「勉強すべき」「良い大学に行くべき」にとらわれた“教育ママ”への読者のアドバイスとは
Woman.excite / 2022年2月12日 22時0分
子どもにはしっかり勉強して良い学校に行って、良い職業に就いてほしいと願う母。ですが、当の息子はゲームばっかりで、全く勉強に身が入らない様子。「将来のために勉強すべき」「塾に行くべき」と“べき論”で息子に向かう母に、息子は反抗をして…。
■子ども将来のことを思って入塾を決めた母
私は10歳の康太と夫の真司の3人家族で暮らしています。
私は大学受験時で志望していた難関大学に入れなかったことから就職活動では相当苦労し、就きたい仕事にはつけませんでした。
その時に学歴がいかに大切か身をもって知った私は、将来康太が苦労しないように、しっかり勉強をさせなければならないと感じています。
康太はまだテストの結果は返ってきていないと言ったものの、もう出ている頃ではないかと怪しんでいました。
さらに、テスト用紙の裏にはたくさんの裏にはたくさんの落書き。
3年生の時はここまで悪くなかったのに…。
成績が落ちたこと、そして息子に嘘をつかれたことに大きなショックを受け、感情的になっていました。
康太には塾のことを話していませんでしたが、「プロの講師から勉強を教わるべき」と考え、私は半ば強引に入塾を決めました。
康太は嫌がるだろうけれど、早く行動を起こさないと、どんどん周囲に成績で取り残されてしまい、昔の私のように後悔をしてしまうと思ったのです。
康太は乗り気ではありませんでしたが、康太に聞くことなく、私は難関中学への合格実績もある進学塾の入塾を決めました。
そして、康太は毎週月・木・土曜日通うことに。
塾に入れば、成績はなんとかなると安心しきっていたのですが…。
■息子が自分に嘘を!?
塾からの思いがけない連絡でした。
塾側は康太から親が迎えに来てくれるから大丈夫という言葉を信じていたそうですが、この日も5分も経たずに帰ったため、さすがに体調を心配し先生が電話をかけたといいます。
2週間も嘘をついて早退して、いったいどこに行っていたんだろう…私は戸締りもせず、康太を探すために飛び出しました。
夫の言葉で少し冷静になった私は、康太の無事よりも塾に行っていなかったことばかり気にしていたことを反省。
そして、康太と話し合おうと決めました。
康太の将来のために「塾に行かせるべき」だという考えは、なかなか変えることができなかったものの、康太が苦しんでいるのが伝わってきて、私はちゃんと康太の気持ちを聞こうと決めました。
すると康太は…
こんなにすぐ辞めさせていいのだろうか…ある程度のストレスや辛抱があるからこそ、成績が伸びるのでは…?
そう思ったのですが、私は塾を辞めさせることにしました。
康太がこれまで自分に気を使って勉強したり塾に通っていたことを知り、ショックを受けた恵美でしたが、あることを思いつきます。
ずっと「勉強すべき」「塾に行くべき」と思っていた恵美が、今自分にできることをと考え、起こした行動とは!?
■読者から教育ママにアドバイス
自身の後悔もあり勉強は大事だと息子に言い続けた恵美。ですが、息子は母親に隠し事をするようになってしまいました。恵美の教育は間違っていたのでしょうか。読者の意見は?
・これは母親が間違っていると思います。点数で一喜一憂しない! 間違い直しは一緒にやること、間違える問題に出会えたと言うことはチャンスと思えるようにならなければ子どもは勉強できるようにはならないと思いました。
・子供を叱るよりも自分自身が向上する姿勢を見せることも大切。子どもに「やれ」ではなく「お互いに頑張ろう」。教育ママは自らも向上を目指す生涯学び続ける人間というのがこれからの時代に必要ではないかと感じます。
・最初っから母親一人が浮かれていたため、無理に通っても長くは続かないろうとわかってはいました。勉強を本人がやる気になるどころか、逆にやりたくないと思う方向に母親が追いやっていたのは明白。父親が間に入らなければどうなっていたことか。
・親離れ、子離れへの第一歩を無事に歩み出すことができて本当によかったと思います。子どもも大人も失敗と後悔を繰り返して成長していきます。お母さん、貴方の後悔は自分自身の努力で晴らしていくことを強くお勧め致します。世の中は不思議なこと、わからないことが満ち溢れています。生きている限り学び続ける事柄が無限にあります。
・過去にとらわれて「導いてあげなきゃ=支配したい」だったダメ母。やっと目を覚ましてくれましたね。
・息子で自分のできなかったことを叶えようとした、わが子を道具にしていた過ちをようやく脱皮してよかったです。
・学校での小テストは今現在の理解度を確認するためのものであり、タイミング等もあるので、はっきりいって水物です。子どもの理解速度は個人差があります。時代は学ぶことの意味、楽しさ、面白さを知り、自主的な学習を習慣化することに意味があります。義務教育時代の、ぶっちゃけ、小学生時代の成績はあまりアテにはなりません。結果としての点数よりも、その点数に至る過程に注目してあげてください。点数に結びつかなかった部分は、即ち、お子さんが戸惑い、あるいはつまづいている場所なのですから。大人の見栄や価値観から点数にとらわれ、其れが故に騒音を捲し立てる行為は “学びの本質から引き離す”ことにほかなりません。
・子どもの成績の浮き沈みに過剰反応してはいけないと思います。「好きこそものの上手なれ」です。ご子息が通っている教室はITに適応しているのでしょう。そのうちコンピューティングに興味を持つかも知れませんよ。その時は「数学」が必要になることを教えておいた方がよいでしょう。親は子どもの将来のために、子どもが必要とする情報をオトナの立場から提供することも教育の一環だと思います。夢を実現するためには「現実的な努力」が必要であることは否定できませんから。
中には教育に携わっている方でしょうか、とても参考になるご意見が寄せられました。お子さんの教育について悩むようなことがあれば、ぜひ色々な方のエピソードを読んで参考にしてみてください! ウーマンエキサイトでは、親子関係はどうあるべきかをテーマにした漫画を多数紹介しています。
(ウーマンエキサイト編集部)
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