過酷な現場…自衛官メンタルヘルス教官が語る「うつ」対処法とは

WooRis / 2014年1月6日 19時0分

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日本でも多くの方が悩みを抱えている“うつ症状”。年始の忙しい時期には、いつも以上に疲れを感じて、症状が悪化したり、うつ症状を初めて自覚されたりする方もいらっしゃるかもしれません……。そんなときは、どう対処するのが良いのでしょうか?

今回は、訓練事故や同僚の自殺、東日本大震災等の惨事に直面した自衛隊のメンタルヘルス指導を行われている下園壮太さんの著書『学校では絶対に教えてくれない 自分のこころのトリセツ』から“うつへのシンプルな対処法”をご紹介します。

■うつ状態は“疲れた自分を守る”自然な症状

下園さんは、「疲れた人がうつ状態になることは、原始人時代から続く”自分を守るため”の自然なメカニズムである」と言います。

もし原始人が病気になったり、けがをしたり、愛する人を失ったりしたときは、エネルギーや戦力が大きく低下し、命の危機に陥りますよね。すると敵の攻撃から身を守るために、緊張して肩や腰に力が入り、肩こりや腰痛が起こりやすくなります。また、夜間に猛獣に襲われないように神経をとがらせるため、眠れなくなります。

そのため、外敵から身を守るためには、引きこもるのが一番。休んで体勢を立て直し、再び戦う力を養うための大事な反応が、うつ状態であると言えるそうです。

■疲れたときの特効薬はシンプルに”休む”

自衛官にとってメンタルヘルスは、切っても切り離せないもの。戦場で戦意喪失したり、精神を病んだりすることは、部隊にとって大きな損失となります。ストレスの嵐の戦場で、軍人が直面する心の問題をどう予防し、治療するかは各国で重要なテーマとして研究されてきました。

そのような中で、戦闘によりストレス反応が出た兵士に対して、所属する部隊が行う最初の対処法は、“治療”ではなく、“休ませる”ということだそうです。「おまえは疲労しているだけで、また部隊に戻ることができる。しっかり休め」と声をかける。すぐに本国に帰すよりも、戦場や社会への復帰かスムーズになるそうです。

下園さんは、「うつ状態の人にも、シンプルに休むことが有効だ」とアドバイスします。

いかがでしたか? 毎日忙しい環境にさらされていると、それが当たり前のように感じ「もっと頑張らなくては」と思いがちです。“疲れを感じたら休む”。そんなシンプルな方法で体をねぎらってあげてくださいね。

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【参考】

※ 下園壮太、柳本操(2013)『学校では絶対に教えてくれない 自分のこころのトリセツ』(日経BP社)

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