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黒い感情を消したい…悲しみを抱えて夫と歩む/悲しみの乗り越え方【後編】【夫婦の危機 Vol.43】

Woman.excite / 2020年11月7日 20時0分

黒い感情を消したい…悲しみを抱えて夫と歩む/悲しみの乗り越え方【後編】【夫婦の危機 Vol.43】

前回のあらすじ(全3回)
周りからの気遣いがつらく、平気なフリをしている日々。そんなある日、夫からあるパンフレットを渡されて…。

※流産を体験された方の話を基にしたフィクションです。同じような体験をされた方、今まさにつらい渦中の方へ。読んでいる最中につらくなりましたら、閲覧をお控えください


身近な人の言葉すらも受け入れることができず、友人と距離を置いてしまっていた私。そんなある日、これまで沈黙を守っていた親友が一言だけ「心配してるよ」と送ってくれました。そのメッセージは久々心に染みうれしかったのですが、それでもどう返事していいのかわかりませんでした…。

そんなとき夫から1枚のパンフレットを差し出されて…。






悲しみのなかにいる人たちが集う会。そこではどんな言葉に傷ついたのか、苦しんでいるのか…さまざまな立場の人たちが自分の想いを話をしました。



会では、実際の経験談だけでなく「流産した時、周りにどう扱ってほしいか」といったテーマについての話し合いも行われ、「学びたい」という医療従事者も参加していました。






3度の流産経験がある女性は、「同じ経験をした人の助けになれば…」と、この会に何度か参加しているとお聞きしました。彼女の話を聞いているうちに、ふっと気持ちが軽くなってきました。




「ひまわりの会」に参加したその夜、私は流産してから初めてぐっすりと眠ることができました。

自分の気持ちが落ち着いていくのを感じた私は、その後も積極的に「ひまわりの会」に参加しました。夫婦で来ている人は少なかったけど、夫は必ず一緒に来てくれました。

そして…






親友の理紗にも、ようやく返信することができました。たくさん心配かけたし、長いあいだ待たせてしまったけど、彼女ならきっと、私の気持ちを理解してくれると信じています。

悲しみは、時間が経っても消えないかもしれない。でも、その悲しみを抱えて夫と歩いていくことはできるはず。今は、心からそう思っています。

※この漫画は実話をべースにしたフィクションです

(ウーマンエキサイト編集部)

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