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小学1年の集団下校中に起きてしまった事件【私が子どものころ受けた性被害(4)】【いまじん男児育児 Vol.9】

Woman.excite / 2020年2月18日 14時0分

小学1年の集団下校中に起きてしまった事件【私が子どものころ受けた性被害(4)】【いまじん男児育児 Vol.9】



保育園年長のときの体験に引き続き、今回は小1のときに受けた「性被害」についての話です。

具体的な話となりますので、気分が悪くなる心配がある方はご自身でご判断の上でお読みください。








入学したての小学1年生が登下校ルートに慣れるまで、同じ方面の子ども同士で集団下校する決まりがある小学校は多いですよね。 私が小1の時も入学後の数日間は集団下校をすることになっていました。

同じコースで下校するメンバーは、同じクラスの男子A、男子Bの計3人。

当時私は場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)という、家庭では話せるけど学校ではしゃべれることができない不安障害で、学校で口をきかない子どもでした。
何も話さない私はAとBの会話に混ざりはしないものの、仲間外れにされるわけでもなく3人で帰っていました。



集団下校も数日経った頃です。









私たち3人しかいないことを確認したAが私に駆け寄り、突然私のズボンと下着を脱がしたのです。Bはそれを止めるわけでもなく、ただ近くで見ていました。

場面緘黙症のため声を出すことはできないし、恐怖で体が動かずフリーズしてしまい抵抗もできない私…。

ですが、あまりの恐怖と驚きで、私は声も出さず涙をこぼしました。






私が泣いたことで罪悪感が芽生えたのか、2人はダッシュで逃げて行きました。

男子2人は人のいないトンネルでやったのだから悪いことだとは分かっていたはずです。でも悪ふざけの延長という軽い気持ちで、やられた方は一生忘れられない心の傷を追ってしまっているとは理解してなかったのだと思います。


年長のときに別の男子に毎日下着の中を触られていた時は、怖いけど泣いたことはありませんでした。でもこのときは相手が2人、しかも暗いトンネルの中だった恐怖で咄嗟に涙が出ました。

このとき泣けてなかったら、男子ふたりが逃げなかったら、 私はどうなっていたのでしょうか…

私は呆然としつつも2人が逃げたことで安堵し、服を着て、1人で下校しました。
家に帰ると母が…




学校の様子を笑顔で聞く大好きな母に、「ついさっき男子に…」なんてとても言えませんでした。

入学したてのピカピカの1年生。
防犯のための集団下校で、娘が2人の男子から下着を脱がされるなんて母も想像しなかったと思います。

子ども同士の性被害なんて、めったに起きないことだと思っている人が多いと思います。でも、実際はかなりの件数あるようです。子どもが話さないから明るみに出ないだけです。

知識のない子どもは、状況がよく分からないまま逃げ出せずに被害に遭ってしまいます。

私へ寄せられた多くの体験談でも、防犯の知識がなかったり、何かあっても状況がわからないことで被害に遭ってしまい、恥ずかしくて親に話せなかったとお話しされている方も多かったです。

私自身も親に言ってはいけないことだと感じていたのと、自分も悪かったのかもしれないから我慢しようと思い込んでしまいました。


子どもたちに、自分を大切にすることと、他人を大切にするという観点からも

プライベートゾーンは大切な場所であること
他の人のプライベートゾーンを見たり触ったりしないこと
被害に遭いそうになったら逃げること
そして絶対に大人に話すこと

わが子を被害者にも加害者にもしないために
子育て中の方はお子さんにぜひ教えてあげて欲しいと思います。



次回は、性被害体験を小学生のときに友人に打ち明けたときに信じてもらえず、さらに傷ついた話をしたいと思います。

(今じんこ)

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