【栗の珠玉レシピ3選】甘露煮や渋皮煮、ゆで栗の作り方をマスターしよう!栗の剥き方も紹介
Woman.excite / 2024年10月1日 6時0分
秋の味覚を代表する「栗」。なかでも生栗は限られた時期にしか手に入らないため、季節感を楽しみたいときにぴったりです。
今回は、そんな栗を使った珠玉のレシピを3選ご紹介します。シンプルに調理する王道レシピをぜひマスターしてくださいね。
■作る前にチェック! 栗の魅力や特徴
日本で流通している栗は、主に茨城県や熊本県などで収穫されています。日本の栗は中国産の栗に比べて実が大きく、素朴な味わいが特徴です。
ビタミンC・カリウム・食物繊維などのほか、鉄や亜鉛などの含有量が多く、さまざまな栄養素が含まれているのも魅力。
モンブランやようかんなどさまざまなスイーツに活用されますが、茹でたり、焼いたりすると、栗そのものの自然の甘みや香ばしさを楽しめます。
【王道の栗レシピランキング:1位】簡単手作り! ほっくり甘い栗の甘露煮
【材料】(作りやすい量)
栗(大きい物) 1kg
塩(むき栗をつける用) 大さじ 2+2
くちなしの実 2個
<シロップ>
水 500ml
砂糖 300g
みりん 大さじ 4
塩 ひとつまみ
【下準備】
1、栗はザラザラした側から、栗むき用の包丁ばさみで栗に傷を付けないように外側の固い皮をむく。塩大さじ2を入れた水につけ、更に栗むき用の包丁ばさみ又は包丁で渋皮をむく。新しく作った塩水にむいた栗を30分つける。
【作り方】
1、鍋に栗と栗が浸かるくらいの水、たたいて割ったクチナシの実を入れて弱火にかける。煮立ってきたら栗が踊らないくらいの弱火で10分ゆで、栗をそ~っと引き上げる。
2、きれいな鍋に<シロップ>の材料と1の栗を入れ、弱火にかけて栗が踊ってきたら、より弱火にして15~20分煮る。鍋の蓋をして1日そのまま置き、栗に味をしみこませる。
3、弱火でひと煮立ちさせてきれいな保存容器に入れ、常温になったら冷蔵庫で保存する。割れた栗は別の容器に分けておく。
【このレシピのポイント・コツ】
栗の皮を包丁でむく場合は、塩大さじ2を入れたたっぷりの水にひと晩つけ、外皮を少し柔らかくしてからザラザラした側からむきます。急ぐ場合はぬるま湯に2~3 時間つけてください。
栗がシロップから出る場合は、オーブンシートの落とし蓋をのせてください。
割れた栗は、パウンドケーキ等に混ぜ込んでください。
瓶詰が多い甘露煮を手作りできたらうれしいですよね。生栗を下茹でしたら、シロップに漬けこんで味をしみ込ませます。クチナシの実を入れて茹でるため、きれいな黄色に。パウンドケーキやカップケーキに混ぜ込んだり、もち米と一緒に炊いておこわにしたりと使い勝手抜群です。
【王道の栗レシピランキング:2位】ホロホロやわらか! 栗の渋皮煮
【材料】(作りやすい量)
栗(大きい物) 1kg
重曹(タンサン) 大さじ 2
<栗のみつ>
ザラメ(砂糖) 500g
黒砂糖 100g
しょうゆ 小さじ 2
水 800ml
【下準備】
1、栗はザラザラした側から、栗むき用の包丁ばさみで栗に傷を付けないように外側の固い皮をむく。むいた栗は鍋に重曹とかぶるくらいの水を加えて半日以上つけておきます。
【作り方】
1、栗を漬けておいた鍋ごと中火にかけ、煮立ってきたら火を弱めて20~30分ゆでる。鍋ごと流し台において、水がきれいになるまで流水を鍋の側面ギリギリに落としながら洗う。
2、水がきれいになって手で栗を触れるくらいになったら、栗を1個ずつ丁寧に洗いながら渋皮の筋を楊枝などで取り、ザルに上げ水気をきる。
3、鍋をきれいに洗って<栗のみつ>の材料を入れて中火にかけ、ざらめ(砂糖)を煮溶かしていったん火を止め、栗を入れる。紙の落とし蓋をして、ごくごく弱火にして軽く沸々してきたら、そのまま60~90分煮て火を止め、鍋の蓋をしてそのままひと晩寝かせる。アクが出る場合はアクを取ってください。
4、翌日、再び弱火にかけ、沸々してきたら火を止め、熱湯消毒したきれいな瓶などに栗を入れる。<栗のみつ>は火を強めてひと煮立ちさせ、熱い状態で栗の瓶に入れ、栗がみつから出ないようにして、瓶の蓋を閉める。常温まで冷めたら冷蔵庫に入れる。
【このレシピのポイント・コツ】
栗の皮を包丁でむく場合は、塩大さじ2を入れたたっぷりの水にひと晩つけ、外皮を少し柔らかくしてからザラザラした側からむきます。急ぐ場合はぬるま湯に2~3時間つけてください。
流水が強いと栗が割れてしまいますので、弱めの水量で洗ってください。
トロ~ンとしたみつがお好みの方は、みつを煮詰めてトロ~ッとさせてから、栗の瓶に入れてください。
栗の渋皮煮は手間がかかるものの、本格的な味わいを楽しめます。外側の鬼皮を剥いたら、渋皮がやわらかくなるまで重曹入りの水に漬けておくのがポイントです。栗のみつは砂糖と黒砂糖に隠し味のしょうゆで全体を引き締めます。みつを煮詰めてとろみを出してもおいしいですよ。
【王道の栗レシピランキング:3位】ゆで栗
【材料】(4人分)
栗 500g
塩 大さじ 1
【下準備】
1、栗は水洗いして、ザルに上げる。
【作り方】
1、たっぷりの水と栗、塩を入れて強火にかけ煮立ったら30~40分ゆで、ザルに上げ冷ます。
前日から塩水に浸けておいて、新しい水と塩を入れてゆでてもOKです。ゆでた栗は縦半分に切って、スプーンですくっていただきます。
栗本来の味を堪能するなら、ゆで栗がイチオシです。栗の中心まで火が通るよう、30~40分程度かけてゆっくり煮ましょう。途中で1個取り出して、火の通り具合を確認すると良いですよ。茹で上がったら水にさらさず、そのまま粗熱を取ってくださいね。ほのなか塩気と栗の甘さについつい手が伸びます。
■初めてでも失敗なし! 簡単にできる栗の剥き方
栗は皮が硬く、剥くのが大変と敬遠している方が多いのではないでしょうか。そんな方におすすめなのが、熱湯に浸ける方法。半日程度水に浸けた栗を火にかけ、沸騰するまで温めます。
沸騰したら火を止めて5分放置。一番硬い外側の鬼皮が剥きやすくなりますよ。熱いうちに作業することがコツなので、やけどに気をつけてくださいね。鬼皮を剥いたらお湯に戻し、渋皮を剥くと栗ごはんやスイーツに活用しやすくなります。
■栗の珠玉レシピは世代を問わず愛される味!
栗はほんのりとした甘さや香ばしさがあるため、シンプルに調理するだけで絶品です。甘露煮や渋皮煮のように、手作りが難しそうなレシピも生栗の下処理ができれば意外と簡単。
栗の皮は、熱湯に浸けて熱いうちに剥くと作業いしやすいですよ。生栗ならではのおいしさをぜひ味わってみてくださいね。
(ともみ)
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