悪影響なんてウソ!「過保護で子供の自立が高まる」意外な仕組みが判明

WooRis / 2013年12月17日 12時0分

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“過保護“というと、どんなイメージを持っていますか? きっと「甘やかし」「自立できない」といったネガティブなイメージなのではないでしょうか。

ところが子育て情報サイト『MIND』によると、「過保護と過干渉」という記事で、児童精神科医の佐々木正美先生は「過保護はちっとも悪くありません」と言い、むしろ子どもの自立が早まると説明しています。

今回はその佐々木先生の説明をもとに、“過保護で自立が早まる”意外な仕組みについてご紹介します。

■“過保護”で自信と信頼感がつき、自立が早まる

過保護といえば、いつまでもおっぱいを飲みたがったり、自分でできるのに着替えさせてもらいたがる子が例としてあげられがちですが、親としては、焦ってしまいますよね。

ところが「子どもは自分の望んでいるいろいろなことを思いどおりにしてもらうと、ある時期にはもう満ちたりて、どんどん自立していくものです」と佐々木先生は説いています。

<「子どもは主として母親をとおして、心の発達でもっとも大切な自分が生まれてきた世界への基本的信頼感と、自分の存在に対する自信を獲得して成長していきます。そのためには自分の欲求がいつもしっかり受けとめられ、十二分に愛され保護される必要があります。」>

自分が求めることに、親が応えてくれる。そうすると子どもに信頼感と自信がつき、しっかり自立できるのですね。

■しつけがいき過ぎた“過干渉”は自立の芽を摘み取る

佐々木先生によれば、実は同じ“子どもに手をかける”ことでも、“過保護”と“過干渉”では大きく意味が違うとのこと。

<「過保護というのは、(中略)子どもが望んでいることをやってあげすぎることです。反対に過干渉は、子どもが望んでもいないことをやりすぎることです。どちらも、やリすぎることですが、望んでいることをやりすぎることと、むしろいやがっていることや望んでもいないことをやりすぎることでは、大きな違いがあるように思えます」>

そして、過干渉はしつけと似ていて、「やりたいことを我慢して、やらねばならないことを“やりなさい”とか、やりたいことでも“やってはいけません”ということ」だと説いています。

もちろんしつけは、ほどほどに必要でしょう。しかし“過干渉”になると「自立の芽を摘みとり、自主性、主体性を損なう恐れがあります」とのこと。 何故なら、「子どもの自主性、主体性はやりたいことのなかで育つ」からです。

いくら“やらなければならないこと”ができるようになっても、“やりたいこと”をしないと自主性は育たないのですね。信頼感と自信もつかず、思春期になるとアイデンティティー(自己同一化)が確立できなくなってしまいます。

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