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顔で選んだ夫はモラハラだった…バラ色人生が暴言、破壊の日々と化した衝撃実話

Woman.excite / 2020年7月17日 12時0分

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顔が自分好みのドストライクだった男性と出会い、そして彼と念願の結婚!

しかし、幸せいっぱいの結婚生活のはずが、夫からモラハラを受けるようになり…。そんなつらい経験をしてしまったある女性の元夫との出会いから離婚までが綴られた書籍「顔で選んだダンナはモラハラの塊でした」が発売され、話題となっています。

実はこちら、ウーマンエキサイトに連載中の「モラハラ夫図鑑」でも脚本を手掛けるモグさんの実体験が原案となり、漫画は鳥頭ゆばさんが担当しています。

モラハラは人によって表出の仕方やタイプも違い、被害を受けている側もそれがモラハラであることに気づかないことも多いようです。夫との生活に苦しんでいたはずのモグさんですら、離婚を決意する直前まで夫がモラハラだとは気付かなかったと言います。

そこでこの書籍から、ひとつのケースとしてモグさんが受けたモラハラを見ていきたいと思います。

■念願の彼と結婚! でも結婚生活は想像とは違って…!


出典:「顔で選んだダンナはモラハラの塊でした」


モグさんの元夫マロくんは、モグさんがビックリするくらい自分好みの外見をした男性。お付き合いを始め一緒に過ごすにつれ、彼のやさしい性格にも惹かれていったと言います。

しかし結婚後、モグさんは夫婦関係はもちろん、家事や育児のこと、お金のこと、義両親との付き合いのこと、いろんな面でマロくんの言動に違和感を持つように。

モラハラは、「言動や態度などのモラルによって相手に精神的な苦痛を与えるハラスメント」と言われています。実際にモラハラを受けると、人はどんなふうになってしまうのか。モグさんのエピソードは、それを胸が痛くなるほどに教えてくれます。



■否定され、激怒され、謝るまで無視される日々…

大好きなマロくんとの子どもを妊娠、出産――。しかし、マロくんへの小さな違和感は、次第に大きな苦痛に。




出典:「顔で選んだダンナはモラハラの塊でした」


「見返りを求めて手伝ってくれたんだ…」とショックを受けるモグさん。しかも、無理なお願いを断ったら怒り出し、ごみ箱を壊して1週間無視! ドン引きしちゃうような態度ですよね。

マロくんに意見しようものなら全否定され、モグさんが「自分が悪いんだ」と思うように仕向けていくマロくん。これは、モラハラ夫によく見られる言動と言われています。

モグさんは「怒らせたくないから我慢したほうがまし」と、不安や不満といった本当の気持ちを自分の中にしまい込むようになっていくのです。

そして、モグさんにとってもうひとつ結婚生活で苦痛だったことがあります。それは、夜の生活。産後は体がついていかず拒むモグさんでしたが、「夫婦の義務」と脅され…。



■私ってただの性のはけ口なの?





出典:「顔で選んだダンナはモラハラの塊でした」


無理してするものではない。正常な精神状態であれば、判断がつくはず。しかし、追い詰められていたモグさんは「我慢しなきゃ」と思ってしまい…。モグさんはこのとき、マロくんによって“正しい判断ができない状態=洗脳状態”とされていたのかもしれません。

■限界に達した精神状態。ついに別れを考え始め…

2人目を出産後、さらにマロくんとの生活は息苦しくなり、常に機嫌をそこねないようにと気持ちが張り詰めていたモグさん。でも、子どものことはかわいくて精一杯お世話していたと言います。

しかし、そんなモグさんの育児を事あるごとに批判し、「母親失格」と言うマロくん。育児も家事もまったくしない夫に“母親業”を批判される苦しみ、それは尊厳を踏みにじられる行為です。

そんなマロくんのある言葉がきっかけで、モグさんはついに離婚を考え始めるのです…。




出典:「顔で選んだダンナはモラハラの塊でした」



なんという無責任な言葉…。こんなことを言う人との生活を自分は守ろうとしていたのか? 今まで胸の奥に隠していたいろいろな思いがあふれ出し、モグさんの決心が固まる瞬間でした。



■モラハラで悩んでいる人へ

もしかしたら今まさにモラハラを受けたり、夫との関係に何か問題を抱えている人がこの記事を読んでいる中にも、または自分の周囲にもいるかもしれません。モラハラを受けると、我慢してしまう人が多いと聞きます。モグさんもそうでした。

しかしモグさんは、最終的に自分の置かれている状況を正しく理解し、どうしたらいいか自分で考え、行動できるようになります。そんなモグさんの変化を描く本書は、「その状況から脱することができるんだよ」というメッセージに思えてなりません。最後に、モグさんにお話をうかがいました。

――ご自身のモラハラ体験は壮絶なものだったと思いますが、こうしてブログや本で体験を伝えたいと思われたきっかけや理由はなんですか?

書籍内でも書いたのですが、結婚生活でモラハラされているという自覚はなくモラハラと気付いたのは離婚の少し前でした。はじめは「結婚生活の愚痴を書いて発散させたい!」という気持ちが強かったのですが、今はモラハラで悩んでいる方の救いや気付きに少しでもなれたら嬉しいなという気持ちもあります。

――何年も我慢してきた結婚生活について、振り返って今はどう思いますか?

ずっと我慢をしていたわけではなく、幾度となく意見を言ったり話し合ってはみたものの最終的には論点がずれてしまって元夫が不機嫌になってしまう…ということから、それが苦痛に感じ「だったら私が我慢すれば平和でいられる」という思考に変わっていきました。

我慢をせずに「何度も何度も話し合えば現状は変わっていたのかな?」とふと頭をよぎることもありますが、人はそう簡単には変われないと思います。そのときだけ変わる事ができても、それを継続するのは難しいですよね。それは私も元夫も同じだと思います。結婚生活を振り返ると私たちの結婚生活は「どちらかが我慢しないと成り立たない結婚生活」だったと思います。

――今、夫との関係に悩み苦しんでいる人に向けて、メッセージをお願いします。

私は、モラハラに悩んでいる方を結構フォローさせていただいているのですが、逃げ道がなくて「今は我慢の時期」と苦しんでいる方が本当に多くいます。何とか自分を救う道を考えて欲しいと思っています。

モラハラ夫から逃げられない理由は人それぞれ違いますが、我慢の時期は本当に辛く心身ともにボロボロになってしまっているんではないかと思います。私から無責任な事は言えません。でも私自身は、モラハラ加害者とは離れるしかないと思っています。どうか、逃げてください。そして自分自身が幸せな毎日を送れることを一番に考えて行動してほしいと願っております。

「顔で選んだダンナはモラハラの塊でした」
モグ企画・原案、鳥頭ゆば著 (KADOKAWA刊) 1,210円


顔が好みの男性に出会い、その後結婚した夫が、実はモラハラ人間だった!? モグさんの実体験を漫画化。元夫マロくんとの出会いから離婚までの壮絶な記録を、「トリあたま絵日記」で4歳差の姉弟を描く鳥頭ゆばさんのかわいいイラストで贈る。元夫マロくんの暴言の数々は、読んでいるだけで苦しくなること必至。果たしてモグさんは、どのようにしてモラハラ夫から逃れたのか?
モグさんのブログ:「顔で選んで、心で泣いて~人生の汚点、地獄の結婚生活~」
鳥頭ゆばさんのブログ:「トリあたま絵日記」
鳥頭ゆばさんのウーマンエキサイト連載:「パニックにゃんこ」

(古口春菜)

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