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雨にぬれる女の子を発見…! “誘拐犯”になりかけた私と、娘に伝えたい教訓【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.11】

Woman.excite / 2020年4月26日 13時0分

雨にぬれる女の子を発見…! “誘拐犯”になりかけた私と、娘に伝えたい教訓【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.11】

雨にぬれる女の子を発見…! “誘拐犯”になりかけた私と、娘に伝えたい教訓【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.11】

わが家の娘も、この四月から小学一年生。

入学式が延期され、学校が始まるのもいつになるのかまだ未定ではありますが、生きていれば何でもやり直せる! をモットーに、ゆっくり過ごしています。

そんな私が、娘のピカピカのランドセルを見ると、ふと思い出す出来事があります。

それは娘が年長さんだった、昨年の出来事でした。

昨年は大雨の多い一年で、私の住んでいた地域でも突然の豪雨や冠水がたびたび起こっていました。

幸いにも車通勤だった私は娘の送り迎えも自家用車だったのですが、その日は突然のゲリラ豪雨で車への乗り降りだけでびしょびしょになってしまうほどでした。

そんな保育園からの帰り道、ふと歩道を見ると、ひとりで傘もささずに走っている女の子がいました。

■雨の中、転んでしまった女の子

傘を学校に忘れてしまったのか、それとも、持っていなかったのか、天気予報でも「一雨降るかも?」程度の忠告だったので、持ってこなかったのかもしれません。

つい、娘と同じくらいの背丈の女の子に、注意をひかれていると…

雨の中、転んでしまった女の子

派手に転ぶ女の子。

ただでさえ雨にぬれているところを、泣きっ面に蜂です。

もし娘がこんな状況だったら……絶対に寂しくて悲しくて、泣いてしまうはず。

私は急ぎ路肩に車を止めて、女の子に声をかけました。

「大丈夫!?」

女の子は必死に涙をこらえている様子で、逆に私の声掛けでビクッとさせてしまったようでした。

けなげなその様子に、私はつい、お節介心を出してしまい…

「おうち、近く?車、乗ってく?」

車には既に娘と息子が乗っていましたが、もう一人乗ることができます。

私は、これ以上女の子を雨にぬらしてしまうのもかわいそうで、必死に手招きしました。

しかし、女の子の返答は…

「だ、大丈夫です…歩いて帰ります!」

確かにこの時の私は、送迎時にぬれた髪は乱れ、持病治療の免疫抑制剤により夏場も外せないマスク、そして湿気で曇った眼鏡と、焦りで荒い鼻息……と、完全に不審者丸出しでした。
 
 

■トランクに入っていた傘を女の子に渡したが…
トランクに入っていた傘を女の子に渡したが…

女の子が怖がるのも仕方ない…

これ以上おびえさせてしまうのも申し訳ないので、私は急ぎ、トランクに入っていた傘を女の子に渡しました。

「いらなくなったら捨てていいからね!」

女の子は、ペコっと頭を下げて傘をさし、小走りで去ってゆきました。

帰宅後、よくよく考えてみると、子どもを連れ去ったり、悪いことをしたり…

そんな悪意を持った人は、男性だけとは限りません。

私のような子連れ女だろうが、中にはひどいことをする人がいるかもしれません。

実際に、買い物途中のスーパーで、見知らぬ女が赤ちゃんを傷つけた事件がありました。

そう考えると、あの女の子は“知らない人についていかない”という約束を、しっかり守ったことになります。

びしょびしょで、ケガもして、いまにも泣きそうな状態で、強い心を持ち、一人で帰っていった女の子。

とっても偉かったと思います。

娘が小学生になり、いずれ一人で出歩くようになるなんて、親の不安は大きくなるばかりですが、私も、この女の子のことを思い出しながら、“知らない人についていかない”ということの大切さを娘にしっかり教えていこうと思います。

ちなみに、この日から、私は車に傘を多めに備えておくようになりました。

また雨にぬれている人を見かけたら、渡すつもりです。

娘のお下がりなので、ちょっとファンシーな傘ですが…

雨にぬれている人を見かけたら、渡すつもりです

 
 
(たんこ)

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