1世帯あたりの平均貯金残高、1739万円!こんな高額になるカラクリとは?

Woman Insight / 2014年7月26日 18時0分

1世帯あたりの平均貯金残高、1739万円

この金額、多いと思いますか? それとも少ない? 私はこの数字に、めまいすら覚えます……世の中の人はそんなに貯金があるんですか!?

『Domani』8月号の「大人文化部」に掲載されていたこの数字。5月16日の日本経済新聞の報道によると、総務省が実施した2013年家計調査報告(ふたり以上の世帯が対象)「貯蓄・負債篇」において、1世帯がもつ貯金や株式などの金融資産額の平均額が、この1739万円だったのだそうです。この額は2012年に比べて4.9%増。これは、比較可能な2002年以降で最高額となっています。ちなみに銀行の普通預金などの「通貨性預貯金」は6.0%増で356万円だったとか。

なかなか実感がわかない数字ですが、このカラクリをBNPパリバ証券投資調査本部長・チーフクレジットアナリストの中空麻奈さんが誌面にて解説してくれています。

貯金と株式を合わせた平均貯金額が1739万円になった背景には、アベノミクスによる株高で株式を中心とした有価証券保有額が前年比24.4%と大幅に増えたことがあげられます。

しかも、実はこの数字、60歳以上の預金額が平均値をつり上げているのです。この世代は住宅ローンや子育て終了により負債が増えないのに加え、ずっと高金利でコツコツと貯金をしてきた人が多い世代。金融資産が増えること自体は、国にとっていいこと。株高などによる有価証券の増加が、結果として財布のヒモがゆるみ内需拡大につながることも期待されています。

しかし、「このまま世代間格差が続くことは日本にとってヘルシーな状態ではありません」と中空さんは言います。

30~39歳の貯蓄平均が628万円であるのに対し、60歳以上の貯蓄平均は2384万円。しかも、貯蓄から負債を引いた純貯蓄高でみると、30~39歳では383万円の赤字なのに対し、60歳以上は2236万円の黒字!!

最近話題の相続税“孫への教育資金贈与1500万円まで無税化”などは、高齢者層の預金を少しでも流動化させるための取り組み。「資産の世代格差」を是正する仕組みづくりが今、必要とされているのです。

なんだか少し安心したような、でもより大きな不安を抱くようなお話です。働き盛りの30代。働けど働けど、リタイア世代との激しい世代格差は埋まりそうにありません。安倍さん、どうにかなりませんか?(涙)(さとうのりこ)

(『Domani』2014年8月号)

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