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夫の浮気を許すのが “いい女”?【アルテイシア】

ウートピ / 2021年2月17日 21時1分

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ひがみ、ねたみ、そねみなのか、無邪気なのか。アドバイスかクソバイスか……。私たちをモヤっとさせる言葉を収集する「モヤる言葉図鑑」。

作家のアルテイシアさんと一緒に「モヤる言葉」を観察していきます。今回は「夫の浮気を許すのがいい女」です。

「妻の鑑」「神対応」に、えっ?

「夫の浮気を許すのがいい女」

男性に都合のいい言葉オブ・ザ・ワールドである。

歌舞伎役者や元議員の浮気が発覚した時、「離婚はしません」「夫婦で反省して再出発します」と頭を下げる妻を「妻の鑑」「神対応」とメディアが評価するのをたびたび目にする。

その絵面に「家父長制のニオイがプンプンするぜッー!!」とスピードワゴン顔になる。

もし浮気したのが女だったら「妻の浮気を許すのがいい男」とは言われず、むしろ「男のくせに情けない」と言われるんじゃないか。

「浮気は男の甲斐性」「女遊びは芸のこやし」なども、男性にだけ使われる言葉である。

男の浮気には寛容で、女の浮気には不寛容。ジェンダーギャップ指数121位のヘルジャパンは、明治から変わらず、男に都合のいい国家なのだ。 

明治時代の姦通罪は、不倫した妻(とその相手の男性)だけが罰せられて、夫の不倫は罪にならなかった。戦後に日本国憲法で男女平等が定められ、姦通罪は同条に違反するとして廃止された。

法律が変わって家制度が廃止されても、この国は男女不平等のままである。

選択的夫婦別姓に反対する政治家たちの本音も「女は文句言わず夫の姓を名乗れ」だろう。彼らは時計の針を明治に戻したいのだ。

「女は子ども産んで家事育児してろ。タダ働きさせて経済力を奪えば文句も言えないし、浮気されても殴られても夫に従うしかないし、やっぱ家父長制ってサイコー!」

という本音がポロッと漏れてしまい、「誤解を招く表現をフンガフンガフン」と言い訳するのだ。

そんな保守派のおじいさんたちに「夫の女遊びぐらい大目に見てやりなさいよ!ガッハッハ」とか言われたら、グレッチを乱射してしまうかもしれない。

でも暴力で解決しようとするとポリス沙汰になるので「いえ夫の金玉を砕きます」と片手でクルミを握りつぶして、ぞっとさせようと思う。

男の性欲に甘い社会

私個人は「不倫は夫婦間の問題であり、他人が口出しすることじゃない」という意見だ。ワイドショーのコメンテーターが「子どもが可哀想」と話すのを聞くと「だったらテレビで取り上げるなよ」と思う。

有名人の不倫が発覚した場合、最近は男女共に叩かれる。しかし妻に浮気された夫側が「妻のケアができていなかったのでは」などと批判されることはないが、その逆はよく見かける。

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