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2人目不妊で思わず泣いた「そんなこと言わなくても…」子どものつらい言葉、うれしい言葉【そんたんママときーちゃんの「はじめてづくし」 第6話】

Woman.excite / 2019年6月16日 21時0分

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こんにちは! そんたんママです。今回は、2人目不妊にまつわる話をひとつ。

我が家はきーちゃんはひとりですが、3歳になる頃には、クラスの子のほとんどにきょうだいができ、ひとりっ子はかなりの少数派に。

私自身、赤ちゃんを抱くママさんをうらやましいと思い、きーちゃんも周りのお友だちにきょうだいがいるのを見て、「ぼくもきょうだいがほしい」と言うようになりました。

■“不妊様”になってしまった…? 焦りはやがて、ねたみに

それまでは、きーちゃん1人でもいいかなと思っていましたが、夫婦で2人目にトライすることに。

しかし、いざ欲しいと思ってもなかなか子どもは授かりません。しばらくは自然に任そうとするものの、6カ月、7カ月…と時間がたつにつれ、気持ちが焦り出しました。




その間にもクラスの子に次々ときょうだいができ、とうとうひとりっ子はクラスできーちゃん1人に。次第に、今までうらやましいと思っていただけだった妊婦さんを、見るだけでもつらいと感じるようになっていました。

気を晴らそうと同じひとりっ子持ちだった友人に連絡を取ると、「妊娠して今はつわりで体調がよくない」という話を聞くことになり撃沈。

友人にまで嫉妬してしまう自分の醜さに、また落ち込む日々でした。









■そんな時、子どもに言われたトドメの一撃

心が折れかけていた頃、きーちゃんを園へ迎えに行くと、最近妹ができた同じクラスの子が話しかけてきました。

「きーちゃんちはあかちゃんいないのー?」

苦笑いしながら「まだいないんだ。そのうちできたら良いけどね」とこたえる私に、「きーちゃんも、いもうとがいいな~」と続くきーちゃん。

そんな私たちに女の子はケロリと言ってのけたのです。




ズッドーン…!! 

心に矢が刺さりました。

子どもが言うこと。それも悪意があって言っている言葉ではないとわかっていても、荒んでいた気持ちにトドメを刺すには十分でした。

そして、その月もやっぱりダメ…。もうボッキリと心が折れました。








■落ち込む母に、我が子がかけてくれた「泣ける言葉」

うなだれている私にきーちゃんが近づいてきたので、「お母さんのこと、よしよしして…」とお願いしました。

母の気持ちを知ってか知らずか、頭をなでてくれたので、きーちゃんのことをぎゅっと抱きよせました。すると背中越しに…




「きーちゃん、おかあさんのこと、ずっとだいすきだよ」

という言葉が。

思わず涙があふれ、「あぁ…今いるこの子をもっと大事にしなきゃいけない」と思ったのでした。

■「妊婦さんがうらやましい」について考えてみた




それから改めて、「妊婦さんをうらやむ気持ち」について考えました。

思えばきーちゃんを授かる前も、妊婦さんがうらやましく、ねたむ気持ちがありました。あの時の私からすれば、今の私はハッキリ言ってしまえば「子どもが1人いるからいいじゃない」です。

しかし実際には、1人子どもがいてもやっぱり妊婦さんがうらやましい。

そうなると仮に2人目を生んだとしても、やっぱり3人目を生む人をうらやましく思うでしょうし、3人生んだとしても4人目をうらやましく思うのかもしれない。

つまり、キリがないのだ! もうこれは本能的なものかもしれないから、しょうがないじゃないか!

そう開き直ったら、なんだかスッと肩の荷がおりました。

今も2人目は望んでいますが、前のようにギスギスした気持ちはありません。

落ち込むことがあれば、あの時、息子に言われた言葉を、そっと思い出すのでした。



(やまだ そのこ)

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