手口を知って未然に防ぐ!「振り込め詐欺」ダマシの実録ストーリー

WooRis / 2014年7月7日 19時45分

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全国では今、“振り込め詐欺”撲滅に向けて、様々な取り組みがなされています。

最近では、手口がパターン化されていることが多いにも関わらず、残念ながら被害者があとを絶たないとのことです。

そこで今回の記事では、千葉県行徳警察署副署長の露﨑充さんから伺った“振り込め詐欺の典型的なストーリー”をご紹介します。

こんな話が身近でおきたら、まずは「詐欺?」と疑ってみることが大切です。犯人は巧みなストーリーを仕掛けてきますので、細心の注意を払ってください。

■“鞄をなくした”と電話が入る

「まず、息子や親族を名乗り“鞄をなくした”という電話が入ります。同時に“携帯電話を変えたので”と新しい番号を伝えたあと、いったん、電話は切れます。

しばらくすると鞄が見つかった、という電話が入るのですが、この電話は話の信憑性を高めるために駅や警察を名乗る電話が多く、“○○さんの鞄が●●(駅など)で見つかりました、ざっと見ましたが中身も無事です”というような連絡が目立ちます」

■鞄はあったけど現金がない

「しばらくすると、再び、親族から連絡が入ります。“鞄が見つかったのはいいが、入っていたはずの現金数百万円が見当たらない、今日中に用意できなければ会社をクビになってしまう……”という筋書きが目立ちます」

このときに、複数人の登場人物が出てきて、「300万円のうち200万円は課長が立て替えてくれることになった」や「300万円のうち150万円は友人に借りることができた」などと嘘をいい、“後少しでなんとかなる”という心理を突いてくる手口が多いようです。

■代理人にお金を渡すよう指示される

「そして、すっかり話を信じ込んでしまった被害者は、銀行にお金を下ろしに行きます。その後、自宅付近に代理で訪れた親族の同僚を名乗る者に、お金を渡してしまうのです」

本人ではなく、同僚がお金を受け取りにきていることについても、もっともらしい理由を述べるそうなので、被害者は「おかしいかな?」と感じながらも、ここでも騙されてしまうのです。

いかがでしたでしょうか? 典型的なパターンとして、“鞄の中にあったはずの現金がない”、“今日中にお金を用意しないと大変なことになる”、“なぜか本人でなく代理人が受け取りにくる”という共通のポイントがあるようです。

振り込め詐欺の電話は、その日ごとに“特定の地域”に集中して掛けられる傾向も出ています。今回ご紹介したような被害の実態について、千葉県警察本部では被害の惨状を周知することが重要と考え“振り込め詐欺被害者の声”という被害手口を広報する冊子の配布を行い、啓発活動も行っています。

今回ご紹介したストーリーを忘れずに、ご自身はもちろん、周囲の人にも振り込め詐欺の被害者にならないよう注意を呼びかけていきましょう。

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【取材協力】

※ 露﨑充・・・千葉県行徳警察署副署長。警視。

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