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初めて知った「母のトラウマ」 その告白に私は… ~私と母の“友人のような関係”が起こしたトラブル(3)~【息子愛が止まらない!! 第23話】

Woman.excite / 2019年10月23日 16時0分

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初めて知った母の想い。そして、ふたりの関係は… ~私と母の“友人のような関係”が起こしたトラブル(3)~【息子愛が止まらない!! 第23話】

こんにちは、ねここあんな。です!

今回はまたまた前回の続き、私と母の「友人のような関係」第3弾です!



■お互いに我慢して言えなかった本音

再び地雷を踏んでしまったことで私の中の本音もぶつけました。

今までの私は母に対して、言いたいことを言おうとすると何となく我慢してしまう傾向がありました。

たぶん言った後の反応を勝手に考えて、余計にややこしくなるのを避けたかったのです。

自分が黙っていればこの場がいつか落ち着く、そう思っていました。

翌朝、母からメールが届いていました。内容は長文でしたが、こんな感じでした。



正直なところ、母は「家に着くのが2時間早まったこと」に対しての怒りはなかったのだそう。

それはただの口実で、本当は以前から疲れていたというのです。

というのも、実は私たちの知らないところで母はいろいろ気遣ってくれていたのでした。

言いたいことを言おうとすると何となく我慢してしまう傾向があるのは、母も同じでした。

私たちが泊まりに来る日、母は使う部屋を丸ごと念入りに掃除してくれていたのです。たぶん想像の5倍くらい…。


母の「掃除をしたい」と強く思う気持ちの裏側にはこんな理由があったのでした。


■初めて明かされた母のトラウマと、私たちへの想い

それは私の兄がまだ赤ちゃんだった頃…

母は結婚してから実家の2階を増築して暮らしていた。実家ではもともと猫を飼っていて、猫は母に懐いており、私の兄である赤ちゃんが生まれてからも一緒に暮らしていたそう。


しかし、赤ちゃんの頃の兄は、猫の毛が原因で喘息になってしまった。小学校低学年まではたびたび救急車で運ばれることもあり、私も兄の苦しむ姿を覚えているぐらいだった。


母は、兄が喘息になったのは自分のせいだと思っていたそう。長く暮らしてきた猫も、息子も、かわいくて離して生活することができなかった自分のせいだと…。


あのトラウマは孫の代にまで続けてはいけない。

そう思って私たちが遊びに来るときは、私たちの想像を超えるほどの掃除をしてくれていたんだそうです。

全ては現在飼っている猫ちゃんの毛から、孫のきっくんを守るためでした。

ちなみに「それなら猫を飼うな」という声が聞こえてきそうですが、うちは兄が大きくなるまではペット禁止! の家でした。

だけど兄が中学生になり、部活動も始めだいぶ体力がついてきたころに親のいない子猫を母が見つけ…

兄の部屋だけ出入り禁止で飼い始めたのです。

母は部屋の掃除と「兄の部屋に猫を入れない」ということは徹底しており、兄が実家にいた頃もひどい発作が出ることはありませんでした。



そんな努力も知らず…

私たちが泊まりに行った日、夫は帰ってきたままの格好で長い間、部屋をウロウロ。母は飲食店のにおいやホコリが部屋に入ってくるのが気になって仕方なかったが、言い出せず…。


夫と私の父は仲が良く、私たちが泊まったあの夜、家に帰ってからも話に夢中になっていました。

母は普段から、娘の夫の気配りなどに大変感謝していることもあり、その場では言えなかったそう。

しかもこの数時間後に、私も外から帰ってきてホコリなどを家に入れてしまうのでした。

…そんな私たちの行動に限界を感じていた母。

「せっかくキレイにしたのに」「めちゃくちゃにされる」とまで思わせてしまっていた原因は、こういった私たちの無神経さでした。

自分たちが原因を作ってきたことをやっと自覚した私たち。

心から反省し、そして、母に謝りました。



■母の想いを知り、あらためて見つめ直した私と母の関係

お互いがより良く過ごすためにも、もっと話し合わないといけませんでした。

そこで私たちはいくつかルールを決めました。

私と母は話し合い、より良い関係を築くためルールを決めることに。こうして私たちは和解することができたのでした。


結局話し合いが足りなかったのが一番のトラブルの原因だったと思います。

そして私自身「甘えられない」と感じていながらも、実はたくさん甘えていたことに気づかされました。

・友人のような関係を築いたつもりでも、親はいつまでも「我が子」と思い心配する。
・家族と言えど、話し合わなくちゃ思っていることは伝わらない。
・親であっても、ある程度の線引きはきちんとする。


今回、そんなことを考えさせられました。

もしかしたら他人よりも難しく、友人よりも悩ましい存在が「親」なのかもしれません。

親にとって「子」の存在は、今も昔も変わらず心配の種なんだと思います。

だけど、きちんと話し合えば仲直りだってできるし、だれよりも強い味方でもあります。

今回は衝突したおかげで、伝えたいことも言い合うことができ、より良い親子の関係を作ることができました!

「喧嘩するほど仲が良い」という言葉は、親子にも適した言葉なのかもしれません。

最後におまけの一枚。

後日談。「この前喧嘩した話、記事にしていい?」と母にたずねると、「いいんじゃない? そしたらさ、番外編みたいに書いてほしい内容があるんだけど…」と返答。というわけで、次回に続きます!


ということで番外編として「ばあば」という存在に焦点を当てて、次回描きたいと思います!
(ねここあんな。)

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