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「後でやろうと思っていたのに」が口癖の「後回しトラブル夫」にイライラ

Woman.excite / 2020年1月27日 21時0分

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© naka - stock.adobe.com


「何かお願いしても『後でやるよ』と言いながらやり忘れる夫」「問題が起こってどうしようもなくなってから、やっと取りかかる夫」…。そんな「後回し夫」にイライラすることはありませんか?

「もう少し早く取りかかってくれれば、私もイライラしなくてすむのに…」「どうして問題が大きくならないと手をつけようとしないんだろう…」。

夫に対して、そんな不満を持つ妻は少なくないでしょう。どうして夫は、自分に不都合なことほど後回しにしてしまうのでしょうか?

■後回し夫「今、目の前」にあることしか見えない
朝出かける前に「晩ごはんはカレーライスがいいな」と夫が言うから、カレーライスを用意したら、「あ、昼にカレーライス食べちゃった」って言われてがっかり…なんてことはありませんか?

夫はこういう時、「晩ごはんはカレーライスがいいな」と言ったことはすっかり忘れていて、「カレーライスが食べたい」という欲求だけが残って、目の前のランチに選んでしまい、妻の怒りを買ってしまうわけです。

男性は基本「今、目の前にあること」だけしか見えない、考えられない傾向にあります。仕事に行く前は頭が仕事モードになっていますから、それ以外のことは忘れてしまい、後から問題になるということになるのです。

以前、「男子ワールド炸裂「恐怖! わが子のポケットに大量のダンゴムシ…」理解不能な行動にママはどうする!?」記事でもご紹介しましたが、これは、女性に比べ男性は「脳梁(のうりょう)」、つまり右脳と左脳をつなげる回路が少ないことから起こります。

息子を育てているママは、日々実感していることではないでしょうか? 「部屋を片付けなさい」「宿題はやった?」と言っても、「後で…」「わかった!」と言ったままやらず…の繰り返しですよね。「後回し夫」は、その男の子がそのまま大きくなったわけです。

さらに、男性は左脳優先で考える傾向が強く、「今、目の前のこと」を重要度が高いと思う順に感情抜きで理路整然と優先順位をつけ、その一番上から対応していきます。

例えば、今日はゴミを出さないといけない日でも、朝の会議での発表が気になったら、ゴミ出しはすっかり忘れてしまうわけです。そして、「ゴミ出しをお願いしたじゃない」と妻に怒られて、ようやく「ゴミ出し」の優先順位が頭の中で上がるのですが、その時はもう遅い…というわけです。

■家事育児「家のこと」は後回しにする夫、その理由は…
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© buritora - stock.adobe.com


家事や育児など、いわゆる「家のこと」は基本、男性の頭の中ではあまり優先順位が高くないようです。ただし、それは重要に思っていない、軽んじているというわけではありません。

要は「やったことがないことが多く、わからない」から優先順位が低くなっているだけです。普段やっていない、見ていない、経験が浅いことで、先延ばしにしたらどんなトラブルに発展するかが想像できないのです。

そのため「後回しにするから問題が起こったでしょ?」と妻から怒られても、「なるほど、そうだね」と口では言っても夫は理解してはいないので、また同じことを繰り返し、さらに大きなトラブルを招く結果に。

あとは、いろいろ文句を言いながらも妻が家事育児を完璧にこなしているから、夫は「やらなくても、妻がどうにかしてくれるだろう」という甘えや安心感を持っているのでしょう。それがさらなる「後回ししたうえに忘れる」という行動につながるのです。

例えば、電気を消し忘れていても、朝起きたらいつの間にか消えている。「あれ? 消した記憶はないけれど、きっと妻が消してくれたんだろう」といったことの積み重ねでしょう。ある意味、夫は妻を信頼しきっているともいえます。

そんな「後回し夫」に妻はイライラ…。夫は、妻に怒られてようやく相当なトラブルになっているんだなと気づき、頭の中の優先順位を急いで書き換えるわけですが、それは一瞬です。

そもそも、妻が考える「優先順位」と夫の考える「優先順位」の間には大きな隔たりがあるので、夫が妻の希望を先回りしてトラブルを回避することは永遠に訪れません。






■後回し夫には「今すぐ」か「計画性」か
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© milatas - stock.adobe.com


では「後回し夫」にイライラしない方法はあるのでしょうか? それは、夫に何かやってほしいことがある場合は、「今すぐ」のタイミングでお願いすることでしょう。

例えば、ゲームをやってる夫に「あとで洗たく物を取り込んでおいてね」と頼んでも通じません。また「○月○日に実家へ行くからね」と早めに伝えても、忘れてしまう夫は多いでしょう。

すぐやってほしいことは、その場に連れて行ってすぐ取りかかってもらう。出かける予定は、その直前にもう一度声がけをする、その場でスケジュール帳に記入させるなどで対策をしましょう。

また、男性は計画性をもって予測や見通しが立つことは進んでやる傾向があります。さきほどの洗たく物の例で言えば「今日夕方から雨の予報だから、夕方までには洗たく物を取り込んでおいてね」という頼み方をすると、優先順位が上がってくるのです。

ただし、目の前のこと、例えばゲームやスマホ、テレビなどに集中している時に声をかけてはダメ。そういう時は耳に入らないので、ちょっと気を抜いている時、ボーッとしている時を見計らって声がけしましょう。

もし、夫の集中が途切れない時に声がけをしたら、そのあとに「○○やってくれた?」とLINEなどで念を押しておくと、やり忘れ、後回しが防げるようになり「頼んだじゃない!」「聞いてない!」といったケンカが予防できるのではないでしょうか。

■夫の「後で」は永遠にこない

また、面倒なこと、例えば義両親や親戚との付き合いやトラブルなども、夫の頭の中の優先順位は下がります。「後で」と言いつつ、トラブルが大きくなるまでやらないパターンです。

「後で」というのはとても便利な言葉で、期日がありません。そのため、夫が口にする「親には後で言っておくよ」「後で親戚と相談する」は永遠にこないと思って間違いありません。そのうち、問題が大きくなってどうしようもなくなってから「今やろうと思っていたんだ」と言い始めるのです。

ですから、夫が「後で」と言った時は、「後っていつ? いつまでって言ってもらわないと困るんだけど」と期日を明確にしてもらうか、「じゃあ、いろいろ準備もあるから、来週末までにはお願いね」というように、こちらから理由とともに締切を設定する必要があるでしょう。

それでも夫がのらりくらりとかわすようなら「私から言うよ」とした方がいいかもしれません。夫に任せてイライラを募らせるよりは、妻が引き受けたほうが意外にスムーズに解決することも多いでしょう。

特に義両親や親戚付き合いの場合、夫を通すことで、自分の意図とは違う内容が伝わってしまって一層モメるケースもあります。そういった誤解を生まないためにも、「夫から直接やりとりしてと言われたので、ご連絡しました」と前置きしてお話しすればいいでしょう。

この時、「夫から」と付け加えるのがポイント。この一言を伝えることで、義両親や親戚はあなたの言葉ではなく「夫の言葉」として受け入れるからです。

例えば、子どもの初節句や七五三、入園式、運動会など、家族の節目の行事などでは、準備などを一手に引き受ける妻が一番大変ですよね。それなら面倒くさがりの「後回し夫」を通すよりは直接、義両親や親戚とやりとりし、余計なストレスを抱えない方がいいでしょう。




(佐藤栄子)

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