【人気急上昇】いま子連れで海外旅行に行くならウラジオストクがおすすめな理由
Woman.excite / 2020年1月5日 20時0分
子連れ海外旅行というと、ビーチリゾートやアジアが人気ですが、2度目3度目なら、ぜひ選択肢に加えてほしいのがロシアのウラジオストク。
今年はJALとANAの直行便も就航し、2020年に一気に人気が高まりそうな旅先です。昨年夏、9歳(小4)の娘と行ってきましたが、想像以上に子連れ旅行にぴったりな場所でした! ぜひ2020年の春休みやGWの旅行の候補にしてみてください。
■ウラジオストクは“日本から一番近いヨーロッパ”
ロシアという響きは、なんとなく遠い場所をイメージがさせるかもしれませんが、極東ロシアのウラジオストクは、日本から飛行機でわずか2時間前後。国内旅行感覚で行けるのに、ヨーロッパ的な街並みが異国情緒たっぷりです。
ウラジオストクがひそかにブームになっている背景には、2017年に「ウラジオストク自由港」制度でビザが緩和されたことがあります。ウラジオストクを訪れるだけなら、インターネット経由で入国ビザが申請できるので、ぐっと気軽に行けるようになりました。
■ウラジオストクが子連れ旅行におすすめの理由
実際にウラジオストクを訪れて、子連れ向きだと思ったところを挙げてみます。
1.フライト時間が短い
成田空港から直行便で2時間前後なので、2泊3日でも十分楽しめます。現在は、オーロラ航空(アエロフロートとのコードシェア便)とS7航空が直行便を運航。2020年2月にはJAL、3月にはANAも成田-ウラジオストク路線に直行便を飛ばすことを発表しており、さらに身近になりそうです。
2.時差が少ない
ウラジオストクと日本の時差は1時間だけなので、子どもの生活リズムが乱れにくいのもいいところ。ウラジオストクが日本より1時間進んでいます。
3.歩きやすいコンパクトな街
ウラジオストクは小さな町で、おもな見どころはほぼ徒歩圏内にあります。歩行者天国になっている噴水通りや老舗デパート「グム百貨店」の路地裏などは写真を撮るのも楽しいエリアです。
4.人がやさしい
ロシアには「意味のない笑顔はバカの印」ということわざがあり、お店の人も愛想笑いをしないので、最初は冷たい印象を受けるかもしれませんが、実際は多くの人がとても親切。ロシアの中では比較的治安もよく、子連れでも安心して歩けます。
5.グルメが子ども向き
ロシア料理の味つけはマイルド。ロシア風水餃子「ペリメニ」やクレープ風の「ブリヌイ」、カレーパンの元祖ともいわれる「ピロシキ」などは、とくに子どもが好む味です。ちなみにウラジオストクでは、ジョージアなど中央アジアの料理も人気ですが、ジョージア料理はパクチーが入っていることが多いので苦手な場合は注意を。
■子連れで行けきたいウラジオストクの見どころ
基本的には街歩きがお楽しみのウラジオストク。今回、娘がとくに気に入ったのが以下の2スポットです。
●カルセリ遊園地
海沿いにある小さな遊園地。カラフルな色使いやどこかレトロ感のあるイラストがかわいい雰囲気。入園料はいらず、アトラクションごとに料金を支払う仕組みなので気軽に立ち寄れます。アトラクションの数はそう多くありませんが、幼児から大人まで楽しめます。
●バレエ鑑賞
世界3大バレエ団のひとつ「マリインスキー・バレエ」は、ロシアのサンクトペテルブルクが本拠地ですが、ウラジオストクにも支部があり、その華麗なステージを見られます。チケットはオンラインから日本で購入可能。私たちは『眠れる森の美女』を鑑賞しました。事前にあらすじを伝えておくと、子どもも楽しめます。
このほかにも「人形劇場」や「ウラジオストク国立サーカス」、「沿岸地方水族館」なども子どもが喜びそうなスポット。また、シベリア鉄道の拠点である「ウラジオストク駅」や「ロシア正教会」といった定番の観光地もあります。
■子連れウラジオストク旅行を成功させるコツ
・ロシア語対策はアプリで
ロシア語のメニューやお土産の商品表示が読めないときは、Google翻訳アプリのリアルタイムカメラ翻訳が便利。カメラを文字にかざすだけで、自動的に翻訳してくれます。あらかじめオフライン翻訳ファイルをダウンロードしておけば、オフライン時にも翻訳が可能です。
・子どもにカメラを持たせてみる
ウラジオストクは街歩きがメイン。子どもが小学生くらいならお古のカメラを渡すのもおすすめ。子どもも街の風景により興味を持ってくれますし、子どもの視点で撮影された写真を見るのも楽しいです。
・ホテルは早めの予約を
ウラジオストクはまだホテルの数があまり多くないので、とくに週末は早めの予約がおすすめです。今回は「ロッテホテルウラジオストク」に宿泊。ホテル専用のタクシーがあり、バレエ劇場や空港への送迎を安心してお願いできました。
のんびりした空気が流れるウラジオストク。気軽に行けるのに、異国感が際立っているので、気軽なリフレッシュにぴったり。冬は寒さが厳しいので、春~秋くらいがおすすめ。私もまたリピートしようと思っています。
(古屋江美子)
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