年末の風物詩「第九」はなぜ年末に歌うの?

Woman Insight / 2013年11月17日 11時30分

年末に向けて、だんだんと街のムードも変わっていくこの季節。この時期に大人としておさえておきたいのが、年末風物詩、ベートーベン交響曲第九番、通称「第九」。『Precious』12月号でもこのクラシックの定番を取り上げていますが、皆さんこの第九についてよくわかっていますか? 「そもそも歌詞の意味わからない。」「なんで年末に歌うのかわからない!」なんて疑問を作曲家の青山広志さんにお聞きしています。

■そもそも第九の歌詞の意味がわかりません!

「最初にバリトンのソロが『友よ、今までの調べではなく、新しいメロディを歌おう』と呼びかけて、歌ははじまります。そのあと日本語訳ので知られる合唱部分は、原語だと『フロイデ シューネル ゲッテルフンネントホテル』で『歓喜、美しき神々の火花、楽園の乙女』というような意味です。以降の歌詞を要約すると、『歓喜というのは神様の日のことであり、天使がそれを歌っている。その歌を人間が歌えば、すべての人はよくなれる。私たちはすべて兄弟です』というような内容で前半部分が歌い上げられます。

後半はテノールソロの歌い出しから行進曲が始まります。『みんなで闘いに出よう。この闘いは、自由を得るための闘いだ』。そして祈りのメロディ『心を合わせて歌を歌おう。星座の中に主(神)はいます。』と。ここは讃美歌であとはその繰り返しです。」

意外に歌はシンプルな構成なんですね。

■なぜ年末に歌うの?

「海外では特に年末に『第九』を演奏する習慣はありません。日本だけです。理由はお金が入るから。年末はかき入れどきなので、日本では人気の高い『第九』が年末に定着したという面もあります。

ベートヴェンが日本で人気が高いことも理由の1つですし、また『天使』『至福の園』といった宗教的な歌詞の内容が、除夜の鐘と結びつきやすいというのもあるでしょう。あと参加する側、歌う側にとっては、年末に大勢で大きな声で大合唱してストレス発散したいという理由や、10,000人の第九が行われるなどのイベント性が高いことも、この交響曲の特徴だと思います。」

なるほど。第九が選ばれる理由がお金とは驚きですね。これを知っている人は中々いないので堂々と自慢しましょう! 確かにいいお値段しますが、あの大合唱は一度生で聞くと病み付きになるくらいの感動がありますからね!!

(『Precious』2013年12月号)

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