同級生とだけ遊んでる子は伸びない!? 「異年齢保育」のメリットとは

WooRis / 2014年6月19日 11時45分

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近年、少子高齢化が進んでいる日本において、沢山の兄弟と一緒に遊ぶ、というのはなかなか難しい環境になってきています。また都会では1人っ子も多く、兄弟も含め異年齢の子と接触することが減ってきています。

しかし、同級生とだけ遊んでいる子どもは、異年齢のグループで遊んでいる子どもに比べて、成長する機会が、少ないと言われています。

そこで今回は、千葉県にある松の実保育園の職員の方々による著書『子どもの育ち・保育者の仕事』を参考に、“異年齢保育のメリット”を紹介します。

■異年齢との接触は成長のチャンスにあふれている

<ポットから自分でお茶をつぐ事さえ、子どもは自分より少しだけ大きい仲間がやっているのをみて、あこがれ、自分もやってみたいと思い、失敗してがっかりしたり成功してわたしだって大きい人だと自信をもったり、そして自分より小さい人にやってあげたり教えてあげたりできる時の得意な気持ち。

何でもない事のようですが、毎日がこんな事であふれています。>

年齢が近い子ども同士の関係を上手に作ってあげることが、子ども達にとっての成長の機会につながるようです。大人と子どもの1対1の関係では、なかなかこういった関係は作りにくいでしょう。

■月齢の低い子ほど小さい子と遊ぶことで自信に繋がる

<混合年齢の中では、月齢の高い4月生まれの子でもクラスのなかでは小さい子という立場になったり、月齢の低い3月生まれの子どもでも次の年には自分より小さい子のいる立場になります。

この事は子どもにとってとても重要な事です。特に月齢の低い子にとって、年齢別保育だといつも自分が小さい、弱い、できない立場にいるという事からの劣等感をもちやすいのです。>

幼い時の月齢の差は、とても大きいですよね。確かに異年齢混合保育には、こういったメリットがありそうです。同じように異年齢での遊びも、それぞれの子ども達にとって、いい成長の機会でもあるようです。

■自分より小さい子との接し方が学べる

<大きい子にとっては、いじめたつもりじゃないのに泣き出されたり、時には小さい子の出した遊具をかたづけてと頼まれたり、ある意味では不公平を感じる存在でもありますが、そこで大きい子だからという誇らしい気持ちも芽生えるし、寛容さを学ぶ場にもなります。>

小さい子だけにメリットがあるのではなく、大きい子にもメリットがあるということです。確かに月齢の差が大きいといっても、同い年だと先輩後輩、という関係性でもないので、保護者のほうも、逆に平等に接することを重視して、結果としてどちらかに無理をさせてしまうかもしれません。

以上、“異年齢保育のメリット”を紹介しましたが、いかがでしたか?

近年では、“異年齢の子どもが8人以上の集団で外遊びをしていたら天然記念物”と教育関係者の間で言われているようですが、意識して異年齢の子どもの遊び環境を作ってあげてみてください。子どもの成長が変わってくるはずです。

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【参考】

※ 松の実保育園(2000)『子どもの育ち・保育者の仕事 松の実保育園の保育実践』(明治図書出版)

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