「スロートラッチ」「ガンフラップ」…トレンチコートのパーツと役割をご存じですか?

Woman Insight / 2014年9月22日 21時0分

トレンチコートの特徴的なディティール。それらは単なる“装飾”ではありません。元々軍用コートとして開発されただけに、多くは戦場で必要な、様々な目的から生まれています。

いわば機能美の象徴ともいうべきトレンチコート。その真髄を知るために、『Precious』10月号から主なディティールの名称と役割をご紹介します。

【1】スロートラッチ
本格仕様のトレンチコートに見られる襟裏に収納されている小さなベルト。これは、雨風が入るのを防ぐため、フック留めした襟の上をカバーするためのもの。チン・ウォーマーとも呼ばれます。

【2】エポーレット
もともとは階級を示すバッジを付けたり、双眼鏡や水筒のストラップが滑り落ちるのを防ぐために取り付けられたもの。ファッション的には肩のラインを強調するので、マニッシュな印象を与えます。

【3】ガンフラップ
かつてはライフルを発砲したときの衝撃を吸収するためのもの。今は、前ボタンを上まで留めた合わせ部分を覆う「風よけ」に。右前合わせなら左側、左前合わせなら右のみに付けられています。

【4】ストームシールド
肩から背中にかけて二重構造になった布部分のこと。「アンブレラヨーク」とも呼ばれています。降りかかった雨がコートに浸透することを防ぐために、水滴が滑り落ちるよう、デザインされています。

【5】Dリング
第一次世界大戦当時は軍事用品を下げるために使われていました。今では装飾として形をとどめていますが、ステッチをかけたベルトにしっかりと固定されて強度が保たれているのは、その名残です。

【6】インバーテッド・プリーツ
ひだ山を突き合わせた構造のプリーツのこと。内側のボタンを外すと大きく裾が広がる仕様です。戦場で馬に乗るときに、足の動きを邪魔しないように考案されました。

いくつ知っていましたか? 軍用コートしての名残がそのまま活かされ、独特のシルエットと機能性を作り出しているトレンチコート。良質なものを1着は持っていたいですね。(鈴木 梢)

(『Precious』10月号)

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