大雨で避難「長ぐつ? いつものくつ?」生き抜く分かれ目はここ!【親子で確認! 災害サバイバルの新常識 第2回】
Woman.excite / 2019年4月30日 21時0分
前回、防災の新常識をクイズ形式で網羅した『ぼくらの災害サバイバルBOOK』(主婦の友社)で、災害時の対応を確認した私と小5の息子。
意外にも、私が常識と思っていることを息子が知らず、息子が知っていて当たり前のことを私が間違えていたりと、世代ギャップを痛感した結果になりました。
そこで、「へー、なるほど!」「今の子どもはこれを知らないんだ…」といった秀逸なクイズをここでご紹介したいと思います。
■防災新常識クイズ1:大雨で避難するときにはくくつは?
B.はきなれたスニーカー
答えは、B。
雨のときは長ぐつ、と思いがちですが、避難するほどの大雨のときはNGだそう。長ぐつはいったん水が入ったら、重くて歩けなくなってしまうからです。
はきなれたスニーカー、それも物に引っかからないようにひもなしのほうがベターです。
■防災新常識クイズ2:公衆電話の基本的な使い方で正しいのはどっち?
B.受話器を上げてからお金を入れてダイヤルする。
答えは、B。
この問題、なんと高校生の娘もわかりませんでした(驚愕!)。
生まれた時から携帯電話が存在する子どもたち世代。災害時には携帯より公衆電話のほうが通じるという知識はあっても、そもそも公衆電話の使い方を知らないというのは盲点でした。
また、十円玉と百円玉は使えるけれど、ほかの硬貨や紙幣は使えないこと、おつりが出てくることもあることなども教えておきたいですね。
■防災新常識クイズ3:避難所に避難することに。かわいがっていたペットはどうする?
B.避難所の様子がわからないからエサをあたえておいていく。
答えは、A。
阪神淡路大震災や東日本大震災のような大規模災害で、避難生活が長期にわたる場合、ペットをどうするかというのは頭を悩ませるところですよね。
避難所でほかの人に迷惑をかけるかもしれないと、連れていくことに躊躇(ちゅうちょ)する人もいるでしょう。
でも、家にペットを残したまま避難すると、気になってまた家に戻り二次災害にあってしまうリスクもあります。
あとから危険な被災地へ戻るよりは、できることなら一緒にペットも避難所へ連れていきましょう。そのためには、あらかじめ近くの避難所でペットの受け入れが可能か調べ、ペットの避難グッズも用意しておくことが肝心です。
親子で「なるほど!」と思った防災の新常識クイズを3つご紹介しました。
実はこの『ぼくらの災害サバイバルBOOK』は、主婦の友社の読者ネットアンケートクラブを利用して、多くのリアルな声を盛り込んで作られたそう。だからこそ、避難訓練や防災学習では知ることのできない内容が盛り込まれているのだと納得でした。
自分や家族の防災知識の“穴”を探るべく、災害サバイバルクイズにぜひとも挑戦してみてください。
『ぼくらの災害サバイバルBOOK』(主婦の友社)
たびたび大きな地震が起こる日本列島。地震だけでなく、近年は台風やゲリラ豪雨による河川の反濫やがけ崩れなど、以前に比べて天災による被害が増えているように感じ、「わが家の地域にも…」と不安に思う人も多いのではないでしょうか。不安なのは、子どもだって同じ! 本書は大地震、台風や雷・土砂崩れなどの水害に関し、子ども向けに、ビジュアルを使ったクイズ形式で「災害時にすべきこと」をわかりやすく解説。怖いながらも「自分の身を守りたい」「ぼくが家族を救いたい! 」と思う子どもたちの気持ちに寄り添い、「サバイバル」をキーワードに、有事に役立つ知識・知恵を楽しみながらつけていきます。
(ウーマンエキサイト編集部)
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