「気配りママ」か「迷惑ママ」か…気づかい過ぎは逆効果! 2つの性格タイプ、2つの解決策
Woman.excite / 2019年5月12日 15時0分
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例えば、誰かに聞きたいことがあったとき、相談しなければいけないとき。「聞きたいことがあるけれど、相手の負担や迷惑にならないかしら…」。そこまで気が回る人は、すてきだと思います。
しかし、「面倒な人」と思われるのでは…という不安から必要以上に気をつかいすぎて、結局、質問できなかったという経験はありませんか?
今回は、「周囲に気をつかいすぎて、どっと疲れてしまう…」という人の解決策をお伝えしていきましょう。
■他人の顔色をうかがう癖、どうにかしたい!
「自分の言葉や行動が、誰かを傷つけたりしないだろうか、誰かの迷惑になっていないだろうか」
そんな不安にかられて、小さなころから周囲の様子や人の顔色をうかがって行動してきた、という人は少なくないでしょう。
気づかいができるのはとても良いことです。大人になればなおさら、そうした気づかいのできる人は重宝されるものですよね。
でも、必要以上の気づかいは、あなたの心を知らず知らずのうちに消耗させるもの。本当はもっと楽に生きたい、誰かのことを気にかけるのは疲れる…と感じているのに、やはり気をつかってしまう。
そんな自分に嫌気がさしてしまうことはありませんか?
■ママ友同士「気のつかい過ぎ」は逆に迷惑!?
子育てがはじまると、ママ同士で新たな関係性が生まれることが多いでしょう。そこで気づかいができるママは「良い人」と認識されますが、それもほどほどが好印象を与えるようです。
実は、度を越した気づかいは逆効果で、ときに人間関係をギクシャクさせる原因にもなります。
例えば、子ども同士が同じ習いごとをしているママ友グループ。発表会で必要なものをほかのママ友に聞きたいけれど、「こんなことで手間をとらせるのは悪い…」といつまでたっても聞くことができないとします。
そうやってズルズルと先送りにしたことで、やっと質問できたのが発表会の直前。みんなが一番忙しいときに聞くはめとなり、相手に必要以上の負担をかけてしまうことも。
また、PTAの引きつぎで前任者のママにいろいろ話をしてもらったけれど、後からほかにも聞きたいことが出てきてしまった。でも「また…?」と迷惑がられそうで、なかなか連絡できない、といったこともあるでしょう。
結局、別の人から伝え聞いた不確かな情報に踊らされ、取りまとめが上手くいかなかった…と残念な結果になる可能性もあります。
事前に確認しておかないと、逆に迷惑がかかるにも関わらず、度を越した気づかいが邪魔をして「聞きたいけれど、聞けない」。そんなジレンマに陥ってしまうのはなぜなのでしょうか?
■なぜ「必要以上に気をつかってしまう」のか?
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そもそも「必要以上に気をつかってしまう」のはどうしてでしょうか?
そういうタイプは、「自分でできることは、自分でしたい。あるいはするべき」と思っている場合が多いように思います。
裏を返せば、「自分でできるのに相手に頼るのは迷惑」あるいは「質問すること自体、相手の時間を奪う」と思い込んでいる可能性があります。
また「一度言ったことを覚えていない、忘れっぽいママ」「一から順に説明しないと分からない面倒なママ」など、ほかのママからマイナス評価をされるのではないかと、不安に感じている場合もあるでしょう。
■質問されることは迷惑? それとも、聞かれるのは平気?
必要以上に気をつかって失敗してしまう…そんな悩みを持っている人にまずやってみてほしいのは、自分自身が下記のどちらのタイプに当てはまるのか、ということです。
2.自分は誰かから質問されても特に面倒に感じない。でも自分から質問するのは面倒に思われそうで、気にかかるタイプ。
1.は自分が嫌なことは、ほかの人も嫌だろうと思っているタイプです。だから、聞かないといけないのはわかっているのに、嫌われたくなくてなかなか質問できないのでしょう。
2.は自分は聞かれても面倒ではないけれど、自分が相手にすることに対しては別の反応があるかも…と思っているタイプです。自分は気にしないことなのに、相手は気にすると思ってしまうのは、「自分と他人は違う」という意識があるから。
あなたはどちらのタイプだったでしょうか?
■気づかいが裏目に出ない2つの解決策
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実は、タイプ1、タイプ2のどちらも解決策は同じです。
質問できる相手が複数いるなら、まずは「聞く相手を選ぶ」ことから始めましょう。選ぶのは、「普段から周りに頼みごとをしている人」。「〇〇っていつからでしたっけ?」「~について、知っている人がいたら教えてください!」など、そのグループ内でよく質問や頼みごとをしている人に聞きましょう。
分からないことがあったとき、人は「まず自分で調べる人」と「まず分かる人に聞く人」に分けられます。頼みごとが多い人は後者で、「知っている人に聞いたほうが早い」と思っているタイプです。
だから、自分が誰かから質問されたり、頼みごとをされることにも抵抗がありません。タイプ1の人は特にこのような人を選んで聞くと、自分とは逆のタイプ、質問されることを面倒と感じない人もいることが分かるでしょう。
では、質問する相手が限られている場合はどうでしょうか。そんなときは「聞き方」を工夫しましょう。分からない範囲を明確にして、相手が答えやすい聞き方を意識します。
これまでのやりとりやグループ同士の会話から「なんとなくここまでは分かる、推測できる」という範囲がありますよね。その内容を踏まえつつ「ここから先の流れが分からないので教えてほしい」というように、相手が簡潔に答えられるよう分からない内容をはっきりさせるのです。
不明範囲を線引きすることで相手はピンポイントで答えられるので、余計なやりとりを省くことができます。相手の負担も最小限に抑えられるわけです。
特にタイプ2の場合、「相手の負担を極力減らす」という意味で、ずいぶん気持ちが軽くなるのではないでしょうか。
相手を気づかうあまり、かえって迷惑をかけてしまう結果になるのは互いに避けたいもの。聞く相手を選んだり、聞きたいことを明確にしたりすれば、心に負担をかけない「気づかい」ができるのではないでしょうか。
(佐藤栄子)
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