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おからの栄養は健康キレイの強い味方!『日本が誇るスーパーフード』

Woman.excite / 2020年7月29日 11時0分

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世界中で大流行の新型コロナウイルス。不要不急の外出を避ける動きは続いており、運動不足で「コロナ太り」に悩む人も少なくありません。

そんなあなたには、低カロリーで高たんぱくな健康食材『おから』がおすすめです。そこで今回は、おからに含まれる栄養素や期待できる効果、おからを使った料理をご紹介いたします。

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■おからは栄養満点のスーパーフード!
最近、日本の和食が海外でも注目されています。和食の中でも、よく副菜として『おから』を目にしますよね。煮物として調理された炒り煮などが代表的な料理でしょう。あまり目立つ食材ではありませんが、実はおからは栄養豊富でヘルシーで、美と健康の強い味方、「スーパーフード」なんです。

そもそも、おからとはなんなのでしょうか、詳しく見ていきましょう。

・『おから』とは


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おからは大豆から豆腐を製造する過程で、豆乳を絞った際に残るかすのことです。昔から豆腐を食べる文化・習慣のある日本や中国、韓国などの東アジア一帯ではなじみ深い食品です。食物繊維を多く含んでおり、栄養素が高いことが特徴です。

大豆を茹でてすりつぶした搾り汁が『豆乳』。その豆乳に"にがり"を加えて固めたものが『豆腐』。そして、搾った後に残るのが『おから』なのです。おからは、『卯の花』という呼ばれ方もしますね。レシピ本や食品売り場などでは、食材は「おから」、煮物として調理された物は「卯の花」と使い分けられているようです。

繰り返しになりますが、おからは大豆から豆乳を搾った後の残りかすなので、値段は安価で庶民的な食品です。昔は豆腐屋さんで無料で貰えるような食材だったみたいです。現在は、お店ごとでおからの取り扱い方が異なるようで、「おからは商品として扱っているので、買ってもらう」や「商品を買ってくれるお客様にはできる範囲で対応している」などという意見が多数でした。基本的にスーパーや豆腐屋さん、ネット販売で購入する方が多いでしょう。

しかし、おからは食品としての需要が供給を大きく下回っています。また、品質の劣化が早く日持ちがしないため、家畜の飼料として一部を活用するか、脱水して保存性を高めて食品原料として供給されます。その他は、多くが廃棄されている、という実状があります。せっかく栄養素満点のおからを捨ててしまってはもったいないじゃないですか。みなさんもぜひ、おからを購入してあげましょう! 

・おからのカロリーと糖質

おからのカロリーは100gあたり111kcal、糖質は2.3gです。ちなみにご飯のカロリーは100gあたり168kcal、糖質は36.8gです。おからはご飯と比べると、カロリーと糖質どちらとも低いことがわかります。いかにおからがヘルシーな食材であるかがおわかりになるでしょう。

安価でローカロリーなため、お惣菜だけではなく、最近はクッキーやケーキなどのお菓子にも幅広く使われています。ダイエットにも最適の食材なので、女性の間で人気の食材です。

・おからの栄養素


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おからは、豆乳や豆腐に豊富に含まれるたんぱく質や食物繊維、マグネシウム、カルシウム、ビタミンB2などの栄養素が多く含まれます。特別に低いというわけではありませんが、炭水化物、たんぱく質、脂質の三大栄養素がどれもまんべんなく含まれており、バランスのとれた食材です。

そんなスーパーフードと呼ばれているおからですが、とくに優れているのが食物繊維の量です。おからの食物繊維の量は、100g中11.5gです。この数値はあの野菜の中でもとくに食物繊維が多く含まれているといわれるごぼうの約2倍に当たります。おからの食物繊維はセルロースという水に溶けないタイプである不溶性食物繊維です。このセルロースは、腸のぜん動運動を促してくれる働きをします。そのため、便秘の解消に効果的であり、大腸ガンの予防にもつながります。

さらに、おからは原料である大豆のカルシウムが多く残っていたり、他の大豆製品と同様、たんぱく質が豊富という優れものです。また、大豆に含まれている炭水化物も腸内の健康維持に大きな貢献をしています。大豆の炭水化物に含まれる豊富なオリゴ糖が、腸内の善玉菌のえさになってくれるため、腸内環境を整えてくれるみたいです。

・おからは豆乳よりも優秀!


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同じ大豆関連の食材である豆乳もおからと同様に健康に良いイメージはありますよね。スーパーやコンビニなどで豆乳商品をよく目にしますし、広告も多いです。では、おからと豆乳はどちらが健康によいのでしょうか。下記におからと豆乳の栄養素を記載しました。

豆乳
たんぱく質(g) 3.6
カルシウム(mg) 15
食物繊維(g) 0.2

おから
たんぱく質(g) 6.1
カルシウム(mg) 81
食物繊維(g) 11.5


数値を見れば、おからは豆乳よりも優秀な食材だとおわかりいただけるでしょう。たんぱく質、カルシウム、食物繊維、どれをとっても数値が高いですよね。

たとえば、「フルーツジュースは身体に悪く、飲み過ぎ注意」と聞いたことはありませんか。この理由はフルーツの果肉や皮にはたくさん食物繊維などの栄養素が入っているため、果汁と砂糖などの調味料でできたフルーツジュースは糖質が多く、健康に良くないということです。この原理と同じことが豆乳とおからにも言えます。

大豆本体に食物繊維やたんぱく質などの豊富な栄養素が含まれているため、その絞り汁の豆乳は、どうしても栄養素が少なくなります。豆乳が健康にいいのは確かですが、おからの方が値段も安価なので、コスパがいいです。豆乳とおからをうまく併用して、つかうといいでしょう!

■おからが持つ女性にうれしい栄養素と効果
次に、おからが持つ栄養素と効果を詳しく見ていきましょう。美肌効果やダイエット効果があるので、女性は必見です! 

・レシチン

レシチンは脳細胞の構成物質です。脳の形成に必要であるほか、神経伝達物質であるアセチルコリンの合成成分でもあります。 レシチンの効果を下記にまとめました。

・アルツハイマー型認知症を予防
・動脈硬化の予防
・肝臓の機能を高める
・脂質の代謝を活発
・美肌効果


レシチンを十分な量を摂ることで、精神の安定を促進し、集中力、記憶力、判断力が増大します。作業効果や学習効果の向上も期待できる優れた栄養素です!

・サポニン

サポニンは、大豆やジャガイモ、ニンジンなどに含まれる渋味や苦味の成分です。血管についた脂肪を除去する働きや血中コレステロールの低減、過酸化脂質生成の抑制、それに痩身効果などのはたらきがあるとされています。このほか、免疫力の強化、核酸の合成促進、血糖値の低下、中枢神経の鎮静などの効果も明らかにされています。

また、摂取するうえで、1日の摂取量は定められていません。一般的に、大豆や人参からサポニンを摂取する場合は、安全だといわれています。

しかし、生薬である桔梗(ききょう)や柴胡(さいこ)などに含まれるサポニンは、過剰に摂取すると溶血作用や吐き気を引き起こすことがあるそうなので、十分注意が必要です!

また、最近ではサプリメントでサボニンをとって、栄養素を補う場合があります。そのときは、医薬品との相互作用をよく確認するようにしてください。何らかの医薬品を服用している場合は、念のため主治医に相談してから摂取するようにしましょう。

・イソフラボン 美白効果


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女性ホルモンと似たはたらきをすると言われ、多くの女性に支持されているイソフラボンです。イソフラボン配合の化粧水や乳液などが多数、商品化されています。肌の調子を整える「美肌ホルモン」のエストロゲンの働きを補い、若々しい肌をサポートしてくれます。
ほかにも、 肌の弾力を保つ「コラーゲン」を増やしたり、細胞の新陳代謝を高めてくれます。これによって、肌のモチモチと弾力が増えて、肌の生まれ変わりを促進するので保湿力もアップです。

・ダイエット効果


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前述いたしましたが、おからはダイエットに最適な食材です。

原料の大豆に含まれる大豆たんぱく質には食欲を抑える効果があります。大豆たんぱく質が満腹中枢を刺激して、満腹感を高めるはたらきによるものらしいです。この作用を利用して、食欲のコントロールをして、食欲を抑えてみましょう。

ほかにも脂肪燃焼の効果があります。大豆に含まれる大豆ペプチドを摂取することで、アディポネクチンの分泌量が増大します。アディポネクチンとは脂肪細胞から分泌される分泌蛋白であり、脂肪燃焼を活性化するはたらきがあるのです。

あとでお話しますが、おからには種類が3種類ありまして、その中でも、特に「おからパウダーダイエット」をおすすめします。おからパウダーダイエットは手軽にできるので続けやすく、健康にもいいというヘルシーなダイエット法です。そんなおからパウダーダイエットのポイントをご紹介いたします。

●毎食前に大さじ1~2杯食べる
朝食と昼食の前には、おからパウダーを食べてください。15分~30分前に食べることで、お腹の中でおからパウダーが膨らみ、食べすぎを防ぎます。普段の食事におからパウダーを振りかけてみましょう。おすすめはヨーグルトに振りかけて食べることです。「5分前でも血糖値の上昇を防ぐ効果は出る」という研究結果もあるので、食事の前に摂ることを意識してください! 

●水分をたっぷりとる
大さじ1~2杯おからパウダーを食べたあと、一緒にグラス1~2杯のお水を飲みましょう。水と飲むことで、おからパウダーが膨らみます。おからと水はセットだと認識しておきましょう。

●バランスよく食べる
ダイエット中はおからパウダーだけに偏ってはいきません。魚、野菜や果物、海藻、発酵食品と一緒にバランス良く食べましょう! 

■栄養豊富なおからの種類
・生おから


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豆乳を搾ったあとのすぐのおからを「生おから」といいます。生おからの特徴として、日持ちが悪いということがあります。基本的に買った当日に食べる必要があるので、あまり大量に買うものではないです。

最初に「おからは多数廃棄されている」と記載しましたが、この日持ちが悪いということも理由の1つです。

・乾燥おから


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先ほどの生おからを短時間で乾燥させたものを「乾燥おから」といいます。乾燥させている分、通常の生おからに比べて日持ちがします。また、粉末のため料理に使いやすいなどのメリットがあります。食品用として扱われるものと、肥料や飼料として活用されるものとがあります。

・おからパウダー


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「おからパウダー」とは、先ほどの乾燥おからをフードプロセッサーなどをつかって、さらに粒度細かくして乾燥させたもののことを言います。スーパーなどで気軽に購入できますし、使い勝手が良いです。おからパウダーは常温で長期保存が可能です。冷蔵・冷凍の必要がなく、およそ1ヵ月程度もちます。普段つかっている塩や砂糖などの調味料と同じように保管できるので、継続的に手間をかけずにお使いいただくことができます。

利用用途はさまざまで、ケーキやクッキーなど生地を滑らかにしたい場合や、ヨーグルトにふりかけていただくことで、気軽におからを身体に取り入れることができます。

おからパウダーの使い方について、便利なご提案をします。まず、小分けにして常備しましょう。計量器付のモノを振りかけて使用できるタイプなどさまざまです。使い道にあわせて容器を選ぶことによって、いつでも便利に食材としてご利用できます。

調味料ストッカーで保存するのも良いです。キッチンに必ずある料理材料としてご利用いただくのに便利です。揚げ物や焼き物など、いつもの献立にプラスして栄養補給メニューにするためにご利用いただけます! 

また、パウダーボトルで持ち歩くこともおすすめです。おからパウダーは乾燥したおからの粉なので、小瓶に入れて持ち歩くことができます。外出先で食事をする際は、どうしても栄養バランスが気になりますよね。いつでもどこでも気軽に栄養素を補給しながらお楽しみいただけます! 

■おからの栄養を余すことなくいただく方法
・おからを食べやすくする『お菓子』


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おからパウダーをつかった簡単でお手軽につくれる「おからクッキー」をご紹介します。糖質オフのクッキーなので、ダイエットをしてる方にもおすすめです!
バターをできるだけ少なくしているので、混ざりづらかったらお好みで牛乳などを足してみても良いでしょう。

【材料】
  • アーモンドパウダー60g

  • おからパウダー40g

  • ラカント50g〜お好みで

  • 卵1個

  • バター35g


【手順】
  1. 事前にバターを600Wで30秒程度温めます

  2. 材料を全て袋に入れて混ざるまでよく揉みます

  3. 薄く伸ばしてみてバターの塊がないか確認します

  4. オーブンを200℃に設定して、予熱しておきます

  5. 薄く伸ばして型抜きをします

  6. 10分焼きます。 もし足りないようだったら焼き時間を追加しましょう

  7. 粗熱が取れたら完成です! 


いかがでしょうか。材料も少なめで、手順もシンプルですよね。普段、お菓子づくりをしない人でも、簡単につくれるのではないでしょうか。 

・おから料理の定番『炒り煮』


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白だしをつかったしっとりの炒り煮をご紹介します!サラダ油をたっぷりつかっているので、水はないのがポイントになっています。

【材料】
  • おから200g

  • 人参1/2本

  • 油揚げ1枚

  • 青ネギ1袋

  • ☆砂糖大さじ2

  • ☆みりん大さじ2

  • ☆白だし大さじ3

  • ☆サラダ油大さじ4


【手順】
  1. 材料を切ります。人参を幅3cmの千切りにして、青ネギも同じ幅に切っておきます。また、油揚げはキッチンペーパーで油を取って、適当に切っておきます。

  2. 鍋にサラダ油(分量外)をしき、人参→青ネギ→油揚げの順番で炒めます

  3. おからを入れて、水分を飛ぶまで炒めます。

  4. ☆の調味料を入れよく混ぜて、炒めます。

  5. 薄く伸ばして型抜きをします

  6. 火を消して冷めるまで放置して完成です! 


炒り煮は、炒って食材の水分を飛ばすことで旨味が凝縮されますし、調味料や出汁などを入れて煮たときに、より味がしみこみます。 普段の食卓の副菜として添えたいですね! 

・子どももよろこぶ『おからハンバーグ』


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子どもがみんな大好きなハンバーグです! おからパウダーをつかって、ヘルシーに仕上げましょう。糖質制限ばっちりでダイエットに最適です。

【材料】
  • ひき肉1パック

  • 玉ねぎ(みじん切り)適当

  • おからパウダー適当

  • 塩こしょう、しょうがチューブお好みで


【手順】
  1. ひき肉1パックをボウルにあけて、玉ねぎ、塩こしょう、しょうがチューブなど入れてこねます

  2. おからパウダーを好きなだけ入れてこねます。粉っぽくなったら適宜水を加えて調整します。

  3. ハンバーグの形にして、数個にわけます。

  4. フライパンに並べて焼きます。両面に焼き目がついたら酒でも水でも少しかけて、蓋をして蒸します。

  5. あとは、お好みのソースをかければ完成です! 


作り方が簡単で材料もシンプルですよね。料理初心者におすすめです!

■スーパーフードのおからを食事に取り入れよう! 


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今回はおからの栄養素と種類、おからをつかった簡単レシピについてご紹介してきました。

おからの魅力はなんといっても、安価で栄養素が満点なところです! さらに意外と使い勝手が良いです。低糖質かつ高たんぱくなことから、先ほどもご紹介しましたが、おからパウダーダイエットと呼ばれるダイエット法も巷で話題となっています。やり方はとても簡単です。スプーン1杯のおからパウダーを料理に振りかけて食べるだけです! 食事制限は一切なしで、ダイエット効果が期待できるんです。

あまりおからを食べる習慣がなかった人は、今回を機会にぜひ買ってみませんか?すぐには効果は出ませんが、徐々に摂取することで自分の身体の調子がよくなってきます。肌もすべすべになるので、毎日鏡をみるのが楽しくなりますよ。

さらに、毎日食べても起きないくらい、レシピのバリエーションが豊かなおから。ご紹介した調理方法も参考にしながら、色んな食材と合わせておからを楽しみましょう!

 
(AYA)

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