生理痛ほっといちゃダメ!「月経困難症」に隠れている疾患とは

WooRis / 2014年10月22日 11時0分

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女性の体にとって、大切な毎月の“生理”。でも、生理が重く、ひどい痛みも伴って2~3日目はベッドから起き上がれない……なんて経験がありませんか? 

生理痛が原因で鎮痛剤を手放せない方や、婦人科に通ったことがある方もいらっしゃるかもしれません。でも、「薬は服用したくない」「婦人科なんて恥ずかしい」と、痛みを我慢する方も多いようです。

そこで、今回は小学館の雑誌『Suits』とウェブサイト『生理のミカタ』を参考に、知っておきたい生理痛にまつわる豆知識をお伝えします。

■生理痛と月経困難症 

生理とは、妊娠が成立しなかったときに、子宮内膜が剥がれ落ちて排出される現象です。月経周期の間に女性ホルモンは大きく変化するため、特に生理前や生理中に、肌荒れや腹部の痛みなどのカラダの不調や、イライラや無気力などの心の不調を感じる女性が多いといいます。

現代女性は、昔の女性に比べて出産回数が減ったこともあり、月経の回数が多くなり、生理にまつわる悩みを感じる方が多くなったようです。とくに生理痛は、悩んでいる方も多いでしょう。

しかし“生理痛はガマンをするもの”と考え、ひとりで耐えている人が多いのが現実のようです。でも実は、生理痛が普段より強かったり、痛みに耐えられなかったりする場合は“月経困難症”という、治療が必要な疾患である場合もあるのです。

■甘く見てはいけない月経困難症

月経困難症は、目に見える症状のない“機能性月経困難症”と、病気が原因の“器質性月経困難症”の2つに分かれます。そして、後者に多い病気として挙げられるのが“子宮内膜症”です。

子宮内膜症は、子宮以外の臓器で子宮内膜組織に似た組織ができる病気。放っておくと、生理痛がひどくなったり、将来妊娠しにくくなったりすることもあります。

月経困難症の薬物療法には、“鎮痛剤で一時的に痛みをとる治療”と“月経困難症治療剤によるホルモン治療”の2つがあるそうです。月経困難症治療剤とは、2種類の女性ホルモンを含む薬剤で“エストロゲン・プロゲスチン配合剤”のこと。排卵や子宮内膜が厚くなるのを抑え、痛みの原因物質分泌を抑制することで、生理痛を軽減します。

鎮痛剤は薬局で購入できるものもありますが、女性ホルモン製剤は婦人科で処方されるお薬なので、信頼できる婦人科医と相談しながら服用しましょう。

■悩んだらぜひ婦人科へ

夜ふかしやかたよった食事、ストレスの多い日常生活などは、月経をコントロールしているホルモンのバランスを崩し、月経困難症を悪化させてしまう要因となります。また、喫煙は血管を収縮させ血行が悪くなるため、痛みが強くなってしまうという報告があります。

このため、禁煙を心がけ、ふだんから適度な運動をするなど血行をよくし規則正しい生活を送ることが大切になります。

将来的に不妊の原因になったり、もっと重大な症状を起こしたりすることは未然に防ぎたいですよね。生理痛がひどい人は「女性だからあたりまえ」などとそのままにしておかず、婦人科医に行ってみることをおすすめします。

いかがでしたか? 毎月のことだからと、なんとなく我慢してしまいがちな生理痛に思わぬ病気が隠されていることをご紹介しました。

女性の体は本当にデリケート。いつものことだからと我慢せず、婦人科医をパートナードクターに持つことで、悩んだときにはいつでも相談できる体制を作っておきましょう。

【参考】

※ 「生理のミカタ」 – バイエル薬品株式会社

※ 女性のカラダケアBOOK – 小学館 Suits

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