いつか思春期を迎えた娘に読ませたい!パパと娘の大切な思い出を刻むチッチママの新作コミック
Woman.excite / 2019年10月12日 13時0分
『うちの夫の不器用な娘愛』チッチママ著(イースト・プレス)
ウーマンエキサイトの連載でもおなじみの人気コミックライターチッチママさんが自身2作目の書籍『うちの夫の不器用な娘愛』(イースト・プレス)を刊行しました。
チッチママさんの漫画をより魅力づける主要人物といえば、一見そっけない塩対応ぶりをのぞかせつつも、胸がジーンとするほど深い愛情の持ち主である旦那さん。
本書では、そんなちょっぴり不器用だけど愛があふれまくる旦那さんとおちゃめでマイペースな姉妹との何気ないやりとりがほっこりと描かれています。
一般的にパパが娘を溺愛し、愛情を重ねた日々は子どもの年齢が上がるにつれ、わかりやすい愛情表現やスキンシップが徐々になくなり、娘自身もその大切な記憶を忘れてしまうもの
本書は、そんな娘たちがいつか思春期を迎え「パパとの関係」に悩んだとき、そっと差し出したくなるような父娘の愛情がじわりとにじみ出す1冊です。
■不器用な夫が見せる愛情にあふれる横顔
女の子を授かった家庭の多くでは、出産前からは想像がつかない夫の変貌ぶりに意表をつかれることもたびたびあるかもしれません。
「子ども? 好きじゃない…」なんて口にしていたはずの夫が、今では娘にデレデレなんてことはよくある話。
本書でも無表情かつ塩対応がトレードマークの旦那さんが娘を持ち、意外な素顔をのぞかせる微笑ましい場面が描かれています。
『うちの夫の不器用な娘愛』より
娘からの「大好き」に思わず震える旦那さん。
その無垢な反応に「ピュアか!? 」 と、思わずツッコミを入れたくなりつつも、パパ目線の純粋な娘愛になんだか優しい気持ちに…。
しかも、普段はポーカーフェイスでクールにキメている旦那さんだからこそ、そのぎこちない行動がなんとも人間らしくて、父と娘の愛おしい親子関係に心くすぐられます。
そして何気ない日常でも娘愛がこぼれ落ちるこんな一コマが…
『うちの夫の不器用な娘愛』より
目をそらすと泣くから動けない…なんて、その娘愛、愛おしすぎます!
母親目線の子育ては、限られた時間のなかで、いかに効率よく行動するかばかりに気を取られてしまう面があるけれど、父親目線の子育ては多少不器用ではあっても、わが子への愛情のかけ方が実に贅沢。
ママにとっては、ちょっぴり羨ましいとさえ思うほどに…。
そんなパパに対して、ママもつい心の余裕を失くし「要領が悪い!」なんて辛辣な意見を口にしてしまうこともあるかもしれません。
しかし、本書に描かれる旦那さんのけなげな姿をながめていると、普段とは別の角度でパパの頑張りを優しい眼差しで受け止めてあげたいな…なんてふんわりやさしい気持ちにもさせてくれるのです。
■深すぎる娘愛にほっこり!父娘の子育て劇場
女の子を育てるパパにとって幼い娘との日々は、いつか自分から離れていくことを前提としたある意味、期限付きのような時間。
だからこそ「娘を喜ばせたい」「失いたくない」と愛情を傾けるパパの姿は、ママから見てもほんのり切なくて、心温まるものです。
特に将来誰かと結婚してお嫁に行ってしまうかも…という娘のライフイベントは直視したくない現実の一つ。
『うちの夫の不器用な娘愛』より
そんな娘愛が底なしに深い旦那さんは、プレゼントを一つ渡すのだってアフターケアを怠りません!
『うちの夫の不器用な娘愛』より
子どもたちが喜ぶ姿を見るのは確かに幸せなんだけれど、数日間にわたって見守るとは、さすが娘愛があふれまくる旦那さん!
しかも自分の物だけ買って帰ることを“しのびない”と感じるほど、旦那さんにとって子育ては自分の中心に自然と存在するもの。
子どもができて変わってしまう生活に時として不満を持つ瞬間もあるけれど、その変化をどこまでもポジティブに受け止め、幸せに変換できる旦那さんの姿勢には、ママもパパも学ぶところが多いでしょう。
■育児中の夫婦円満に不可欠な「夫の当事者意識」
チッチママさん夫妻といえば、子どもが生まれても、胸キュンを忘れない理想の夫婦を体現するお二人。
“うらやましい”という感情とともに浮かぶのは「なぜ、これほどまでに夫婦円満でいられるのだろうか?」という疑問。
しかし、そんな疑問を紐解くヒントが本書のある場面に描かれています。
それはチッチママさんが長女のチッチちゃんを4月から幼稚園に通わせようかと悩んでいたときのこと。
幼稚園の一時保育の利用をきっかけに、母親であるチッチママさんと過ごすよりも、先生やお友達と過ごす時間があったほうがいいのではないかと、2歳での幼稚園入園を考え始めていたチッチママさん。
その想いをある日、旦那さんに伝えてみると…
『うちの夫の不器用な娘愛』より
夫婦が同じ方向を向いて、ともに子育てができているって、本当に幸せなんだな…と、しみじみ思わせてくれるような一幕です。
「どっちでもいいんじゃない」じゃなくて、自分の意見を当事者意識を持って伝えてくれる旦那さんは、まさに子育ての理想的なパートナー。
それにいつだって妻であるチッチママさんを想う気持ちも忘れない。
『うちの夫の不器用な娘愛』より
娘だけにひたすら愛情を傾けるのではなく、大切にすべき妻への愛がずっと変わらずそこにある…。
家族になったんだから「やってもらって当たり前」「任せて当然」ではなく、旦那さん自身が家族に関わることへの当事者意識をきちんと持ち続けていることが、もしかしたら夫婦円満のカギを握るのではないと気付かせてくれる本書。
さらに、シャイで不器用な旦那さんと全力でパパを振り回す姉妹とのやりとりを隣で見守るチッチママさんの深い愛情にもじんわり胸を熱くさせられる1冊なのです。
『うちの夫の不器用な娘愛』
チッチママ著(イースト・プレス)1,000円(税抜)
娘が大好きなのに素直に「可愛い」と言えない、シャイが過ぎる理系夫。毎日全力でお父さんを振り回す、おちゃめな長女とマイペースな次女。なにげない日常にあふれる、愛くるしい姉妹と夫のほっこり癒されるやりとり。そして妻が見守る、夫の不器用な娘愛の数々。くすっと笑えて心温まる一冊を、まるっと描きおろしでお届けします。
●チッチママさんのInstagram:@chicchi.diary
●チッチママさんのTwitter:@chicchi__mama
●ウーマンエキサイトの連載:チッチママ&塩対応旦那さんの胸キュン子育て
(倉沢れい)
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