“ママ友必要ない”に声が集まるワケ。「いまどきママの友人関係」の実態とは
Woman.excite / 2019年4月15日 14時0分
「ママ友0」が3割。“失敗してはいけない関係”から離れるママたち
イラスト:ちゅいママ
ウーマンエキサイトで連載中のちゅいママさんの記事「子どものための“頑張らないといけない”ママ友付き合いってするべき?」で、ママ友に関するアンケートを実施しました。
アンケートでは、「ママ友なんていらない」という人もいれば、ママ友をとても重要な存在と捉えるコメントもあり、それぞれの“ママ友”観があることがわかりました。
いろんな考えの人がいるなかで、ママたちはどうやってトラブルを避け、良い関係(どれを“良し”とするかもそれぞれですよね)を保っているのでしょうか。コメントから探っていきます。
■ママ友、何人くらいいる?
アンケートで、「以前からの友人ではなく、母親となってから関係ができた“ママ友”はいますか?」と問いかけたところ、「数人いる」が59%、「まったくいない」が31%、「たくさんいる」が9%という結果が出ました。
数人いる 59%
まったいない 31%
たくさんいる 9%
その他1%
意外だったのは、「まったくいない」という人が31%もいること。「どこから“ママ友”と呼ぶのか」という定義もあいまいなため、人それぞれの認識も異なると思います。ただある一定層の方が「ママ友を作らない」と考えている人がいるという印象を受けました。
■ママ友は戦友! つらさ、大変さを夫より理解してくれる
イラスト:ちゅいママ
ママ友の良さとは、どんな部分にあるのでしょうか? ママ友との出会いに恵まれ、育児の悩みを相談したり、ピンチのときには助け合ったりすることで、つらい子育てを乗り越えられたというママたちのコメントをご紹介します。
子育てをしていると、自信をなくしたり、どうしようもない孤独を感じたりするときがありませんか? そんなとき、わかり合えるママがいることで救われることがあると思います。
ただ、そんな出会いに恵まれるかどうかは、運とも言えるかも。実際、「ママ友作り」に苦労しているママがたくさんいることが次のコメントからわかります。
■ネガティブイメージが先行!? ママ友の作り方がわからない…
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ママたちから寄せられた、「ママ友がほしいと思っているけれど、なかなか作れず悩んでいる」という声。自分だけの関係ではなく、子どもありきの人間関係だから、「失敗してはいけない」「自分が嫌われたら子どもに影響するのでは?」など、プレッシャーに感じてしまうママもいるようです。
ママ友がうまくできないことで自分を責めたり、イライラして家族にあたってしまうママも…。根底には、かつてのちゅいママさんのように「子どものために、ママ友とうまくやるべき」という母としての理想、使命感があるようです。
■自分の友だちと勘違いするとトラブル発生?
©Kav - stock.adobe.com
リアルに体験した経験、先輩ママの体験談、ドラマ、ネットの影響など、さまざまなことからママたちが、「ママ友」という存在に少なからずネガティブなイメージを持っているということがコメントから読み取れます。
では、それを踏まえてママたちは、どんなお付き合いをしているのでしょうか。トラブルを生まないためにしている工夫とは?
ただ、役員などを通じて知り合ったママ友は、達成感を共有した仕事仲間のような、同士のような気持ちを持ちあっていて、定期的に集まって飲んだり、プライベートを相談しあったりできる仲です。無理に作る必要はないけれど、ママ友の世界もステキです。
© Monet - stock.adobe.com
ほかに「話すけれど、連絡先は聞かない」「あまり深入りしないようにしている」など、自分でルールを決めているママも。
これまでの背景がまったくわからず、子どもとのつながりだけで知り合う関係。だからこそ、相手が心を許せる人かどうか慎重に考えたい、トラブルに巻き込まれないために自分で線引きしたいという気持ちはとてもよくわかります。
■「無理にママ友を作る必要はない」の声が集まる理由
© apple713 - stock.adobe.com
今回のコメントで多かったのは、「無理にママ友を作ろうとは思わない」という意見。ちゅいママさんも記事のなかで、ストレスがたまる「頑張らないといけない人付き合い」をしないとしたことに、共感するコメントが集まりました。
ママ友がいることで、孤独な育児から救われたり、役立つ情報が手に入ったりといったメリットはたくさんあるのだろうと思います。とくに子どもが小さく、ママ自身が手探りで育児をしている最中には、同じような悩みを抱え、試行錯誤しているときには、ママ友の話に安心する人も多いのではないでしょうか。
ただ一方、「子どもが同じ年」「同じ保育園」といった子どものみしか共通項がない出会いのなか、自分にとって本当に気の合う人と出会うことも難しいのかも。また「子どものために」というプレッシャーで「ママ友を作らないと」「輪の中に入らないと」と思い過ぎてしまうと、相当のストレスとなる場合もあります。そういった場合には、適度な距離を保って接するのが賢明かもしれません。
もちろん「ママ友」に限らず人間関係はどんな立場だとしても、トラブルは起こる可能性があります。自分の家族や生活がもっとも大切であることは変わらないと思いますし、ストレスがかかることからは逃げてしまってもいいのではないかと思います。こうして考えると、子ども関連で出会う人ともまずは自分らしいお付き合いの方法を見つけることかもしれませんね。
回答数:420
アンケート集計期間:2019/3/15~3/18
(古口春菜)
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