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自分も毒親になってた…母の呪縛から解放されないまま親になった主人公に読者の反応は?

Woman.excite / 2022年2月7日 22時0分

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「私の育児は絶対に正しい」と自信をもって娘の教育に励んでいた投稿者さん。熱心に取り組んだ甲斐あり、娘は勉強のできるいい子に育ったはずなのに、頭が真っ白になるような言葉を投げかけられるのでした。私の教育は間違っていたの!?

■優秀なはずの娘がついた嘘
私は朱音。小5の娘・結衣がいます。
そして、同じ町内に私の妹・紗枝の家族も住んでいて、紗枝の娘の莉子ちゃんも、結衣と同じ小学5年生です。
私は結衣の将来のために、幼い頃からしっかりと教育をしてきました。




一方、妹の紗枝の家では莉子ちゃんがあまり勉強が得意ではないらしい上に、紗枝も「うちは子どものやりたいことをやらせるって決めている」と言い放つ始末。



そんなある日、小学校の個人面談がありました。




結衣は、学校のテストはほぼ満点だったため、担任の先生の言葉は、信じがたいものばかりでした。
まさか、今まで良い点数のテストだけを私に見せていたなんて…。結衣に嘘をつかれていたことがわかり、私はショックで、家に帰るなり結衣を問い詰めました。


結衣の将来のため――そう思った私は、翌日から放課後は遊ばせず、塾のない日は家でもっと勉強するよう言いました。
娘の勉強量を増やした一週間後。





満点に喜んだのも束の間、結衣の答案をよく見ると、式が間違っているのに答えだけあっているものや、唐突に正しい答えが書かれているものがたくさんあったのです。

勉強を頑張っていると思っていた結衣が、実は解答をカンニングしていることに気づいた私は、まず夫の弘毅に相談することにしました。










「娘のため」と夫は言うけれど、ずっと「結衣のため」だけを考えてきたのは私。それなのに私の育て方が悪かったかのように言う夫に怒りがおさまらず…。

私の育児は絶対に正しいと確信したかった私は、妹の家を訪ねることにしました。







■結衣の言葉に頭が真っ白に
結衣の家を訪ねた帰り。
莉子ちゃんが成績が上がらないのは、やっぱり親が見ていないからだと思いました。
でも、成績のことをあんなに楽しそうに話すなんて、うちでは考えられない…。





自分とは真逆の育児をしている妹の家のほうがいいなんて…。
私は結衣の言葉に、頭が真っ白になってしまいました。そして、莉子が珍しく泣いて訴えた姿に、これまでの育児が間違っていたんだともわかりました。
でも、一体何がどう間違っていたのか、いくら考えてもわからなくなってしまいました…。

このストーリーに読者の反応は…?


■主人公の心の葛藤に共感して涙

勉強のできるいい子に育っていたとばかり思っていた娘からの涙の訴えで、自分が毒親になってしまっていたことに気付いた朱音。読者の方からの感想をご紹介します。


・毒親離れって本当に大事だと思いました。毒親の呪いは物理的に離れても解くことができなくて、自分から考えを変えていかないと本当の意味で開放されないなって思いました。

・これはママのケアも同時進行でやらないと意味がない。子どものケアだけしても、ママの母親への気持ちを満たしてあげないと根本的な解決にはならない。

・主人公は本当の意味での勉強ができていたわけではないのではと感じました。自分は間違っていないと主張し、「疑う」「深く考える」ということができていないので、正解が1つに決まる問題を解いて点数になるような勉強だけを勉強だと思っているのではないかと思います。本来、答えが幾つにもなるものを考えるのが学問なのに、この厳しさでは娘さんの人生も豊かにならないですし、受験でも困りそうです。それ以前に娘さんの心の傷が心配ですし、親戚を落ちこぼれと断じる姿勢が歪みを植え付けていないか心配になりました。

・こんな親、絶対嫌だ。勉強は大切なのは大きくなった後になって思うけど、勉強が全てではないし、こんなに縛られてたらそりゃこうなるよねーっていう状況な気がする。

朱音と同じような経験をした方からの感想も届きました。


・私も40前のいい大人なのに、いまだに母親に好かれたい気持ちがあるので、この主人公の心の葛藤に共感して泣いてしまった。

・うちの親もそうやって気づいてくれたら良かった…。

・この手の呪縛は一生この子に取り付く。「大丈夫」「もう平気」「うん、わかった」と言っても それは母親を安心させるため、すべて嘘。毒親が子供の頃にかけた呪いは一生続くんだ。

・全く同じ毒親持ちです、お陰で人間不振、人間嫌いになりました。

・私も母の呪縛とともに育った長女です。主人公の気持ち、内容は違うけどわかる。私の場合は毒だけじゃなく愛情もかけてもらっていたので、呪縛があったことに気づいたのは結婚して実家を出て数年経ってからでした。

・この連載記事で描かれているほどではないけれど、私の実家もかなり似た傾向がある家庭だったので、結衣ちゃんの気持ちが手にとるように理解できてしまいました。暴力や性的虐待、あるいは不倫や酒・ギャンブル依存等ほどわかりやすく重大な不和状態ではなくとも、その後の人格形成や人生に大きな悪影響を及ぼし得るものなのだということが、他の読者の方にも伝わればいいなと思いました。

教育に熱心になりすぎるのは、子どものためなのか親自身の問題はないのか考える必要がある…。そんなことを思わされるエピソードでした。ウーマンエキサイトでは、親子関係はどうあるべきかをテーマにした漫画を多数紹介しています。


(ウーマンエキサイト編集部)

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