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「ありのままで愛されたい…」それなのに、逃れたはずの母の言葉に縛られる【親に整形させられた私が、母になる Vol.19】

Woman.excite / 2020年5月15日 16時0分

「ありのままで愛されたい…」それなのに、逃れたはずの母の言葉に縛られる【親に整形させられた私が、母になる Vol.19】

hamuko


■前回までのあらすじ
小さいころから『母の求める正解』だけを探し求めていたために、「自分の好きなこと」「やりたいこと」が自分でもわからなくなってしまった。そうして、成長するにしたがって母の評価指標である「他人からどう思われるか」が判断基準となっていってしまう。

■整形をしたい気持ちとしたくない気持ち

ある日のこと
また二重の線が薄くなっていることに気が付く
母とも離れているから、もう整形をしなくてもいいのか
整形したい気持ちとしたくない気持ちが両方私の中にある




■「整形しなくても愛されたい」これを考えることは罪なの?

整形すればかわいくなれるし、母に会っても容姿のことを貶されないし、友人も多くなる
ただ整形してから鏡を見るたびに本当の自分ではないような複雑な気持ちになる
できることなら整形していない状態でも母や周りから愛されたい





整形するか否か、考えているときに、脳裏に浮かんだのは母の言葉でした。

『他人は言ってはくれない。親だから容姿の悪さを言ってあげられるんだ』
『他人も口に出さないだけで、皆ブスだと思って見下しているよ』


そう思うと、
【もう整形しなくてもいい?】と一瞬でも考えてしまった自分が、とてもおこがましく感じました。

母は私を思って整形させてくれたのに、それを嫌だと感じてしまう自分が悪い、間違っているのだ、と思いました。

母は私を思って整形させてくれたのだから、ブスに戻って絶望させてはいけない。

美人でなければ、母からはもちろん、誰からも愛されないと思い込んでいたのです。

→次回に続く

※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。



(グラハム子)

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