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【医師監修】脇の黒ずみが気になる!  黒くなる原因と解消方法とは

Woman.excite / 2020年1月31日 22時0分

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© miya227- stock.adobe.com


肌の露出が増える季節は、脇のお手入れも忘れずに! 脇の悩みで意外と多いのが黒ずみ。脇が黒ずむ原因は一つではなく、また解消方法もいくつかあります。脇の皮膚はデリケートなので自己流でなんとかしようとせず、適切な方法で悩みを改善し、ファッションを思い切り楽しみましょう。


【監修】
イシハラクリニック副院長 石原新菜 先生


小学校は2年生までスイスで過ごし、その後、高校卒業まで静岡県伊東市で育つ。2000年4月帝京大学医学部に入学。2006年3月卒業、同大学病院で2年間の研修医を経て、現在父、石原結實のクリニックで主に漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたっている。クリニックでの診察の他、わかりやすい医学解説と、親しみやすい人柄で、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍中。

著書に、13万部を超えるベストセラーとなった『病気にならない蒸し生姜健康法』(アスコム健康BOOKS)をはじめ、『「体を温める」と子どもは病気にならない』(PHP研究所)等30冊を数える。


■気になる脇の黒ずみ、その原因は?
脇が黒ずむ原因は一つではなく、大きく4つに分けることができます。まずは自分がどのタイプなのか把握することが脇美人への第一歩。

▼脇の黒ずみの原因1:
脇毛のそり残し


脇毛は太く黒いため、カミソリで自己処理した場合、そり残しがあると黒ずんで見えてしまうのです。また一方で、そり過ぎたり、毛穴の隆起したところを気づかずそってしまうと小さな傷ができ、これが黒ずみの原因にもなります。

脇毛の毛穴に傷ができると、本来正常に生えるはずの毛が曲がって体内で生えてしまうことがあります。これを埋没毛(まいぼつもう)といい、この毛は皮下で黒く透き通って見えるため、黒ずみのように見えてしまうのです。

▼脇の黒ずみの原因2:
強い刺激


肌は外部から刺激を受けるとメラニン色素を発生させ、それが色素沈着につながります。そのため、カミソリや毛抜きで乱暴に自己処理すると、それが大きな刺激となり、色素沈着=黒ずみの原因となる場合があります。

脇汗や脇のニオイが気になるからと、制汗剤やデオドラントシートを使いすぎるのもNG。薬剤の刺激が負担となり、黒ずみを促進させてしまいます。

参考サイト:国民生活センター消費生活年報2012「3.PIO-NETの危害・危険情報と医療機関ネットワークの情報」



▼脇の黒ずみの原因3:
汚れがたまっている


日頃から脇をキレイに洗っていないと、ターンオーバー(皮膚の生まれ変わり)が正常に行われず、角質が脇の表面にたまり、これが黒ずみの原因になります。

▼脇の黒ずみの原因4:
加齢によるものも


顔の皮膚と同じように、脇の皮膚もターンオーバーを繰り返しています。しかし、歳を重ねるごとに新陳代謝は低下し、肌のターンオーバーも遅くなるため、なかなか黒ずみが解消されなくなるのです。





■脇の黒ずみを解消する方法は?
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© hanack - stock.adobe.com


黒ずみの原因はいろいろありますが、適切なケアをすれば徐々に解消されることもあります。身近なものから試してみましょう。

▼脇の黒ずみ解消方法1:
自己処理方法を見直して


カミソリでの自己処理は手軽で魅力的ですが、自己流で除毛をすると前述のとおり、黒ずみを引き起こす原因になります。正しい使い方を見直して、適切に処理しましょう。
【正しいカミソリの使い方】

step1:脇毛は太く固いため、まずは蒸しタオルを当てて皮膚を柔らかくします。

step2:シェービングクリームを脇にたっぷり塗ります。

step3:脇の皮膚をピンと伸ばすために、腕を頭の位置までしっかり上げます。

step4:毛の流れに沿ってやさしくそります。

入浴時に風呂場でそる人も多いと思いますが、実はこれNG。風呂場は雑菌が多いため、肌荒れの原因になります。ベストは入浴後。水分を含んだ脇毛は柔らかくそりやすくなっているので、風呂上がりに処理するとよいでしょう。

また、毛抜きや市販の除毛クリームなどを使っての処理方法もありますが、これらは肌への負担が大きく、アフターケアをしっかり施さないと、炎症などのトラブルを引き起こしてしまいます。これらも手軽ではありますが、肌の弱い方は避けたほうが無難です。

▼脇の黒ずみ解消方法2:
低刺激を意識しよう


肌は外部からの刺激によってメラニン色素を過剰に発生させ、色素沈着を引き起こします。黒ずみを防ぎたかったら、なるべく刺激を与えないのが良いわけですから、日頃から“低刺激”を意識するのが肝心です。

皮膚への負担が大きい毛抜きや除毛クリーム等の使用は控え、カミソリを使う際も必ずシェービングクリーム等を脇にたっぷり塗ったうえで、毛が十分柔らかくなった風呂上がりに除毛するようにしましょう。

また、意外なところでは下着や衣類のこすれも脇には刺激になるので、体を締め付けるようなきつい洋服は避けたほうが無難といえます。肌へのいたわりを忘れずに。

参考サイト:国民生活センター「除毛剤の使用による顔などの皮膚障害に注意!- 使用部位を確認し、1回分を購入して肌に合うか試してから使いましょう-」



▼脇の黒ずみ解消方法3:
しっかり洗ってきれいな脇に


脇をしっかり洗わず不潔にしていると皮脂や角質がたまり、黒ずみの原因になります。黒ずみを予防したいなら、日頃から脇のきれいをキープしておくことが大切です。入浴時、たっぷりの泡でやさしくていねいに洗いましょう。黒ずみを落としたいからといってゴシゴシと力を入れるのはNGです。

▼脇の黒ずみ解消方法4:
美容クリームでケア


入浴後、顔や体を保湿するように、脇の下もローション等でやさしく保湿ケアすることが大切です。さらに本格的にケアする場合は、脇の黒ずみに特化した美容クリームを使うのも手。美白成分が含まれているものが多く、より早く、黒ずみ解消を実感できるかもしれません。

■脇の黒ずみは皮膚科に行って治したほうが良いの?
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© aijiro - stock.adobe.com


脇の皮膚は薄く、とてもデリケートな部分。自己流でもある程度ケアできますが、それでも黒ずみが気になる場合は、無理に自分で治そうとせず、専門家に診てもらうのが賢明です。

▼皮膚科でできる治療とは?


皮膚科には保険診療を行う一般皮膚科と、自由診療の美容皮膚科の2つがあります。一般皮膚科の場合は、治療薬(塗り薬)のみが処方されますが、美容皮膚科では、薬剤の処方だけでなくケミカルピーリングやレーザー治療など、より専門的な治療を受けることができます。

ただ、美容目的の治療の場合は保険がきかず、その分治療費も高額になるため、まずは一般皮膚科での治療から進めてみるのも良いでしょう。

▼薬剤による治療


黒ずみ治療の代表的なものに薬剤による治療があります。ハイドロキノンなどの美白作用のある塗り薬が処方されることが多く、この塗り薬を脇に塗り続けることで、徐々に黒ずみ解消が期待できます。

▼脇の黒ずみをレーザー治療でキレイにする


メラニン色素の沈着による黒ずみの場合、有効なのがレーザーでの治療です。脇にレーザーを照射し、黒ずみの元となっているメラニン色素を破壊する方法で、即効性が高いと言われています。が、その分費用も高くつくため、黒ずみ解消の最終手段として利用することをおすすめします。

参考サイト:日本美容医療協会「相談Q&A」



脇の黒ずみはなかなか人に相談できず、一人で悩みがち。でも、日頃のケア次第で解消できる可能性もありますし、それでも気になるようでしたら、病院という心強い選択肢もあります。できることからトライしてみてはいかがでしょう。

参考資料:
国民生活センター
日本美容医療協会



文/長谷部美佐



(ライターチーム123)

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