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「あんたは昔から育てにくかった」…傷ついた私に母が放った衝撃の言葉【親に整形させられた私が、母になる Vol.22】

Woman.excite / 2020年5月30日 16時0分

「あんたは昔から育てにくかった」…傷ついた私に母が放った衝撃の言葉【親に整形させられた私が、母になる Vol.22】

hamuko


■前回までのあらすじ
親戚の集まりで、容姿や就職先について「母の育て方がよかった」と口々に言われ、私自身も「やっぱり母の考えが正しいのだ」と思っていました。しかし、いとこが母にプレゼントしたとき、私は何もプレゼントしたことがない冷たい人と母が言っているのを聞いてしまい…。


■母は私がプレゼントしたものを忘れてしまった?
親戚の宴会の後片付けをしていると
母にさっきのストラップについて聞くと
「これ私があげたやつだよね?」
母は「覚えていない」と答える。しかし私が手作りし、母の名前を刺繍で入れたものだった
母は「覚えているわよ。だから何だって言うの?」




■親は自分の子どもを貶すもの!?
「覚えているならどうしてさっき嘘をついたの? 私今までずっと母の日と誕生日はプレゼントしてきたよね?」
母は「あの時はあんたばっかり褒められて甥がかわいそうだったから誉めてあげたの」
「親は自分の子は貶すものなのよ。それが謙遜なの。いい加減大人になりなさい」
「私だって謙遜くらいわかるよ。でもそうすることによって私が傷つかないとか考えなかったの?」
「私はただお母さんに喜んでもらいたくて、認めてもらいたくて、なのにお母さんはいつも私を傷つける」
「あんたこそこの期に及んでまだ私をいじめるのね」



■私が母にかけた苦労とは…?
「そうやっていつも文句ばっかりで。あんたは本当に育てにくいこだったよ。あんたを人前に出せるレベルにするまでどれだけ苦労したか」
「私が今までどんな思いであなたを育てたと思っているのよ」
そうして母は今までどんな思いで私を育ててきたかその胸の内を教えてくれた



普段は母の日に実家に帰ることができないので、宅配便でプレゼントを送っていました。

でも、大学4年のとき母校で1ヶ月の教育実習のため5月に実家に戻っていました。だからその年の母の日は、プレゼントを手渡しすることができたのです。

私は、少し張り切って、母のためにテディベアのストラップを手作りしました。

そのとき、母はとても感謝してくれて、携帯への付け方が分からないというので、私がストラップを付けてあげたのです。

そんな、私にとっては思い入れのあるストラップだった…

しかし母にとっては『いとこを褒めるためなら、娘は蔑ろにして構わない』程度のものでした。

私は母とのあまりの考え方の乖離(かいり)に、とてもショックを受けました

日本の文化で、『謙遜の文化』があるのはもちろん分かります。


人前で自分の子を褒めるのを控えるというのもわかります。


ただ、大きな嘘をついてまで自分の子を貶めて、他人に良い顔をする…それが私には理解できませんでした。

そして母にとってはおそらく大きな嘘ではなく、ほんのささいな嘘なのです。

母は、身内よりも他者からの評判に比重を置き、世間体や周りからの評価をとても大切にしている人。

そのために身内は犠牲になるのは当然、という考え方です。
それが悪いと言いたいわけではありません。
周りからの評判は生きていく上で大切なものだと思います。

そして生きていく上で「何に比重を置くか」は人それぞれ異なるでしょうし、きっとそのどれもが正しいのだろうと思います。

ただ、母の正しさと私の正しさとでは、大きなズレがありました


※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。



(グラハム子)

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