俳優・健太郎「今の自分にさよならしたい」【インタビュー】

Woman Insight / 2016年12月21日 17時0分


80年代を生きる、男子中学生の性春映画『14の夜』が12月24日に公開されます。

タカシ役の犬飼直紀さんをはじめとした14歳の男子たちには、オーディションで選ばれたフレッシュな4人がキャスティング。ほかにタカシが憧れる幼馴染メグミ役にSUPER☆GiRLSの浅川梨奈さん、同い年のヤンキーグループのリーダー的存在・金田役に健太郎さん、タカシの姉に門脇麦さんなど、魅力たっぷりのキャストが注目されています。

Woman Insightでは、金田を演じる健太郎さんにインタビューを行いました。作品について、また健太郎さんの14歳のころ“あるある”などについてたっぷりお聞きしてきました!

Woman Insight(以下、WI) 最初に『14の夜』の台本を読んだときいかがでしたか?
健太郎 14歳男子の性春がすごく感じられて面白かったです。14歳の主人公と仲間たち4人のアホさ。中学生ならではの女の子や女性の身体に対する思い……妄想のシーンもあるんですが、自分も「14歳の頃はこんなことばかり考えていたな」と(笑)。共感できる部分も多く、どんどん先を読みたくなる話でした。時代背景が80年代ですが、現代でもリアルに感じられたのも楽しい理由でした。

WI 本作の見どころはどんなところだと思いますか?
健太郎 年代関係なく、自分を含め男子中学生の頃はそんなことを考えて生きてきたと思うんです。そういうリアルな妄想劇が見どころだと思います。

WI 懐かしいものが多く出てくるのも面白いですよね。
健太郎 大人の方に観ていただくと、「懐かしい気持ちになった」と聞くので嬉しいです。それと、懐かしいものや遊びを知らない小中高生にもその気持ちを感じてもらいたくて。僕は中高一貫教育の学校だったんですが、高校生の僕たちのほうが外で遊んでいて、中学生は校舎の中で遊んでいる傾向があったんです。そんな今の14歳がこの映画を観て外で遊びたい、仲間とワイワイ青春したいという気持ちになってくれたらいいなと思いますね。

WI 健太郎さんの役・金田についてお聞きしたいのですが、今回はヤンキーの役ですね。役作りで苦労したところはありますか?
健太郎 不良っぽい、悪めの役をやったこともあるんですが、ビジュアルからもヤンキーという役は初めてでした。自分が演じた金田は、自分より強い人には下から接するんですが、自分より弱い人にはイキがる。でも本当は“芯”を持っているという役だと思って演じていたので、苦労したというよりは、いろいろ考えられて楽しかったです。80年代当時のヤンキーは愛らしさもあると思うので、彼のキャラクターは好きです。

WI ご自身と似ている所はありますか?
健太郎 共感できる部分はあるんですが、タイプは違うと思います。でも、タイプが違うから魅力的だなと。14歳の時は同い年の子とワチャワチャしていることが多くて、あんな感じで何も考えずに生きていたのは同じです(笑)。

WI 金田の見どころを教えてください。
健太郎 プールサイドのシーンは好きなシーンです。金田の男気を感じていただけると思います。それと、プールに飛び込むんですが……。これは実際の映像を楽しみにしていてください(笑)。


WI 年齢が近いかたが多い現場だったと思いますが、雰囲気はいかがでしたか?
健太郎 全体の撮影期間は2週間で、僕が参加したのはそのうちの5日間でしたが、青春させてもらいました。ヤンキーグループは歳の近いメンバーだったんですが、僕が一番年上で、今まで参加させていただいた作品で、一番上ということがなかったので、最初は距離感があって……。でも撮影が進むにつれてしっかりチームになれました。監督の人柄もあってか、いい意味でゆるい現場だったと思います。“ゆるい”は違うかな(笑)。

WI 例えば、演出方法などで印象に残っていることはありますか?
健太郎 リハーサルでやった芝居が少し違うときに監督が「こんな感じで」と自ら芝居をしてくれて、それが自分の中にとても入りやすかったんです。監督がやってくださった芝居は自分にはない引き出しだったので、学ぶことがとても多かったです。例えば“殴るふりをして、頭を掻く”という動きがあるんですが、僕たちの世代ではあまりやらないんですよ(笑)。だから、僕らがやっても上手くできない。でも監督がやるとメチャメチャうまくて(大笑)。それが凄い印象に残っています。

WI 子どもの頃の健太郎さんはどんなお子さんでしたか?
健太郎 昔から好きだったのは映画です。映画のなかのシーンを真似するほど、映画に夢中でした。小学校のころ好きだった映画が『ホームアローン』で、その中のいたずらを真似したり。秘密基地も頑張って作ったんですが、結局出来上がりませんでした。

WI では、14歳の頃はいかがでしたか?
健太郎 本当に何も考えない中学時代でした。でも遊びまくっていました。大きめなホームセンターでかくれんぼとか(笑)。お金がなかったのでいかにお金を使わずに楽しむかを考えていました。本当に映画の通りです。

WI 女性に対する憧れはいかがでしたか?
健太郎 主人公たちの考えていることまんまです。ビデオ店の18禁エリアの前で「入れないよな。どうする?」とか(笑)。コンビニで大人の本が欲しいがために、普通の本を2冊取って、その間に挟んでレジに行く。でも18歳じゃないから買えない。みんなでお金を出し合っていらない本2冊購入なんて、その当時の僕たちにとっては残酷ですよね(大笑)。

WI 本当に『14の夜』の世界ですね。ちょっと驚きです(笑)。
健太郎 自分たちのときは、インターネットはすでに普及していましたが、ギリギリ影響がなかった年代だと思います。

WI では、現在の健太郎さんに質問です。職業に“俳優”を選ばれていかがですか?
健太郎 最初は楽しいという感覚よりも、「どうしていいかわからないけれど、まずはやってみよう」という思いで始めましたが、今は楽しさも少しずつ感じられるようになりました。自分の中には無い、性格や口調などを演じられるので、すごく魅力を感じています。例えば自分が医者の役をやった時に、それを観た人が「医者になりたい」と思うなど、誰かに影響を与えられる存在になり得るのがいいなと思いますし、同時に責任のある仕事だとも思います。

WI 「〇〇にさよならしたい」〇〇に当てはまるものはありますか?
健太郎 いっぱいあります。自分に甘い部分とか。ほかにも、何かをやるときに何となくこなしてきてしまった自分がいて、人よりも“ずば抜けて出来る”ものがないんです。学生時代は狭い世界の中にいて、それを悪いこととは思わなかったんですが、「よろしくないな」って最近気づかされて。そこをさよならしたいし、治したいです。

WI では、最後にメッセージをお願いします。
健太郎 映画『14の夜』という作品は、青春やその裏にある少年時代の何とも言えない葛藤、家族や仲間との関係性が面白く描かれています。最高にくだらなくて最高に面白い作品だと思うので、観た後は今まで感じたことがない感情を持っていただけると思いますので、ぜひ劇場にお越しください。

来春には映画『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』や『サクラダリセット 前篇/後篇』と出演作が続々と公開される健太郎さんが、大きな目をクリクリさせながら、14歳のころを懐かしそうに語る姿が印象的でした。

14歳男子の性春“あるある”がたくさん詰まった映画『14の夜』は、12月24日クリスマスイブより全国公開です。(平山正子)

映画『14の夜』公式サイト http://14-noyoru.com/

ヘアメイク/伊藤ハジメ Hajime Ito(Crollar)
スタイリスト/池田友紀 Yuki Ikeda(Be Glad)
ジャケット・インナー/13 BONAPARTE(UNIT&GUEST)
パンツ/アダム エ ロペ
シューズ/DHOLIC

【あわせて読みたい】

※スター・ウォーズ最新作「ローグ・ワン」敏腕女性プロデューサーに独占インタビュー!

※蒼井優、高畑充希、口をそろえて「女子高時代は無敵だった」【インタビュー】

※【独占インタビュー】ピコ太郎が明かした、例のファッションの秘密

※イケメンたちが恋人に作ってあげたいスイーツは「アレ」に人気集中♡【舞台「甘くはないぜ!」インタビュー】

※SMAP、三代目J Soul Brothersにも楽曲提供!森大輔、音楽とDIYの意外な共通点【インタビュー】

Woman Insight

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング