「ただ治療するだけ」の歯科医に通ってると虫歯が再発しやすい!

WooRis / 2014年1月2日 17時0分

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歯医者さんは全国にたくさんあります。厚生労働省の調べで、歯科診療所は68,453カ所(平成24年3月末時点)もあると分かっています。患者の側からすると選びきれないほどの数なので、「何かいい歯医者さんの見分け方があれば」と考えている人も多いはずです。

そこで今回は、“いい歯医者さん”選びのポイントを、富山県の小矢部市で歯科クリニックを開業している、歯周病専門医の渡辺智良先生の協力の下で、考えてみました。

■“いい歯医者さん”は患者としっかり対話をしてくれる

“いい歯医者さん”の定義は、1つではありません。例えば大学病院と地域医療の担い手である歯科診療所、歯科医が所属する組織の社会的役割の違いで、“いい歯医者さん”の定義も変わってくるはずです。

それでもあえてシンプルな言葉で“いい歯医者さん”を考えると、患者と十分な対話をしてくれる先生が“いい歯医者さん”だと分かってきました。

渡辺先生によると、“いい歯科医さん”を見分ける技術的なチェックポイントは実際にいろいろとあるそうです。例えば歯周病患者を前にしたとき、“いい歯医者さん”は歯周ポケットの内側までキュレットという道具を入れて、歯の根の歯石まで清掃してくれるそうです。

ただ、そうした丁寧な治療を歯科医がどれだけ行なっても、大前提として患者本人が再発を防ぐ努力を始めなければ、歯と歯茎の問題は根本的に解決しません。

そこで“いい歯医者さん”は、患者に対して繰り返し、生活習慣の見直しを働き掛けてくれます。プラーク(歯垢)の特徴、歯磨きのやり方、歯ブラシの選び方、歯周病の知識などを対話を通じて指導し、啓発してくれるのです。

■治療の早い歯科医が“いい歯医者さん”とは限らない

歯科医の中には、マスクの向こう側で沈黙を貫いている先生もいます。横になって不安げに口を開く患者の前に現れ、古代の石碑に刻まれた謎の暗号を読み取るような顔付きで口の中をのぞき、歯科衛生士と専門的な言葉をいくつか交わしてから、おもむろに歯を削り、次の患者のもとへ移動するスマートなタイプの先生です。

その静かで洗練された先生の手技は確かに素早く正確かもしれませんが、いくら上手に虫歯を削っても、虫歯になる生活習慣を正さないかぎり、すぐに再発します。

生活改善の指導、虫歯や歯周病になっている原因の説明、今後の治療方針と選択肢を対話の中で提示してくれない歯科医は、根治ではなく目の前の虫歯を削ったり、かぶせたり、インプラントを入れたり、保険の点数をカウントする作業にしか注意が向いていないのかもしれません。

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