いい子に直す必要なし!「悪ガキ」の個性を上手に伸ばす方法とは

WooRis / 2014年9月6日 19時45分

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現在、社会で大活躍している人に会うと、“この人はどんな子ども時代を過ごしたのだろうか?”とか“どんな家庭で育ったんだろう?”などという興味は沸きませんか? 我が子のあまりの悪ガキぶりに翻弄されていると、そんな人の話を参考にしたい、という気持ちを親は自然と持つのではないでしょうか?

そこで今回は、臨床心理学者の河合隼雄さんの著書『あなたが子どもだったころ』を参考に、“問題児の個性を肯定することの大切さ”について紹介します。

■問題児を“よい子”にしようとしなくてよい

<子ども時代が大切だからといって、現代の多くの親が考えるように、子どもを「よい子」に育てる努力をする、などというものではない。簡単にいい切るなら、ここに登場された十人の方々は、子ども時代は今でいう、「問題児」だったといえるのではなかろうか。>

これは、本書で自身の子ども時代を語っている作家、大学教授、詩人、哲学者など十人の話を聞いた著者の感想です。

確かに、不登校、自殺未遂、万引き、家出など全ての子育てにおける問題が揃っている、といった感じで、一人として”よい子”はいませんでした。

■問題から逃げずに親子で取り組むことが大切

<「問題児」とは親や教師が解くべき「問題」を提出してくれている子どもである、と私はいったことがあるが、そういう意味で、それぞれの十人の方が大きい課題を背負って、子ども時代から苦闘して来られたことがよく了解できる。>

“問題”とは、子ども自身の問題というより、親が子どもと一緒になって解くべき問題というように捉えられており、どの家庭も、その問題を解くために苦労している様子、あるいは、親子関係が読み取れます。

本書でインタビューを受けている人達は、まさに偉人とも言える才能の持ち主たちばかりなので、程度の差こそあれ、問題から逃げずに親子で取り組む、ということが本当に大切なことだと、認識できます。

■親の焦りが子どもの個性を歪ませてしまうことも

<子どもを育てるのによくないのは「焦り」である。親は「早く、早く」とせきたてて、自分の子どもが個性を歪ませるのを助長していることが多い。>

そして、この個性が、先ほどから出ている問題と結びついて発育することが多いので、個性を伸ばすことが、なおさら現代社会では難しいと言われています。

もちろん、個人差はありますが、“個性的な人が問題児だった”と言われることが多いのは、このためなのです。

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