進まないトイレトレーニング…焦る気持ちを解消してくれたのは、自身のひきこもり経験の記憶でした【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.2】

Woman.excite / 2019年6月19日 7時0分

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発達の遅れがあり、現在も療育に通っている娘。

引っ越しや二人目妊娠などの大きなイベントもあり、
娘は4歳を超えてもなかなかオムツが外れませんでした。

入園の条件に"オムツ外れ"と書かれていた新しい保育園では、
落とされてしまう覚悟もしていましたが…



保育園の先生方は、「一緒にゆっくり、オムツ外れを目指しましょう!」と
優しく諭してくださいました。
この時の安堵の気持ちは、今も忘れられません。

安堵しつつも、入園までに少しでも進めてあげたい。
そう思い、自宅でも、試行錯誤で色々な方法を試していました。
もよおしたらそっと便座に座らせる、便座を使いやすいように踏み台を設置する、
トイレでは優しく声かけしリラックスさせる、お気に入りのキャラクターのパンツを履かせる…




しかし、なかなかトイレトレーニングは進みませんでした。

産後まもなくということもあり、身軽にフォロー出来ない自分にも少し焦りを感じつつ
娘の様子を観察していると…




娘はトイレまで我慢できない、トイレに座って排泄できない、というよりも
失敗への恐怖と恥ずかしさに怯えているようでした。

確かに、今までもたびたび、お姉ちゃんパンツを履いては失敗し、濡らしてしまうことがありました。
その度に、とてもショックを受けている様子だった娘。
大人が「気にしないで大丈夫!」なんて言っても、パンツや床を汚してしまった罪悪感は
娘にとって、とても大きいものだったのだと思います。
そんな娘の優しい気持ちに気付かずに、
前のめりにトイレトレーニングを進めようとしてしまったことを反省…

それと同時に、 失敗が怖いとか恥ずかしいとか、すっかりお姉ちゃんな
繊細な気持ちを抱けるようになった娘の成長
を、とても嬉しく思いました。
おしっこを漏らしても平気で遊んでいた赤ちゃんとは、もう違うんですね。

その日から、お姉ちゃんパンツを履くことも、トイレに行くことも、
娘がやりたいと言ってくるまで待つことにしました。

私は、娘と過去の自分を重ねていました。





私は10代のほとんどを、重度のひきこもり状態で過ごしていました。
外出はおろか、当たり前の日常生活を送ることも出来なかったその頃は、買い物なんてもっての外。
数年経ってやっと出来たのは、深夜に近所の自動販売機でジュースを買うことでした。




スーパーやコンビニに行けば、ジュース以外にも色々なものが買えます。
いつでも、好きな時に好きなものが買えます。
でも、私にはそれが出来ませんでした。したくても出来なかったんです。

"人と会うのが怖い" "姿を見られるのが恥ずかしい"

この二つの気持ちが、お店で買い物できない理由でした。

今思うと、なんて不便な生活だったんだろうと思います。
娘だってきっと、トイレでしたい時にする方が楽だと分かっています。
オムツよりもお姉ちゃんパンツの方が、可愛いしムレないし、動きやすいです。

でも、 "怖い"や"恥ずかしい"という気持ちは、本人にとってとても大きなハードルです。

それを解消できなきゃ、進めないのは当たり前。
実際私も、自由に出歩けるようになったのは、何も気にせず自分を好いてくれる友人と出会い、
自分に自信が持てるようになってからでした。

きっと娘も、周りの大人たちが楽しく見守っていれば、少しずつ自信がついていくはず。
ゆっくりだけど、確実に日々できることは増えています。
私は、昔の自分を思い出しながら、静かに見守ることに徹しました。






すると…







新しい保育園に入園して1ヶ月で、娘はあっという間にオムツが外れました。

保育園の先生方のあたたかなフォローが何より大きかったのだと思いますが、
大人が焦らなくても、子どもは成長していく!
そんなことを、娘に教えてもらったエピソードでした。
(たんこ)

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