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夫の浮気「離婚はしないけど許せない」苦しみはいつか終わる?

Woman.excite / 2020年6月9日 21時0分

夫の浮気「離婚はしないけど許せない」苦しみはいつか終わる?

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© kei907 - stock.adobe.com


夫の浮気が発覚! しかし、子どももいて将来も不安だし、夫も反省しているようだから…と、離婚を回避する妻は少なくありません。

しかし、夫の浮気によって傷ついた気持ちは残ります。思い出すたびにつらくて、夫にどう接すればいいのかわからないというのが正直な気持ちでしょう。

離婚はしないけれど、浮気した夫は許せない。そんな気持ちとどうやって付き合っていけばいいのかを紹介しましょう。

■許せない私が悪いの? いつまでもつらい理由
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© naka - stock.adobe.com


離婚しないと決めたけれど、浮気をした夫を許す気持ちにもなれない。一番信頼していた人から裏切られたのですから、その気持ち、痛いほどわかります。

しかし、芸能人がよく言う「女遊びも芸の肥やし」ではありませんが、夫の浮気に対して「そういうこともあるよね」とあまり気にしないタイプの女性もいます。その違いは何なのでしょうか?

私が思うに「正しいか、正しくないか」をどれだけ重要視しているかが、夫の浮気を許容できる・できないにも影響しているように感じます。許せるタイプの人は、善悪のグレーゾーンが広いのです。逆に、許せないタイプは、白黒はっきりつけたい正義漢の強い人といえるでしょう。

人は曖昧(あいまい)な部分が多く、良い悪いではっきり物事は決められないと考える「グレーゾーン広めタイプ」は、夫の浮気にも寛容ですが、裏を返せば自分の浮気心にも「ダメだと思っても、気持ちが抑えられないこともある」と考えています。

一方、夫の浮気を許せないタイプは、自分に対しても厳しく「ダメなものはダメ」と理性的に感情を制御できる人でしょう。夫にも同じように求めるため、浮気が発覚した際、自分と夫は考え方が違ったことに愕然とし、一層裏切られた気持ちを強く感じるのです。

そういう人は、夫の浮気が許せない自分を「私は心が狭いんだろうか?」と責めてしまうこともあるでしょう。しかし、浮気は夫婦間において、された側がかなりつらく感じる裏切り行為といえますから、傷つき許せないのは当然です。自分を責める必要はありません。

■夫の浮気を許せない気持ち、どうすれば?
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© polkadot - stock.adobe.com


結論を言ってしまうと、夫の浮気で傷ついた心に効くのは、やはり「時間薬」。時間はかかりますが、思い出さなくなるのを待つしかありません。

でも、そうなるまでがつらいですよね。それは当たり前のことで、すぐに受け入れられるものではないでしょう。

ただし、つらい気持ちに耐えきれず夫を責めたり、自己憐憫(れんびん)に浸ったりするのはおすすめできません。そのたびに夫はあなたにやさしくしてくれるでしょうが、行き過ぎると逆効果になってしまいます。

そうやって夫の罪悪感に訴えているうちは自分から離れないだろうと妻は思いがちですが、いつまでも過去にこだわり、罪悪感で夫を心理的に拘束しようとし続ければ、たとえ自分が悪いとわかっていても夫はそこから逃れたくなるでしょう。そのため、また浮気に走ってしまうことも。

許せない気持ちを昇華するには、自分自身の感情を表に出し、思いきり泣いた方がいいですし、つらいならつらいと口に出した方がいいでしょう。ただし、夫の罪悪感をあおる行為になっては逆効果なので、「しばらくつらい気持ちは出すけれど、精神的に持ち直すまでは放っておいて」と伝えましょう。





■「なかったこと」にする夫の態度に怒り倍増
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© buritora - stock.adobe.com


中には、しばらくしてほとぼりが冷めると「浮気なんてなかった」といった態度をとる夫もいます。妻はまだつらく苦しい気持ちを抱えているのに、浮気前の平常運転な日常を始める夫。そんな態度に妻が怒りをぶつけようなら「まだ気にしているの?」と言われ、さらに傷つくこともあるでしょう。

しかし、夫のこの態度には理由があります。「なかったことにする」態度というのは、実は「夫婦関係を早く修復したい」という気持ちの表れなのです。

夫自身もなかったことにできないとわかっているけれど、浮気発覚前の生活を取り戻せば、前のように妻と仲良くできるのではないかと考えているのです。

妻の目には「悪びれない夫」とうつるかもしれませんが、夫としては過去をなかったものにしようという考えはなく、未来を妻と楽しく過ごしたいという気持ちが強いのです。その一歩として、浮気前の仲が良かった頃の生活を演じる努力をしているともいえます。

とはいえ、そんな夫の態度にイライラする気持ちもわかります。妻としては「夫にずっと謝り続けて欲しいわけではないけれど、そんなにすぐ元通りに戻れるわけがない」というのが本音でしょう。そうやって、すぐ気持ちを切り替えられる夫に不信感を抱くのも無理はありません。

ですから、そんな夫には冷静に「楽しくやろうとしてくれるのはうれしいけれど、なかったことにはしないで。今度、浮気をしたら二度目はないからね」と釘を刺してもいいと思います。

■夫を好きでなくてもいい、元通りにならなくてもいい
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© milatas - stock.adobe.com


それでも、夫を許せない気持ちでつらくなったら、離婚しなかった理由をもう一度思い出すのもいいでしょう。どうしてやり直そうと思ったのか? それでも夫が好きだったから、子どもがかわいそうだから、収入面で不安だったから、単に世間体を気にして…と、理由はそれぞれだと思います。

正直、純粋に「夫が好きだから」だけが理由の人は少ないのではないでしょうか。育児や経済的な不安から離婚をあきらめた人は、そういった愛情以外の理由に重きを置いて夫と生活してもいいと思います。

子どもやお金、世間体のために夫婦という形をとる、夫への愛情は今はなくてもいいと割り切るのです。今、妻がつらい理由の一つに、夫を昔のように好きになりたい、元通りの生活を取り戻したいという気持ちが強いからでしょう。

しかし、夫婦関係というものは浮気といった波風が立たなくても変化していくものです。それは、子どもの巣立ちかもしれませんし、リストラ、病気やケガ、親の介護など、そのきっかけはいろいろあります。結婚を続けるうえで、夫への愛情がずっと変わらないことは理想かもしれませんが、その時々、状況によって相手への思いの形が変わっていくのは仕方ないと思います。

自分たちは今どういう夫婦なのか、どういう理由で一緒にいるのかを認識できてさえいればいいのです。それを続けるうちに「時間薬」が効いてきて、夫も成長し自分自身も変わり、夫婦関係も良い方向へ向かうかもしれません。それが、夫の浮気によるつらさや苦しみにも変化をもたらすでしょう。





(佐藤栄子)

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