「正しい育児」でがんじがらめだった私…深夜のスーパーで子連れを見ていま思うこと【コソダテフルな毎日 第154話】
Woman.excite / 2020年3月3日 19時45分
第1子の子育てに奮闘していたあの頃。
友人はまだ子育てを経験しておらず、身近で相談できる人もなかったので、私のお手本は育児書や育児雑誌でした。
口に出しこそしませんでしたが、「失敗できない」「どこに出しても恥ずかしくない子にしてみせる」と、ものすご~~く肩に力が入っていたように思います。
■育児書でがんじがらめになった私
いろいろ育児書を読み漁っていると、だいたいどこの書籍でも共通して書いていた正しい育児方法は、
「規則正しい生活を送る」だったんです。
朝は早く起きて夜は早く寝る。
早寝早起きが健康な子どもの第一条件!
どの本を覗いてもそう書いていたので、ここから私は子どもの「睡眠」に異様に意識を集中させていくようになりました。
「新生児の頃は1日中うとうとしているような状態です」
って育児書には書いてあるのに我が子は全然寝ない。
生まれたころからわりとしっかり起きてます。
うとうと昼寝をしたって30分ぐらいで起きます。
だからその貴重な昼寝時間を奪いたくなくて、
長男が寝ている間は本当に物音ひとつたてずに、
息をひそめて静か~~~に過ごしていました。
生後4か月からは朝夜の区別をしっかりつけようと、
朝になったら日差しを取り入れて、着替えをさせて、顔を拭いて…
夜になったらだんだん明かりを落として、テレビも消して…
と毎日丁寧にやっていました。
昼間に何かお誘いがあったとしても、子どもの昼寝最優先でお断りをし、
夜20時になったら寝かしつけ体制に入って、暗闇の中で寝るまでじぃぃっぃぃいいい……っと沿い乳していました。
当時暮らしていた地域が田舎だったということもあり、だいたい夜の18時にはどこもかしこも閉店するっていう感じだったので、夜の20時になったら気分は真夜中!!
子どもを連れて出歩くなんてもってのほか!
良い子は20時に寝ましょう~~~!!
という考えでがちがちになったまま、長男を育ててきました。
でもね?
子どもたちも小学生になって、子どもの数も増えて私自身かーなーり手抜きして育てる事も覚えました。
そして最近の話。今私は大阪に暮らしてるんですが、都会で暮らす人々の生活スタイルはさまざまで、勤務体系や家庭環境もそれぞれ。
■ある日、都会の夜中のスーパーで…
最近、夜の23時半に翌朝の朝ご飯を買いにスーパーへ行ったんです。
こんな時間だけれど思っているよりもたくさん人がいます。
そしてこの日、夜の23時30分という時間にも関わらず、小学校低学年ぐらいの男の子が買い物に来ていたんです。
うぉっ! こんな時間に子どもがスーパーにいる!!
って一瞬驚いたのですが、
でも、よく見ているとその男の子、おそらく親戚であろう方たちとお買い物に来ていました。
男の子は満面の笑みを浮かべていて、おばさん、おばあちゃん、おじいちゃんたちもすごく微笑ましく男の子と接していたんです。
なんだかとっても愛されている&かわいがられている~~!!
その様子を見たら…「規則正しい生活リズム」だけにがんじがらめになっていた私自身って、すごく薄っぺらかったな~と思って。
■育児にはいろいろなやり方があっていい!
私自身、子どもが1人2人と増えていくうちに、寝かせようとしたって子どもはなかなか寝ない事や、こういう風に育てようと思っても、思い通りに育たないことも身に沁みてわかりました。
この経験から「愛情があればやり方にこだわる必要はない」という結論にたどり着きました。
少し乱暴な言い方のように聞こえますが、
〇〇してはいけないとか、こうしないといけないとか決めすぎなくても、その子自身の心が満たされていて衣食住に極端な不足がなければ、あとはなんだっていいや~! っていう結論に至ったんです。
子どもが遅い時間に外を出歩く。
これに対して拒否反応を示していた自分ですが、
今では、別にそんな日があったっていいと思いますし、
遅い時間にスーパーに行ったからといって将来この子がグレる! とか非行に走る! とか人間そんな単純なものでもないと思うようになりました。
この男の子のすご~~く幸せな顔、ふくふくのほっぺ、目を細めて見守るおばあちゃんたちの様子を見て、一場面だけを切り取って人の子育てを評価していた自分の浅はかさを反省しました。
子育てって一場面だけ切り取ってみるとすごく残酷な母親のように見えてしまったりしがちです。
泣いている子どもをなかなか抱っこしないと、
「抱っこしてあげればいいのに」
「抱きしめて育てるのが基本でしょ!」
と周りが言うのは簡単ですが、
ここに至るまでにさんざん抱っこしたんだよ~とか、
抱っこしたっておろせっていうんだよ~~とか、
もうひとつも抱っこ出来ないほど自分自身が疲れてるんだよ~とか
母親には母親の言い分がある場合が多いです。
周囲には全然伝わらない背景があるのですが、一場面だけを切り取ると
・しつけのできていない親
・厳しすぎる親
・子どものいいなりになっている親
と評価されたりします。
「自分が評価されているかも!?」ということは過敏に気になるのに、いつしか自分も無意識のうちによその家庭を評価していたりしたんだなと気づいて、
はっ! とした出来事でした。
母ちゃんTVはコチラ
チャンネル登録お願いします♪
(オギャ子)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
幼い娘3人を殺した29歳母親は“責任感が強く真面目”…「子殺しをする親」の多くが陥る心理状態とは|ルポライター・杉山春さんに聞く
女子SPA! / 2024年7月24日 8時45分
-
初孫にデレデレの義親「自分たちの子育て」を強要…〈手取り月27万円・33歳〉サラリーマン夫「胃に穴が空きそう」と不満をぶちまけ、板挟みの妻【令和の子育て事情】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月22日 5時15分
-
「私の歌声よりアプリの子守歌のほうが子供のためになる」スマホ育児をやめられない子育て親の驚きの主張
プレジデントオンライン / 2024年7月20日 9時15分
-
シリーズ「こどものミライ」お風呂・歯磨き・連絡帳の記入も2人分!「双子の育児」喜びも悩みも共有したい 起業家の奮闘 福岡
FBS福岡放送ニュース / 2024年7月19日 20時19分
-
9歳の自閉症児、育て中 何度も嘔吐、痰に血…謎の“症状”に襲われ動揺 母が受診して得た教訓 7月12日「人間ドックの日」
オトナンサー / 2024年7月12日 7時10分
ランキング
-
1恋人としては良いけど… 男性が「結婚をためらう女性」の特徴とは
ananweb / 2024年7月27日 20時15分
-
2女性から自然と「好かれる/嫌われる男性」に共通している“6つの特徴”
日刊SPA! / 2024年7月28日 8時52分
-
3これは今すぐ試したい!岡山県が提唱する、驚くほど簡単で綺麗な桃の切り方とは。≪実際にやってみた≫
東京バーゲンマニア / 2024年7月27日 19時9分
-
4出会った男性は100人以上…「婚活中毒」な35歳女性。目当ての男性から避けられる“残念な理由”は
女子SPA! / 2024年7月27日 15時47分
-
5「スバルのエンジン」何がすごい!? 他メーカーがマネしない「水平対向エンジン」が誕生したワケは? ただの「変態設計」ではない「必然性」とは
くるまのニュース / 2024年7月27日 15時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)