旬の甘~いいちご!でも気をつけたい農薬使用栽培の事実

WooRis / 2014年1月31日 15時0分

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さて、この時期とくに甘くおいしくなるものといえば何でしょう? そう、いちごです。

ところでみなさんは、いちごの1シーズンあたりの農薬使用可能回数をご存知でしょうか? 『はかたあまおう』というブランドがある福岡県では、1シーズン63回の使用が認められております。いちごは他の作物と比べて使用回数が多いのですが、それは、“農薬なしでの栽培が難しい”ということの裏返しでもあります。

とはいえ、昨年末の食品表示偽装や、大手食品メーカーの冷凍食品に農薬が混入していた事件など、改めて食の安全に関心が高まっている中、いちごの農薬使用についても、無関心ではいられません。

そこで今回は、“完全無農薬いちご”栽培にチャレンジしている、いちご農家の山下学さんに、食の安全へのこだわりについて伺いました。

■“ほぼ不可能”と言われる無農薬いちご栽培

子どもたちの笑顔が溢れるいちご畑での農作業に楽しみを見出し、脱サラしていちご農家に転身したという山下さん。しかし、いざ、いちご農家になってみると、子どもが好んで食べるものなのに、農薬の使用回数が多いことが気になり始めたそうです。

こんなことから、“無農薬いちご”へのこだわりが徐々に高まっていったとのこと。

■変化する消費者の安全意識

しかし、実際に挑戦を始めると試行錯誤の連続でした。就農8年目の今シーズンのいちご収穫量は、就農当初、農薬を年間7回程度使用していたころと比べて30%ほどしかありません。今シーズンは全体的な天候不良などの影響もあるものの、それでも「少なすぎるので、アルバイトしないと」とのこと。

農薬使用をゼロにするために、夜中に虫の嫌がるハーブを散布したり、受粉を効果的に行うためにミツバチの環境整備をしたり、ありとあらゆる研究を続けてきた山下さん。いちご農家の稼ぎ時でもある、クリスマスシーズンに出荷ができなかったり、虫食いなどの傷ものいちごばかりになってしまったりと、くじけそうになることの連続だったそうですが、それでも最近は消費者のスタンスも変わって、「安心安全なものであれば多少の傷は気にしない」というお客さんが増えてきたとのこと。

いちごに限った話ではなく、食に対する安心安全意識が高まっているのでしょうね。

以上、今回はいちごの無農薬栽培にとりくむ山下さんのお話をご紹介しましたが、いかがでしたか? いちご栽培にそれほど農薬が必要とは、あまり知られていない事実ではないでしょうか?

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