幼児がいると大変…!突然の停電で焦りまくったので改めて「防災対策」を考え直しました【笑いあり涙あり 男子3人育児 第49話】
Woman.excite / 2019年9月17日 15時0分
イラスト1
ウーマンエキサイトをご覧の皆さん、こんにちは。tomekkoです。
9月に入った途端に朝晩過ごしやすい日も増えてきたなぁ…なんて思ったら先日の台風。大規模な停電などに見舞われた地域の皆さんは、まだまだ大変な毎日かと思います…。1日も早く復旧し、日常が取り戻せますように。
ワタシの住む地域も場所によってピンポイントで被害があり、子連れでの停電を初めて経験しました。今回、たかが台風と甘く見てはいけないなとつくづく実感したので自戒も込めて状況をまとめてみました。
停電で水と電気を絶たれた1日がはじまる…
わが家の住む地域は台風直撃の明け方から停電しました。
朝蒸し暑さで目覚めるとエアコンが送風口が半開きのまま止まっていました。
状況が理解できず何度かリモコンを押してみて、もしや…?と思い当たりました。
ただ、その時はまぁそのうち復旧するだろう、と気楽な気分で台風明けの凄まじいベランダの汚れにため息をつきながら窓を開け、最初で最後の(!!)トイレを流してしまいました。
そして手を洗おうと蛇口をひねった瞬間、ワタシは全てを悟りました…
戸建なら停電しても水が出るのが普通です。
しかしわが家はマンション。水を汲み上げるのも電気だと、そういえば以前聞いたことがあった…!!
なんとかガスはつくけれど、水と電気を絶たれた状態だったのです。
実は、予兆はありました。
前日の夜、だんだん激しくなってくる雨風の音にドキドキしつつ夜中仕事を進めていると、一度フッと電気が落ちたのです。でもすぐに復活したのでその時はほとんど危機感を持たず、特に備えもしないで寝てしまいました。
今思えば、あの時に危険を察知して水の汲み置きなどを増やしておくべきだった…!!(時すでに遅し)
わが家が備えていた防災グッズについて
台風翌日、わが家の非常の備えは以下の通り。
なんと、こんな時にすぐに必要な懐中電灯さえもすぐわかる場所に保管しておらず、非常持出袋の奥底…。たまたま朝だったから良いようなものの、これが夜中ならスマホの光を頼りに手探りで探すしかありませんでした。
しかも、やっと見つけた懐中電灯も手回しでほとんど役に立たず、結局夫の自転車用のライトを使うことになりました。
防災ってその時になってみないとわからないことが多いんだなぁと実感。
いや、だからこそ防災の日があり、防災訓練をするわけですよね。
災害に遭った時の動きや何が真っ先に必要かなど全然シミュレーションできていなかったことに気づけたある意味良い機会でした。
さぁ、そして(水道からの)水なし、電気なしの1日がスタートしました。
乳幼児は非常時がわからない…
トイレの水をタンクに溜めるには2lのペットボトル2本は必要だということがわかりました。
小であればタイミングを合わせて(汗)何人かまとめて流します。
そして気づけば飲料水も賞味期限を過ぎている~!!
まぁ、未開封の水なので大丈夫なのでしょうが…
実は、なんとわが家の数件先の交差点より向こうは普通に通電したので、長男の小学校は10時から登校OKとなり、とにかく家にいるよりはマシと学校へ送り出しました。
一方下の子たちの保育園は停電中。大人も仕事に行けないこともあってお休みにしましたが、訳のわかっていない1&3歳児を抱えての非常事態。どう過ごせば良いのでしょう(涙)
最寄りのコンビニも停電。よって夫が少し遠い通電している地域のコンビニまで買い出しに。そこでひとまずの飲み物と常温OKの食べ物を確保しました。
しかし…すぐにこのまま復旧を待つのは無理だと判断。
どんなにいつもと違う、水が貴重で汗をかいてもシャワーも浴びられない…と説明したって、子どもたちはおかまいなしに走り回り、汗だくになります。
よく子連れの避難所問題なども大変だと聞いてはいましたが、なんとなくわかったこと。
特に乳幼児は、どんな非常時であっても「いつもと同じ」を求めるんですね。
それに応えられないストレス。それが避難所であればなおさら周りの目も気になるし、親は本当に追い詰められるだろうと思いました。
子ども3人いると宿泊先を探すのも大変だった…
マンションは立体駐車場のため車の出し入れも不可。たまたま運良くわが家は駐車場を別の場所で借りていたので動かすことができ、日中は長男が帰宅するまでショッピングモールに食事と涼を求めに行くことにしました。
ショッピングモールは当たり前のように電気がつきエアコンが効いていて、あまりの自宅との違いにちょっとしたパラレルワールド感がありました。
帰宅すると、一階では水が出るということで、共用部からトイレ用の水を汲んで運ぶ住人たちの姿。
各家のお父さんたちもこの日は多くの人が出勤を諦めて戻ってきていて、子どもたちと一緒に水を運んだり遊び相手になったりしていて、ちょっと普段は見られない風景にほっこり…(している場合じゃない)。
あまりの暑さに家の中にいられないので、外でママ友と情報交換をしていると、当分復旧はしないらしい、子連れの人は実家や近場のホテルに避難し始めている、と聞いて、ここでやっと今夜の乗り切り方に思い当たりました。お出かけして涼んでる場合じゃなかった!
うちは両家ともに実家が遠いので、慌ててホテルの空きを探し始めました。
そしてわかったこと。
つくづく、危機感の低いわが家。
これまで家族で宿泊するといえば観光地だったので(まぁ普通そうですよね)当然のごとく5人家族が泊まれる部屋があると思っていたのですが、駅前のビジネスホテルにそんな部屋あるわけないですよね(汗)
どうにか車で行ける範囲のホテルで2部屋に分かれれば泊まれることになり、大急ぎで支度をして渋滞の中たどり着き、想定以上の金額を支払い(この際泊まれれば金に糸目はつけないと決めたけど…涙)、ホッとひと息ついて夕食を食べていた時…
…電力会社のみなさま…暑い中日夜復旧作業、本当にありがとうございました!!
復旧と聞いた瞬間はいろいろな思いがよぎりましたが、その後ニュースでもっと甚大な被害から数日経っても復旧していない地域があると知り、同じように幼い子連れで全面的にインフラが絶たれている地域のご家族を思うと、後から恐怖が襲ってきました。
今回学んだことのまとめ
今回勉強になったことをまとめました。
・幼い子がいる場合、非常事態が長期化したらリスクが増すので、一刻も早く避難先を見つけておくこと。
・モバイルバッテリーは非常用に大容量のものがあると安心。
・懐中電灯は暗くてもすぐわかる場所に常備。ランタンなどもあると良いかも。
・冷凍庫の中身をクーラーボックスに移してしまったが、本当はそのまま開けずに置いておくのがベストだった(丸一日ならほぼ無傷だったと友人談)
・トイレ用の水の備蓄は想定より多くて正解。幼児を家に置いて一階から高層階まで水抱えて何往復もするのは現実的に厳しい。(子どもが小さいのでお風呂のため水はしない派なので)
・大判の体拭きシートは助かった。ただし肌の弱い次男はおそらく数回拭くとかぶれてしまうので、使い捨てにしても良いガーゼがたくさんあれば、ミネラルウォーターで湿らせて拭いたりとかの方がよいかもしれない。
・買い置きしておいた羊羹が意外に子どもたちに好評(大人のおやつのつもりだった)
今回の台風は、わが家の防災対策を真剣に見直す必要を実感できた災害でした。
幸運にもこの程度で済み、ある意味わが家の災害対策のダメっぷりがよく分かった「訓練」のような機会でしたが、もっと大規模な地震や豪雨、自然災害以外にも、非常事態はいつ起きるか分かりませんよね。
それは明日かもしれない。いや、今夜かもしれない。
子どもたちに自信を持って「何かあっても大丈夫!」と言えるように、わが家に合った防災対策をこの機に見直そうと思ったできごとでした。
(tomekko)
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