは、なぜでしょう?

野々村さん:パパが仕事から帰ってきたら「帰ってきた祭り」を毎回、盛大に開催していました。「おかえりー、待ってたよー、お疲れさまー、早く帰ってきてくれてうれしー!!!」と、めっちゃ喜んで全身で伝えていました。

子どもが小さい頃って、ママが一人で子どもを見ていると緊張の糸がゆるめられないんですよね。だから、本当に1分1秒、早く帰ってきて欲しかったし、パパが子どもを抱き上げてくれると、それだけで気が少しラクになれて。

帰ってきてくれたことの喜びをちょっとだけ盛って伝えていました(笑)。そうやってパパに「頼られている感」を感じてもらっていたのがよかったのかもしれませんね。


パパに早く帰ってきて欲しいことが伝わっていないご家庭があったら、「帰ってきた祭り」の開催をオススメします。





■イクメンかヘドロパパか? 分かれ道は早期の「パパ育」

――早く帰ってきてくれても、実際に育児家事に取り組んでくれないと、パパがいるのにママのワンオペ状態になってしまいますよね?

野々村さん:私はとにかく早くラクになりたくて(笑)。その瞬間をしのぐだけじゃなく、将来的に「一人でやるより二人でやったほうがラクだ!」と確信を持って着々と進めていました。だって、パパが家事も育児もできるようになっていないと私、ラクになれませんから(笑)。

もちろん、最初はパパって家事も育児も下手なんですよ。オムツを替えるのも食器を洗うのもママより下手なことが多い。でも、そこであきらめたらおしまい。


おしっこだとオムツを替えるのに、ウンチだとママに任せたり、なかなか泣き止まないと「ママがいいって」と渡してきたり。そこですんなりママが「パパ育」をあきらめたら、パパは育ちません。

――「パパ育」って実際はどんなことをどんな風にするといいのでしょう?

野々村さん:ウチの場合はある程度、積極的にやってくれるタイプだったけれど、赤ちゃんが泣くだけで「なんで泣かせてんねん」ってママを責めるパパもいますよね。「何言うとんじゃ? 私の子でもあるけれど、オマエの子どもでもあるやろ?」って話だけど!

でも、ママは赤ちゃんがお腹の中にいるときから、ママとしての準備がなんとなくできるけれど、旦那さんって大抵の場合、赤ちゃんが生まれてきてからじゃないとパパ化しない。だから、ママは、意識的に「パパが育つ時間」を与えてあげないといけないのかなって思います。


ウチは、パパがロンパースを着せるのが下手で(涙)。「なんで、そことそこの紐を結ぶねん! そこのスナップは、こっちに止めるやつやろー」って(笑)。内心はそう思いながらも声には出さず、できるだけ見守るようにしました。

ママがやったほうが早いからって、いつまでも全部をママがやっていると、パパは一向に育ちません。「同じレベルまで登ってこい!」って、私は思って見守る時間を作っていましたね。パパがママと同じレベルになったら、二人で育てられるんやから、そっちのほうがラク。





■「寝かしつけ、上手いなー!」パパも褒めて伸ばす、野々村ママの場合

――「パパ育」がスムーズだった野々村ママ、成功の秘訣はなんだったのでしょう?

野々村さん:我が家では、とにかく何かやってくれたら褒め倒していました。実際、私は、寝かしつけがめっちゃイヤだったので(笑)、パパが寝かしつけをやってくれたときは、大絶賛! 

「やっぱりパパの抱き方がいいのかなー、それとも手の温度かなー。きっと落ち着くんやろうねー」って、思いつく限り、褒め言葉のオンパレード。それを繰り返していくうちに「寝かしつけさせようか?」って自分から言ってくれるようになりましたよ。

ママが自分が言われてうれしい言葉をとにかくパパに発するのがいいと思います。「ありがとう、本当にありがとうねー。じゃ、私寝るねー」って、パパが寝かしつけしてくれてるのを横目で見ながら、私は寝ましたから(笑)。


メディアを通して見る野々村さんは、痛快な言葉とともに仕事もプライベートもうまくこなしているスーパーウーマンな印象でしたが、実はワンオペ育児でてんやわんやな時期もあり、子どもの健診でママ友をナンパしていたというお話は驚きでした。

そんな等身大ママの野々村さんに、次回は「パパ育の実践」、「パパ育のための使えるツール」を紹介していただきます。

参考図書:
『パパになった旦那よ、ママの本音を聞け! 』(赤ちゃんとママ社)


お笑い芸人2丁拳銃・修士の嫁で、今メディアで話題の放送作家、 2児のママでもある著者が、子育てを頑張るママたちの代弁者として、 世の中のパパへママの本音をズバッと伝えるべく立ち上がりました。彼女ならではの 歯切れがよく軽妙な言葉選びとその言葉の力で、多くのママたちから共感が得られること間違いなし!  の1冊。赤裸々なパパの本音が聞けちゃう、パパ芸人座談会もたっぷり収録。




(TOKYOドーナツ)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください