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体調が悪い妻に「俺の飯は?」 耳を疑うモラ夫の見下し暴言(後編)【ママのうっぷん広場 Vol.6】

Woman.excite / 2020年8月25日 14時0分

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イラスト:野原のん


夫から妻への見下したようなモラハラ暴言。前編に引き続き、今回は妻の体調が悪い時や妊娠・出産の時にまで言われた夫からの暴言について見ていきたいと思います。今回もウーマンエキサイトアンケートに寄せられたエピソードの中から、お伝えしていきます!



■「俺の飯は? 風邪うつすなよ」驚愕の冷酷発言

風邪などで体調を崩した時、いつもより弱っているからこそ、優しい言葉をかけてもらいたいものですよね。しかし、そんな体調の悪い時にも、モラハラ夫から暴言を言われたとの声があがっています。

「私が熱を出した時、体調が悪いと言った私に夫が返した言葉は、『俺の飯は? 風邪うつすなよ』。1日で治らないと『役に立たんね』と言われ、40度の熱の中、歩いてひとりで病院へ…」

「生活がかかっているので、毎日一人で、家事育児に奮闘していますが、体調が悪くても、決して心配してくれません。『自己管理できないやつが悪い』と。自分は深夜までテレビを見て寝不足になったりして、体調をしょっちゅう崩しては、当たり前のように妻の私に看病してもらっているのに」

「更年期で体調が悪く最低限の家事もできない日が多くなったことから、もう少し手伝ってほしいと涙ながらに頼んだところ、『具合悪くてかわいそうだから家に置いてやってるんだ』と言われた。この言葉で旦那を捨てる覚悟ができた」

「生理痛で体調が悪く寝込んでいると『夕飯はどうするんだ?』と聞く。別の日に頭痛で具合が悪い顔をしていると『またかよ。体調がいい時あるの?』と言われた」

「体調が悪かったとき、何とか夕飯の準備をしたが、『そういう顔してるとこっちまで気分が悪くなる』と言われた」


体調が悪い妻を気遣うような発言は一切せず、上から目線な夫からの暴言が多く見られます。一方で、夫自身が体調を崩した時には、妻が看病しているという発言もあり、もはや自分勝手としか言いようがありませんよね。

体調不良の時くらい、もう少し思いやりを持ってくれてもいいのに…という妻の叫びが聞こえてくるような気がします。

■「妊娠は病気じゃない、甘えるな!」妊娠出産時も暴言

また、妊娠中や産後でさえも、モラハラ発言をしてきたというコメントも。

「妊娠中、仕事を続けていたこともあり体がキツくて夫に手伝ってくれないかと頼みました。そしたら『帰ってきて何十分休んでんだよ! だるいなら後からやればいいだろ!』と罵声を浴びせられました

「第1子出産後、慣れない育児に体調を崩し協力を求めるも『おれは毎日仕事してる。おまえは育児のために休みをもらってるんだから育児が仕事でしょ? 何でできないの? 周りはみんなやってるじゃん』などと言われました」

「高収入だが、家事育児は一切やらない。上の子が7ヶ月で次の子を妊娠。つわりがひどくて家事をせず休んでいると、『妊娠は病気じゃない、甘えるな』と怒鳴りつける。自分は深酒して寝るだけ」

「第2子の1ヶ月検診と私の産後検診に上の子も連れて行かなくてはいけないため、夫に付き添いをお願いしてあった。ところが前日夜になって他の用事に行きたいと。こちらがムッとすると、『なんでその都度おまえに合わせなきゃいけないんだ』ですって」


確かに、妊娠や出産は病気ではありませんが、子どもを産むのは命がけで、妊娠中も産後も女性の体にはさまざまな変化が訪れます。その全てを理解してもらうのは難しくても、全く理解を示してくれない言動には、ガッカリしてしまいますよね。



■モラ夫の暴言とどう付き合うべきか

ここまで、モラハラ夫の見下し暴言の数々についてエピソードをご紹介してきました。もし夫からひどいことを言われた時、どのように対応するのが正解なのでしょうか。

「ガマンの限界で、半年程前に『離婚する!』と騒ぎました。初めは言い返して罵倒されましたが、本気の私にビビりコロリと態度を変え『おまえがいないと生きていけない』と泣きついてきました。まだ出て行けていませんが、モラハラする人はできる相手がいなくなると生きていけないということがよくわかりました」

「夫にひどいモラハラ発言をされましたが、その後私がぶちギレて、1年かけて更生させました


「モラ夫はモラハラできる相手がいないと生きていけない」というコメントからは、モラハラ夫の本質が見えてきそうです。こうした場合には、「夫から離れる」ことが最も有効な手立てになるのかもしれません。

また、「夫を更生させた」という頼もしいコメントも。夫が自分の発言の問題点に気づいていないという場合には、きちんと指摘して話し合い、モラハラ発言をなくしてもらうよう働きかけることも選択の一つかもしれません。

ここからは、▼「離婚できない妻のモラハラ対処法」全3話を元に、モラハラ夫への対処法について抜粋して考えてみましょう。


そもそも、妻自身がモラハラをされていることを認識していないケースが多いと言われています。そういう場合は、


自分の友だちがその夫から、今の私とまったく同じ扱いをされていたら、どう感じるか?



という視点を持つと、夫にモラハラされているかどうかの判断がつきやすいようです。

そして、夫がモラハラだと気づいたら、夫に攻撃させないような態度をとることも大切だそう。モラハラをする人は、相手が「弱い人間」で「有害」だと思うことが原因で、攻撃すると言われています。「弱い人間」で「有害」だと思われないためには、


自分の感情を隠す」「感情表現を平坦(へいたん)にする」「淡々とした態度を貫く




など、反応を減らして、相手への関わり方を変えることが有効なのだそうです。

また、深刻なケースは第三者に相談することも大切です。


もし、周囲の人にわかってもらえなければ、公的機関で必死に訴えるのもひとつの方法だとか。被害者になる人にはこういうことが苦手な人が多く、「こんなこと言ってもいいのだろうか?」と、どうしても控えめになってしまうといいます。だからこそ、必死に伝えることで、相手に「何かあるんじゃないか」と思わせることがポイントだそう。




ただ、夫がモラハラであると認識した後は、自分はどうしたいのかを考えるのが一番大事なのだそう。


「本当の人生は、攻撃が終わってから始まる」と言います。ここがスタートラインであり、本当に大事なのはその先の人生をどう生きるか。

幸せは夫や他人が運んでくれるものではなく、自分でつかむもの。モラハラ夫がいたって、状況を変えることさえできれば、自分の望む幸せをつかむことができるのです。




別居や離婚をするのか、そのまま一緒に暮らしていくのか、判断は人それぞれですが、どの道を選んでも、自分の心の平穏を保てるような道を選び取ってもらいたいと思います。


(高村由佳)

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