寝かしつけ、息抜き…ママがオーディオブックにハマるワケ。メリットと注意点は
Woman.excite / 2019年6月2日 15時0分
オーディオブックにママがハマるワケ
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「オーディオブック」という言葉、近頃よく耳にするという人も多いかもしれません。書籍を朗読した音声データをもとにしたコンテンツやソフトのことをいい、最近では、スマートフォンのアプリで手軽に聞けるようになったことなどから、その利用者は年々増えています。
このオーディオブック、家事や育児などで手を離せないママたちにうれしいポイントがたくさんあります。今回は、オーディオブックについてご紹介したいと思います。
■オーディオブックってなに?
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オーディオブックとは、書籍の内容を音声で伝えるサービスのことで、耳で聴く本のことをいいます。そもそも30年以上前から、小説を読み上げてカセットテープに収録されたものは販売されていました。
2000年代にスマートフォンのアプリでのサービスの提供が始まったことなどによって、より手軽で利用しやすくなり、 利用者数は年々増加しています(※)。現在、おもにCDや動画サイト、アプリなどの媒体でオーディオブックは聴けます。
その大きな魅力は、耳から情報を得られるため「ながら読書」ができること。
手や足を止めることなく、知識を身につけることができるという点で、忙しい人たちのニーズに合わせて人気を集めています。その書籍のジャンルは、ビジネス本や語学書など実用的なものから、小説や雑誌などの娯楽的なものまで、多岐に渡り、だれでもお気に入りの1冊を見つけることができるという点でも、大きな魅力となっているようです。
■子育てママがオーディオブックにハマるワケ
とくに子育て中のママから支持を集めているオーディオブック、その人気の秘密はどこにあるのでしょうか?
▼ママがハマる理由1、「~~しながら聞ける」
育児に家事に、さらには仕事と、とても忙しいママたち。一人でお茶を飲みながら優雅に読書をできるという人は少ないでしょう。
そんなママたちにとって、「ながら読書」ができるオーディオブックは大きな味方です。たとえば授乳しながら、洗い物をしながら、または通勤しながらなど、さまざまなシチュエーションで手軽に読書を楽しめることが大きなメリットのひとつだと言えそうです。
▼ママがハマる理由2、体を休ませることができる
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本を読んだり、スマホを見たりすると、目や首、腕などがどうしても疲れてきてしまいます。そうしたときに、オーディオブックであれば、目を閉じても本を読むことができます。
体は休ませたい、でも読書は楽しみたいというママたちにとっては最適な方法と言えるかもしれません。
▼ママがハマる理由3、子どもの寝かしつけに使える
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さらにうれしいのは、ママだけでなく子どもたちにとっても耳で読書ができることです。
筆者自身も、寝かしつけの読書には毎晩苦労していて、電気の加減をどうすればいいか、どんな読み方をすれば子どもにきちんと伝わるのか、悩みが尽きません。そうした困りごとは、オーディオブックの使用によって解決できる部分があると感じます。
■ママの生活シーン別、オーディオブックの使い方
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それでは、このオーディオブック、子育て中のママは生活の中でどのように使えばいいのでしょうか。
▼ママの生活シーン1、子どもの読み聞かせ
子どもから「本を読んで」と言われて、「これからご飯を作るところなのに~!」という経験があるママも多いのではないでしょうか。
筆者自身も、小学1年生の子どもから分厚いハードカバーの本を手に「これ読んで、全部!」と言われたときに、途方に暮れた経験があります。
もちろんそばで親が読んであげることに大きなメリットがあるのは重々承知のうえ。でも、どうしても時間がないときには、だれかの手を借りたくなるのも事実です。
オーディオブックには、大人向けの本だけでなく、子ども向けの本もあります。筆者が調べたところ、『大きなカブ』や『ジャックとまめの木』などの絵本から、『星の王子さま』や『不思議の国のアリス』などの児童書もオーディオブックとして販売されていました。
絵がなく、耳から入ってくる音だけなので、情景を想像できて子どもたちの想像力も広げられるかもしれません。
▼ママの生活シーン2、赤ちゃんの寝かしつけ
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なかなか子どもが寝てくれず、苦労しているという人も多いでしょう。そんな人にとっては、寝かしつけにオーディオブックを試してみるという選択肢もあります。
「子どもが10分で寝る!」と話題になり、75万部以上のベストセラーとなった『おやすみ、ロジャー』が記憶に新しいという人も多いかもしれませんね。こちらの本はCDつきのものも販売されていて、プロの声優によるオーディオブックが録音されています。
筆者も寝かしつけにオーディオブックを利用したことがあります。
1、まずは電気を消してスマホを再生
2、オーディオブックが流れたら子どもの体をトントンと優しくなでながら聴く
暗い部屋でも本を読んであげることができ、さらにママが読まなくてもいいため子どもの様子を見ながら寝かしつけできることが大きなメリットだと筆者は感じました。
▼ママの生活シーン3、車の中の赤ちゃんのぐずり対策
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車での長時間移動が必要な場合、子どもたちの過ごし方が大きな課題となります。車に備えつけのテレビがある場合でも、長時間見せっぱなしにするのには抵抗がありますし、おもちゃだけでは時間が持ちませんよね。
そうした場合に、オーディオブックを利用するという人もいるようです。音楽の代わりに、子どもの楽しめる本を収録したオーディオブックを流してはいかがでしょう?
▼ママの生活シーン4、家事をしながら趣味が楽しめる
子育てによって、趣味の時間がなかなか取れなくなったという人も多いかもしれません。読書が好きだった人は、オーディオブックを通じて趣味の時間を作ることができそうです。
洗濯物を畳みながら、食器を洗いながら、そして子どもを寝かしつけながらなど、さまざまなシチュエーションで、安らぎの時間を得ることにより、憂鬱な家事にも前向きに取り組めるかもしれませんね。
▼ママの生活シーン4、自分の資格取得やスキルアップ
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忙しい毎日の中、自分の資格取得やスキルを上げるための勉強時間はなかなか取れません。でも「ながら読書」ができるオーディオブックなら、それが可能になる場合も。
育児休暇中の筆者の知り合いは、料理中や洗濯物をたたむとき、子どもたちの寝かしつけをするときなどに、ビジネス書などを聞いているそうです。みずからのスキルが下がることへの不安を解消するために、家事をする間に情報を得られるのは一石二鳥だといえそうですね。
■オーディオブックを利用するツールは
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それでは、実際にオーディオブックを使いたいという場合、どのようなツールがあるのでしょうか。
▼CDでオーディオブックを楽しむには
先ほどご紹介した『おやすみ、ロジャー』のように、CDが付属している書籍や、そもそもCDで発売されているオーディオブックがあります。
このような商品を購入した場合は、CDをPCに取り込み、そのデータをスマートフォンに入れて使用することができます。CDプレイヤーなどを使わず、機器は必要ないため利便性が高そうですね。
▼動画でオーディオブックを楽しむには
YouTubeなどの動画再生サイトでも、オーディオブックの入った動画はたくさんアップされています。読み聞かせの専門チャンネルもあるため、お気に入りの読み手を探してみるのもいいかもしれませんね。
▼アプリでオーディオブックを楽しむには
(Amazon.com)
約20万冊、20カテゴリー以上の豊富なラインアップが特徴で、月額1500円のサービスを使えば、ひと月ごとにもらえるコインと好きな本一冊を交換することができます。世界の9カ国で展開していて、海外では一般的なコンテンツとして広まっています。
(株式会社オトバンク)
2007年から株式会社オトバンクが配信を開始した「FeBe」はオーディオブックの先駆的存在で、2018年3月から「audiobook.jp」のサービスを開始。
約27,000本のコンテンツを配信し、オーディオブックのカテゴリー普及に向けてプラットフォームの拡大を目指しています。1万冊以上が対象となる月額750円で聴き放題のサービスも。
「森のえほん館」は500冊以上の多彩な絵本が定額で読み放題のサービスです。
『しらゆきひめ』や『シンデレラ』などの世界の童話や、『うらしまたろう』や『ももたろう』などの日本昔話、そしてオリジナルの絵本もあるそうです。絵本は毎月更新されているため、長く楽しめるのもポイントです。
■オーディオブックを利用するには、注意点もある!
ここまでオーディオブックのメリットを見てきましたが、使い方にはいくつかの注意点もありそうです。
▼「ながら読書」に注意!
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耳で聞いているからと言っても、「ながら読書」である以上は、読書だけに集中できるわけではありません。家事をしながら、子どもの様子を見ながら、さらに読書をするというのは結構ハードルが高いことでもあります。「ながら読書」をする場合には、わかりやすい内容の本を選んだほうがいいのかもしれませんね。
また「ながら読書」となるので、子どもを見守るとき、料理するときなど、より気を配る必要があるといえそうです。つい熱中しすぎてしまい、思わぬ事故にも注意しましょう。
▼読み聞かせはママの声も
子どもへの読み聞かせが、子どもの発達においてたくさんの効果をもたらすことはよく言われています。
また親子にとっても大事にしたい時間。このためオーディオブックだけに頼らずに、ママやパパの声での読み聞かせの時間もぜひとってあげたいですね。
▼オーディオブックでの寝かしつけには相性もある?
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商品として発売されているオーディオブックは、声優などプロの声によって読まれていることがほとんどです。子どもによっては、「ママの声じゃないとヤダ」などと、声が受け入れられないという場合もあります。また子どもによっては、静かな中のほうがよく眠ってくれるという可能性もあります。
ここまで、子育て中のママにオーディオブックがおすすめできる理由について見てきました。
家にいる間は、家事や育児だけで一日が終わってしまう…というママも多いとは思います。でも自分自身のスキルアップに、そして息抜きに、さらに子どもたちのためにと、オーディオブックが役立つシーンもあるかもしれません。もしかすると、普段の毎日が少しだけよりよいものになるかもしれません。
(高村由佳)
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