ノリでアップしたら罪に!? イベントで撮った「有名人写真」取り扱い注意事項

WooRis / 2014年5月21日 19時45分

写真

最近は、スマートフォンで撮った写真のクオリティーが上がり、カメラやビデオカメラを買わなくても、スマホさえ持っていれば、イケてる写真や映像を手軽に撮る事ができるようになりましたね。さらに、スマホで撮った写真は、簡単にネットにアップすることも可能になりました。

友人との思い出もたくさん残せるようになった代わりに、どこでも簡単に写真や動画を撮れるようになったことで、ある問題が起きています。それが、イベントなどにおけるアーティストや芸能人の撮影行為です。

「そこにいるんだから写真撮っても大丈夫でしょ?」「みんながやっているからいいでしょ!」なんて軽いノリで写真や動画を撮ったり、撮った写真をネットに上げたりしていると、大変なことになるかもしれません! 

そこで今回は、イベント等でアーティストや芸能人の写真・動画を撮って、サイトにアップする行為が、どんな罪につながるのかについて、アディーレ法律事務所の島田さくら弁護士に聞いてみました。

■1:肖像権の侵害行為になる

「勝手に自分の写真や動画を撮影され、サイトにアップされた場合、撮られた側には“勝手に写真や動画を撮らないで! 勝手に使わないで!”という権利があります。日本の法律や判例で明確に“肖像権”という言葉は使われていませんが、判例上、損害賠償請求や写真の利用差止めの根拠とされています。

一般人であったとしても、いわゆる肖像権の侵害として、写真の削除を求めることができます。ただ、アーティスト等の有名人の場合、もともと自分の名前や肖像が大衆に公表されることをわかって活動しているので、一般人の場合よりも、肖像権で保護される範囲が制限されるとの考え方もあります」

■2:パブリシティ権の侵害行為になる

「アーティスト等の有名人の場合、肖像権のほかに、パブリシティ権が問題となります。アーティスト等は、人気を得るために様々な努力をしています。そして、アーティスト等を売り出す会社も、プロデュースの戦略を練ったり、市場調査をしたりと、売り出すためにお金をかけて努力をしています。

そうして、その人に人気が出て、ファンがついて、その関連商品等々が売れれば、その売り上げが会社とアーティストに入って、もっと頑張れるという構造になっています。努力をして得られた人気とお金は、努力をしたものに戻ってくるのが健全な構造です。

にもかかわらず、なんの関係もない人が勝手にアーティストの人気を利用するために、写真や動画を撮って、儲けを得るということになると、アーティストや会社としては、“私たちの努力を横取りしないで!”と言いたいですよね。これが、パブリシティ権というものです。

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